Band-in-a-Box Mac 版 バージョン32 マニュアル
第5章 ソングの演奏
ファイルを開く
Band-in-a-Boxでは、ソングファイル(.SG_、.MG_)、オーディオファイル(WAV、MP3、M4A等)、MIDIファイル、カラオケファイル、動画ファイル、MusicXMLファイル、ABC譜ファイルを開くことができます。
ファイルを開くには、ツールバーの [開く] か [ソング] ボタンを使います。[ソング] ボタンの上部を押すと、規定の方法でファイルを開くことができます。それ以外の方法で開くにはボタンの下部を押します。ボタン上部の規定動作はこのメニューの「ボタン上部の規定動作を設定」 を使って変更できます。
Finderでソングを開く
ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを押し、メニューから「ソングを開く」を選択します。または、[command]+[O] か [S][S][4][return]を押します。
ドラッグ&ドロップでファイルを開く
FinderからファイルをBand-in-a-Boxにドラッグ&ドロップすることで、開くことができます。この機能に対応するファイル形式は、ソングファイル(.SGU、.MGU)、オーディオファイル(.WAV、.M4A、.MP3等)、MIDIファイル(.MID)、MusicXML(.XML等)、ABC譜ファイル(.abc)です。ファイルの形式によっては、新規ファイルとして開くか、現行ソングにインポートできます。どちらにするかは、ファイルをドロップした際に選択できます。
ソングピックウィンドウでソングを開く
このウィンドウでは、最高60,000曲のソングを表示でき、各ソングの詳細情報(タイトル、スタイル、キー、テンポ、拍子、メロディー/ソロ/歌詞の有無等)が確認できます。ソングを開く前ウィンドウ内でコード進行を確認したり、現行ソングと同じコード進行やメロディーを持つソングを検索したりすることも可能です。
ウィンドウを開くには、ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを使います。または、[command]+[F7] か [S][S][return] を押します。

最初にこのウィンドウを開くと、ホームフォルダ(Band-in-a-Box>MySongs)のソングリストを構築することを促すメッセージが表示されますので、指示に従ってください。
ホームフォルダ以外のフォルダのソングを表示したければ、左上部の【変更】ボタンを押します。そして、該当メニューを使ってフォルダを参照したり、お気に入りフォルダダイアログを開いたりして目的のフォルダを指定します。このボタンのメニューを使ってホームフォルダを変更することもできます。
「ホームフォルダで開く」にチェックを入れておくと、フォルダを指定せずにウィンドウを開いても、現行フォルダでなくホームフォルダが表示されます。
ウィンドウの左下には、リストで選択中のソングのコード進行が表示され、ソングを開く前に確認できます。このコード進行をハイライト選択し、コピーしてテキストファイル等に貼り付けることもできます。
リストを様々な要素で絞り込み表示できます。
[文字フィルター] 例えばloveとタイプすると、いずれかの列でloveを含むソングを探せます。 |
【コード・メロディー】フィルターボタンを押し、表示されるメニューから「指定のコード進行に一致」を選択すると、指定するコード進行を持つソングを検索できます。
ダイアログを開いたら、入力欄にDm7 | G7 | C | というように縦棒で小節線を表しながらコードをタイプします。 この機能はコードのバリエーションを同じと判断します。例えばCを探す際、CMaj7やC/Eも検索結果に含まれます。 初期設定ではキーに左右されないコード進行を検索します。例えばDm7-G7-C(1-4-7)を探す際、Am7-D7-G(1-4-7)も同じと判断されます。キーで相対的に見たコード進行を検索するには、「キーが相対的に同じ」 を有効にし、キーを指定します。例えばキーを指定せずにC-D-Eを検索すると、DキーのD-E-Fや CキーのF-G-Aが一致すると判断されますが、CキーでのC-D-E(1-2-3)を検索すると、DキーのD-E-F(1-2-3)は一致すると判断されても、CキーのF-G-A(4-5-6)は違うと判断されます。 [OK] ボタンを押してソングピックウィンドウに戻ると、指定したコード進行によってリストがフィルターされます。そして、各ソングのどの部分にそのコードが存在するかがリストの下に表示されます。 |
[コード・メロディー] フィルターボタンを押し、表示されるメニューから「現行ソングの指定範囲のコード進行に一致」を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のコード進行と同じコード進行を持つソングを検索できます。ダイアログを開いたら、「範囲の指定」欄で開始小節と小節数を入力して範囲を指定します。【更新】ボタンを押すと、その範囲のコード進行がダイアログに表示されます。検索条件に、「キーが相対的に同じ」、「キーが同じ」、「コードのエクステンションが同じ」、「拍子が同じ」を加えることもできます。
[コード・メロディー] フィルターボタンを押し、表示されるメニューから「現行ソングの指定範囲のメロディーに一致」を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のメロディーと同じメロディーを持つソングを検索できます。ダイアログを開いたらまず、照合先トラックを選択します。そして、範囲を指定し、【更新】ボタンを押します。初期設定では、例えば C4,D4,E4は C4,D3,E5 と同じというように、オクターブの動きが違っても同じと判断されますが、「オクターブの動きが同じ」を有効にすると、例えば C4,D4,E4は C4,D3,E5とは違うと判断されます。
[コード・メロディー] ボタンを押し、メニューの「現行ソングの指定範囲のメロディーに一致」 を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のメロディーと同じメロディーを持つソングを検索できます。ダイアログを開いたらまず、照合先トラックを選択します。そして、範囲を指定し、[更新] ボタンを押します。
ソングピックウィンドウの右下には、ソングを他の方法で検索したり、他のダイアログにアクセスするためのボタンがあります。
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【開く】:ソングピックウィンドウを閉じ、「ファイルを開く」のダイアログを開きます。 |
ショートカットキーを使ってソングを開く
ファイル名が分かっていれば、ソングピックウィンドウ等を使わずに、ショートカットキーを使ってソングを素早く開くことができます。[S][O][N][G](ファイル名)[return] をタイプします。タイプするファイル名は一部で構いません。例えば、現行フォルダがSongsの際に [S][O][N][G][Z][Z][W][return]と打つと、Songsフォルダに保存されているzzwaltz.MG8が開きます。
お気に入り/最近使ったソングを開く
[開く] か[ソング] ボタンを使って、「お気に入り/最近使ったソング」 ダイアログを開きます。ホットキーを使う場合はお気に入りソングは [S][S][3][return]、最近使ったソングは [S][S][4][return] です。

左上部のボタンを使って「お気に入り」 と「最近使用」 のリストを切り替えます。 「お気に入り」 のリストには、[お気に入り] ボタンを使って追加したソングが表示されます。「最近使用」 のリストには、使ったソングが自動的に追加されます。新規に保存したソングも追加されます。(「使用アイテムを自動追加する」 を有効にしておいてください。)
ソングを選んだら、[OK] ボタンを押します。「選択時に演奏を開始する」 を有効にしておくと、[OK] ボタンを押すとすぐに演奏が開始します。
お気に入りフォルダからソングを開く
ソングを一度開くと、そのフォルダがお気に入りフォルダとして自動的に登録されます。お気に入りフォルダを表示するには、ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを押し、メニューの「お気に入りフォルダからソングを開く」を使います。または、[S][S][6][return]キーを押します。「お気に入りフォルダ」ダイアログが開きますので、フォルダを選択し、【OK】ボタンを押します。すると、選択したフォルダを表示する「ファイルを開く」のダイアログが開きますので、ソングを選択し、【開く】ボタンを押します。
前のソングを開く/次のソングを開く
ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを押し、メニューの「前のソングを開く」または「次のソングを開く」を使うと、アルファベット順で現行ソングの前または次に並んでいるソングを開くことができます。ホットキーは、前のソングを開くには [S][S][7][return] か [control]+[shift]+[F8]、次のソングを開くには [S][S][8][return] か [shift]+[F8]です。
MIDIファイルを開く
ツールバーの [開く] ボタンを押し、メニューの 「MIDIファイルを開く」 を選びます。 または、ファイルメニュー>開く(各種)>MIDIファイルを開く を使います。ホットキー [S][S][9][return] を使うこともできます。
MIDIファイルを開くと、コード進行がコードシートに書き出され、その他のデータはメロディートラックに書き出されます。スタイルは自動的に無効に設定されます。これは、MIDIファイルをそのまま、つまり、伴奏生成なしで再生するためです。MIDIファイルとBand-in-a-Box による伴奏を一緒に聞きたければ、ツールバーの現行ソング欄に表示されるスタイル名を右クリックしてメニューの「スタイル有効」 にチェックを入れます。そして、スタイルを選択し、画面の[演奏] ボタンを押します。
カラオケファイルを開く
ツールバーの【開く】ボタンを押し、メニューの「カラオケファイルを開く」を選びます。または、ファイルメニュー>開く(各種)>カラオケファイルを開く を使います。ホットキーは [S][S][1][3][return] です。
カラオケファイル(.KAR)を開くと、コード進行がコードシートに書き出され、その他のデータはメロディートラックに書き出されます。スタイルは自動的に無効に設定されます。これは、カラオケファイルをそのまま、つまり、伴奏生成なしで再生するためです。カラオケファイルとBand-in-a-Boxによる伴奏を一緒に聞きたければ、ツールバーの現行ソング欄に表示されるスタイル名を右クリックし、メニューの「スタイル有効」にチェックを入れます。そして、スタイルを選択し、画面の【演奏】ボタンを押します。
オーディオファイルを開く
WAVやAIFF形式等のオーディオファイルを開くには、ツールバーの[開く] ボタンを押し、メニューの「オーディオファイルを開く」 を選びます。または、ファイルメニュー>開く(各種)>オーディオファイルを開く を使います。ホットキーは [S][S][1][0][return] です。
MusicXMLファイルを開く
Finale、Sibelius、Guitar Pro等の楽譜編集プログラムで作成したファイルを開くには、ツールバーの [開く] ボタンを押し、メニューの 「MusicXMLファイルを開く」 を選択します。そして、MusicXMLファイルを選ぶと、「MusicXMLファイルを開く」 のダイアログが開きます。
「トラックを選択」の欄には、MusicXMLファイルに存在するトラックが表示されます。ここで、Band-in-a-Boxに開きたいものを選択します。複数を選択するには、[command]キーを押しながらクリックします。MusicXMLファイルに含まれていても、この欄で選択されないトラックは開きません。
初期設定では、MusicXMLファイルに存在するすべてのトラックはユーティリティトラック1~16に開きます。「トラックを選択」の欄を右クリックすると、トラックの宛先を変更したり、ギターカポの設定を行ったりできます。
取り入れるトラックや宛先を選択したら、ファイルからどのデータ(音符、コード、テキストイベント等)を取り入れるかを選択します。
「BBソング形式のための調整小節数」のオプションでは、MusicXMLファイルを開く際に頭に付け加える小節数を入力します。これは、Band-in-a-Boxのソングの出だしの2小節カウントインに合わせるためのものです。MusicXML ファイルにカウントインがなければ、2を入力してください。
「MusicXMLファイルの頭から省く小節」のオプションを使って、特定の小節からデータを読み込めます。例えば4を入力すると、第5小節からデータが読み込まれます。
トラックの選択や宛先の変更、データの選択、その他のオプションの設定を行ったら、【OK】ボタンを押し、MusicXMLファイルをBand-in-a-Boxに開きます。
ABC譜ファイルを開く
ABC譜ファイルは、世界で広く使われているシンプルなテキスト形式のファイルです。ABC譜ファイルを開くには、ツールバーの【開く】ボタンを押し、表示されるメニューから「ABC譜ファイルを開く」を選択します。ABC譜ファイルに関する詳細は、abcnotation.comをご覧ください。
LyricLabファイルを開く
LyricLab (開発者:JJoanne Cooper、ウェブサイト: www.lyriclab.net) のAIが生成した歌詞やコードを Band-in-a-Box に取り入れることができます。
LyricLabのウェブサイトでは、雰囲気、ミュージシャン、キー、歌詞の言語等を選択するだけで、数秒で歌詞やコードが自動生成されます。生成された歌詞やコードはテキストファイルにコピーして保存できます。(注釈:日本語の歌詞を含むテキストファイルはANSI文字コードで保存してください。) テキストファイルの各行はBand-in-a-Boxでは各小節に相当します。このため、テキストファイルを保存する際に、各行のコードの数を1つにしておく必要があります。例えば、下の左図のように、各行にコードが2つずつあるテキストファイルをBand-in-a-Boxで開くと、各行の最初のコードしか認識されません。しかし、右図のように、2つ目のコードの前に改行を加え、各行にコード1つだけにしてからテキストファイルを開くと、すべてのコードが認識されます。

ファイルの用意ができたら、Band-in-a-Box に戻り、[L][L][reruen]キーを押すか、ファイルメニュー>LyricLabファイルを開く を使って該当ファイルを開きます。すると、コードがコードシートに書き出され、歌詞は小節単位歌詞としてコードシートや歌詞ウィンドウ等に表示されます。

スタイルの選択
伴奏トラックを自動生成するには、スタイルが必要です。Band-in-a-Boxには、ジャズ、ポップ、ロック、カントリー、フォーク、ブルース、ワールド等の多様なジャンルのスタイルが豊富に備わっています。
スタイルピックウィンドウを使用すると、検索、絞り込み表示、並べ替え、オーディオデモの試聴等の機能を活用しながらスタイルを選択できます。 このウィンドウを開くには、ツールバーの【スタイル】ボタンを使います。または、[S][return] か [control]+[F9]を押します。

リストでスタイルをクリックし、【デモ】ボタンを押すとか、そのスタイルをオーディオデモで試聴できます。また、【+】ボタンを押すと表示されるメニュー内の「ダブルクリックしたらオーディオデモでなくソングで試聴する」からチェックが外れている場合は、リストでスタイルをクリックすることで、デモが再生されます。
スタイルを選択し、【適用】ボタンを押すと、選択スタイルが現行ソングに適用されます。このボタンを押してもトラックは生成されません。【生成】ボタンを押した場合は選択スタイルが現行ソングに適用され、そのスタイルによってトラックが生成されます。 (詳細は第6章)
伴奏生成・演奏の操作
ツールバーのボタンまたはコンピュータキーを使って、ソングの演奏を操作します。
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[演奏] 既に生成された伴奏を使って演奏します。 初めて演奏する(伴奏がまだない)場合は伴奏を生成してから演奏します。 [command]+[R]
[演奏(新伴奏)] 伴奏を新たに生成して演奏します。フリーズ中のソングでは伴奏を生成しませんが、[shift]キーを押しながらボタンを押すと伴奏を生成できます。 [F4]
[繰返し演奏] ボタンにチェックが入っている場合、ソングは最後まで演奏したら最初に戻って繰り返しを続けます。ボタンをクリックすると、繰り返しにメニューが表示され、コードシートで選択している範囲を繰り返したり、繰り返し設定現行ソングまたは全般的に切り替えたりすることができます。
[指定小節から演奏] 指定する小節から演奏します。 [control]+[F]
[停止] 演奏または録音を停止します。 [esc]
[一時停止] 演奏を一時停止します。再度押すと、現行位置から演奏が開始します。 [control]+[H]
ボリューム・パン・リバーブ・トーンの設定
各トラックのボリュームやパン、リバーブ、トーンの設定は、ミキサーウィンドウで行います。
数値を変更するには、スライダーを左右に動かすか、スライダーや数値上にカーソルを置きマウスホイールを動かします。[command]キーか[shift]キーを押しながらスライダーを動かすと、全トラックの数値が変化します。[command]キーを押しながらスライダーを動かした場合は全トラックの数値が同じになって変化し、[shift]キーを押しながらスライダーを動かした場合は全トラックの数値が相対的な釣り合いを保ったまま変化します。また、スライダーをダブルクリックすると、初期設定の値にリセットされます。変更はソングの演奏中でも行えます。
特定トラックの消音/ソロ演奏
ミキサーウィンドウの【M】か【S】ボタンを使います。
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【M】ボタンが赤または青で表示されているトラックは消音状態です。【S】ボタンが黄色で表示されているトラックはソロ状態です。
青で表示されている【M】ボタンを右クリックすることで、他のトラックのソロや消音状態を変更できます。例えばギタートラックがソロの状態の際に、青で表示されているドラムトラックの【M】ボタンを押すと、ドラムトラックの消音が解除されると同時にギタートラックのソロが解除されます。

ショートカットキーを使って消音やソロを行うこともできます。
[command]+[2] = 全トラックを消音
[command]+[3] = ベーストラックを消音
[command]+[4] = ピアノトラックを消音
[command]+[5] = ドラムトラックを消音
[command]+[6] = ギタートラックを消音
[command]+[7] = ストリングストラックを消音
[command]+[8] = メロディートラックを消音
[command]+[9] = ソロトラックを消音
[command]+[0] = スルートラックを消音
[option]+[shift]+[Z] = 現行トラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[3] ベーストラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[4] ピアノトラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[5] ドラムトラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[6] ギタートラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[7] ストリングソロトラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[8] メロディーストラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[9] ソロトラックをソロ
[command]+[2] に続いて [command]+[0] スルートラックをソロ
MIDIトラックの楽器の選択
マルチピックライブラリを使って、宛先トラックの選択、楽器の試聴、フィルター機能等を活用しながら、MIDIトラックの楽器を選択できます。
ツールバーの【マルチピックライブラリ】ボタン (または [F7]キーか[M][return]キー) を使ってマルチピックライブラリを開き、上部の【楽器】タブを押して、MIDI楽器のリストを表示します。

まず、左上部のドロップダウンから対象トラックを選択します。そして、フィルターや試聴等の機能を活用しながらMIDI楽器を選択します。目的のMIDI楽器が見つかったら、【適用】ボタンを押して、そのMIDI楽器を宛先トラックに適用します。このボタンを押してもトラックの生成は行われません。【生成】ボタンを押すと、選択したMIDI楽器が宛先トラックに適用され、さらにトラックが生成され、ソングが演奏されます。
プラグイン(シンセサイザー/エフェクト)の選択
各トラックに対し、MIDI出力ソフトウェアシンセサイザー(sforzando、SynthMaster等)やエフェクトを選択できます。選択はミキサーウィンドウのプラグインの画面で行います。

MIDIのトラックには1つのシンセサイザーと3つのエフェクトを選択でき、オーディオのトラックには4つのエフェクトを選択できます。プラグインを選択するにはプラグインの名前をクリックしてメニューを開き、「プラグインを選択」をクリックします。プラグインを選択する度に初期設定ではそのウィンドウが自動的に開きます。
プラグインの名前をクリックするとメニューが開き、プラグインの選択、プリセットやグループの選択*、プラグインのオプションの設定等を行えます。 (*注釈:プリセットとは個々のプラグインで行った設定、グループとは各トラックで選んだプラグインのまとまりのことです。グループは、各トラックに選択しているすべてのプラグインのプリセットを含んでいて、TGSファイルとして保存されます。)
VST3プラグイン
VSTやAUだけでなく、VST3もプラグインとして使用できます。
VST3を選択するには、目的のトラックを右クリックし、メニューから「VST3プラグインを選択」を選びます。すると、VST3選択ウィンドウが開きます。初めてこのウィンドウを開く際、リストは空の状態で、VST3プラグインのスキャンを求められます。「はい」と答えると、スキャンが開始されます。スキャンが完了すると、選択可能なVST3プラグインのリストが表示されます。
現行トラックにVST3プラグインを適用するには、それをリスト内でダブルクリックするか、画面右下にある【選択】ボタンを押します。

[注釈:ウィンドウの名前は、シンセサイザー (MIDIトラックの音源)を選択する際は 「VST3 MIDIインストゥルメント選択」、エフェクトを選択する際は 「VST3オーディオFX選択」になります。]
ソフトウェアシンセサイザー sforzando
Sforzando(Plogue社開発)は.SFZ形式に対応したサウンドプレイヤーです。Band-in-a-BoxではMIDIトラックをHi-Q楽器で再生するためのVSTシンセサイザープラグインとして使うことができます。
MIDIトラックをsforzandoで再生するには、ミキサーウィンドウのプラグインの画面で現在選択されているシンセサイザーの名前をクリックし、メニューから「VST2/AUプラグインを選択」を選びます。ダイアログが開くので、<VSTi>Plogue Art et Technologies, Inc: sforzando選択し、【OK】ボタンを押します。

[注釈:もし、sforzandoが表示されていなければ【プラグインを追加】ボタンを使って取り入れます。sforzando の保存先はLibrary>Audio>Plug-Ins>Componentsです。]
すると、sforzandoのウィンドウが自動的に開くので、左上部にある【INSTRUMENT】をクリックしてHi-Q楽器を選択します。

上記以外にも、sforzando と Hi-Q 楽器のプリセット (予め用意された組み合わせ) を選択する方法があります。ミキサーまたは画面上部のトラックボタンを右クリックし、表示されるメニューでMIDI楽器を選択>Hi-Q楽器のプリセットを選択に進みます。ダイアログが開いたら、プリセット(.tgs)を選択し、OKボタンを押します。

その後、Hi-Q 楽器と sforzando が選択されていることをミキサーウィンドウで確認できます。
また、MIDIスーパートラックを含むスタイルを選択すると、該当トラックに Hi-Q 楽器と sforzando が自動的に設定されます。ミキサーウィンドウのプラグイン画面に表示される sforzando の名前を右クリックすると、そのウィンドウが開きます。ここで、Hi-Q 楽器にエフェクトを加えたり、別の Hi-Q 楽器に変更したりできます。

ソフトウェアシンセサイザー SynthMaster Player
Band-in-a-Box には、KV331 Audio が開発したソフトウェアシンセサイザー SynthMaster Player が付属します。SynthMaster Player には多くの音色が含まれており、特にモダンやテクノ系のサウンド作成に役立ちます。
MIDI トラックを sforzando で再生するには、ミキサーウィンドウのプラグインの画面で現在選択されているシンセサイザーの名前をクリックし、メニューから「VST2/AUプラグインを選択」を選びます。ダイアログが開くので、<VSTi> KV331 Audio: SynthMaster 2 Player を選択し、【OK】ボタンを押します。

すると、該当トラックに SynthMaster Player が使用されることをミキサーウィンドウで確認できます。

SynthMaster Player にはたくさんの音色が含まれています。ミキサーウィンドウの KV331 Audio: SynthMaster 2 Player と表示されている部分をクリックすると、SynthMaster Player のウィンドウが開きます。ここで、音色を選択できます

ミキサーウィンドウを見ると、該当トラックに SynthMaster Player プラグインが選択されていることを確認できます。SynthMaster Player の音色をカスタマイズしたければ、KV331 Audio: SynthMaster 2 Player と表示されている部分をクリックします。すると、SynthMaster Playe rのウィンドウが開くので、音色の変更やエフェクトの適用等を行います。

また、PG Music が用意した SynthMaster Player と音色の組み合わせをMIDIトラックに選択することも可能です。これには、マルチピックライブラリを使用します。まず、【MIDI楽器】タブを押してMIDI楽器のリストを表示したら、フィルター欄で「SynthMaster」のみを選択します。すると、SynthMaster Player と音色の組み合わせ (.tgs) がリストに表示されるので、試聴等の機能を活用しながら選択します。
この他、SynthMaster Playe rを使う MIDIスーパートラックを含むスタイルを選択することも可能です。スタイルピックウィンドウのフィルター欄で「その他」のボタンを押し、表示されるメニューから「指定のMIDIスーパートラックセットのスタイル」を選択し、セットNo.39またはNo.40を指定します。これらのスタイルを選択すると、該当トラックに SynthMaster Player が自動的に設定されます。
アレンジオプション/リードイン
環境設定と環境設定2ダイアログを使って、アレンジの仕方やリードインの使い方をプログラム全般的に設定できます。

エンディングを生成する:有効にすると、ラストコーラスの後にエンディングが生成されます。(注釈:エンディングの生成をプログラム全般的には有効にしても、ソング毎には無効にするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)
プッシュのボリューム調整: MIDIトラックにおいて拍の頭の直前で弾くプッシュコードのボリュームを他のコードと相対的に調整します。プッシュは少し大きめに演奏すると効果的です。(注釈:このオプションはMIDIトラックに適用されます。リアルトラックのプッシュのボリュームはリアルトラック設定ダイアログ、リアルドラムトラックのプッシュのボリュームはリアルドラム設定ダイアログで調整します。)
ブレイクを尊重する:有効にすると、コードに付けたブレイク(休止、ショット、ホールド)が演奏時に反映されます。休止の多いソングにおいてドラムが休止してリズムが掴みにくく録音が上手くいかない場合等は無効にするとよいでしょう。
ソングのプッシュを尊重する:有効にすると、コードに付けたプッシュが演奏時に反映されます。
スタイルのプッシュを尊重する:有効にすると、スタイルに組み込まれているプッシュが演奏時に反映されます。
エンディングを生成する:有効にすると、ラストコーラスの後にエンディングが生成されます。(注釈:エンディングの生成をプログラム全般的には有効にしても、ソング毎には無効にするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)
リードインを入れる:有効にすると、ソングの頭にリードインが入ります。無効にするとリードインは入りません。
イントロがあってもリードインを入れる:イントロがあるソングではリードインを入れないのが普通ですが、このオプションを有効にして、イントロがあってもリードインを入れることができます。
リードインのタイプ:リードインを入れる際、1-3-1234等のカウントではなく、2小節分のドラムパターンにできます。単純なカウントではなくドラムパターンが聞こえてくると、これから始まるソングのイメージが掴めます。
リードインを演奏する:リードインを入れる際、普通はこのオプションを有効にしてリードインが聞こえるようにしますが、リードインを入れても聞きたくなければ無効にします。
カウントのボリューム:カウントのボリュームを調整します。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。
カウントの楽器:カウントするドラム楽器を選びます。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。
カウントのパターン:カウントのパターンを選びます。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。ドラムトラックがリアルドラムの場合はどんなパターンを選択しても1-3-1234 が聞こえます。
ドラムリードイン (現行ソング) :現行ソングにおけるドラムリードインの仕方を選択します。
スマートリードイン:有効にすると、第1小節の前でメロディーが始まるとドラムのリードインが自動的に消えます。
ドラム消音/無効時でもリードインする:有効にすると、ドラムトラックが消音中か無効時でもリードインを聞くことができます。
自然な伴奏の行い方:プロは複雑なエクステンション(C7b9b13やGm11等)を別のエクステンションで置き換えることによって、無理のない演奏を行うことがあります。Band-in-a-Box もこのようなコード解釈を行うことができます。この機能を適用している際にその詳細を通知させることもできます。
MIDIボリュームを一定値にする:すべてのソングを特定のボリュームで演奏できます。「メロディー・ソロのボリュームも」も有効にすると、メロディートラックとソロトラックも同じボリュームで演奏されます。
休止を入れながら演奏する:有効にすると、どのソングも指定小節分の休止を入れながら演奏します。この機能を活用して、テンポ感覚を養う練習ができます。例えば、Band-in-a-Boxに4小節演奏させた後、次の4小節は完全に休止させてその間に自分でテンポをカウントしたり楽器を弾いたりするといった使い方ができます。
練習用テンポ:指定範囲を繰り返す度にテンポを少しずつ変更できます。この機能を有効にするには、「変更値」に0以外の数値を入力します。(例えば20を入力すると、繰り返す度にテンポは20ずつ変更します。) そして、「変更方法」を指定します。
ソングの総括設定
ソングの繰り返し方をプログラム全般的に設定したり、ソングを開く際に読み込む要素を選択したりするには、環境設定ダイアログの【総括設定】ボタンを押します。

全体の繰り返し方:ソングをひととおり演奏した後、繰り返すかどうかを設定します。
下記の設定も読み込む:ソングを開いた時に共に開く設定を選択します。
ソロや消音:有効にすると、各トラックのソロや消音状態がソングに保存され、次回ソングを開いた時に同じ状態にできます。
スルートラックのボリューム、パン、リバーブ:有効にすると、ミキサーウィンドウでのスルートラックの設定がソングに保存され、次回ソングを開いた時に同じ設定を呼び戻すことができます。無効にすると初期設定のスルートラックの設定が使用されます。
トラック間のボリュームとパンの単位の選択:有効にすると、ボリュームとパンをデシベル、MIDIボリュームのどちらで表示するかをトラック毎に選択でき、その選択はソングと共に保存されます。無効にすると、ボリューム/パンの単位の選択は全トラックに適用されます。
行単位歌詞を小節単位歌詞に自動変換:バージョン25以前を使って行単位歌詞(ノーテーションウィンドウのツールバーと五線譜の間に表示される行単位歌詞)を入力したソングをお持ちの場合、行単位歌詞を小節単位歌詞に変換できます。初期設定は「自動変換する(分割あり)」で、ソングを開いた際、行単位歌詞が小節単位歌詞に変換され、各行の歌詞が4小節に振り分けられます。「自動変換する(分割なし)」にすると、行単位歌詞は小節単位歌詞に変換されますが、振り分けはされません。「自動変換しない」にすると、行単位歌詞は小節単位歌詞に変換されません。この場合、ソングを開いた後で【今変換する】ボタンを使って変換できます。
ソングを開く際楽譜記号も読み込む:有効にすると、ソングを開いた時にスラー等の楽譜記号が表示されます。
ミドルコーラスではパートマーカーを無視する:有効にすると、ミドルコーラスではパートマーカーに沿った演奏を行わず、サブスタイルbだけで演奏します。無効にすると、ミドルコーラスは他のコーラス同様、パートマーカーに沿った演奏を行います。(注釈:このオプションをソング毎に上書きするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)
シンプルに伴奏する(高度なコード装飾をしない) :有効にすると、余分なリズムを加えたりコードを難しく装飾したりしません。無効にすると、例えばC7のコードはC13やC7b9に装飾されます。(注釈:これをソング毎に上書きするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)
移調しない:有効にすると、すべてのソングのすべてのトラックにおいてリアルトラックが移調をしないで生成されます。移調しなければ無理のない伴奏を得ることができますが、バリエーションに欠けることがあります。
下記のトラックをシンプルに伴奏する:特定のトラックをシンプルに伴奏できます。
現行ソングの設定
演奏の仕方を現行ソングにおいて設定できます。例えば、ミドルコーラスでは伴奏の仕方を少し変える、コードのブレイクを特定コーラスでは無視する、といった設定が可能です。ツールバーの【ソング設定】ボタンを押してダイアログを開きます。

ミドルコーラスでパートマーカーを無視する:有効にすると、ミドルコーラスではパートマーカーを無視してサブスタイルbだけで演奏します。無効にすると、ミドルコーラスは他のコーラス同様、パートマーカーに沿った演奏を行います。全コーラスをパートマーカー通りに演奏すると単調になりがちですが、このオプションを有効にすることでミドルコーラスから違う印象を与えることができます。
ミドルコーラスでプッシュを尊重する:有効にすると、コードに付けたプッシュは他コーラス同様、ミドルコーラスでも尊重されます。無効にすると、ミドルコーラスでは無視されます。ミドルコーラスにソロがあるソングではミドルコーラスでプッシュを無視すると効果的です。
ファースト/ミドル/ラストコーラスでブレイクを尊重する:コードに付けたブレイクを指定のコーラスで無視することができます。ミドルコーラスにソロがあるソングではこのオプションを無効にすると効果的です。
ミドルコーラスでペダルベースを尊重する:無効にすると、コードに付けたペダルベースは他のコーラスでは演奏されますが、ミドルコーラスでは演奏されません。
シンプルに伴奏する(高度なコード装飾をしない):余分なリズムを加えたりコードを難しく装飾せず、シンプルに伴奏するには有効にします。無効にすと、例えばC7のコードはC13やC7b9に装飾されます。
タグを使用する 有効にすると、タグ(ラストコーラスの終わりで演奏される数小節の終止部分)が加わます。 「この小節の後にタグへ移動する」 で指定した小節の後、「タグ開始小節」 から「タグ終了小節」 までの部分のタグを演奏し、2小節のエンディングを演奏します。
エンディングを生成する:エンディングの生成が全般的には有効(環境設定ダイアログの「エンディングを生成する」 が有効)でも、現行ソングではエンディングなしにするには無効にします。注釈 :現行ソングで生成するには両方のオプションを有効にする必要があります。)
リアルトラックは4小節エンディングを生成する:有効にすると、リアルトラックはより自然にフェードアウトするようエンディングを4小節演奏します。
エンディングを2小節早めに開始する:エンディング小節はラストコーラスの最終小節の後に追加されますが、このオプションを有効にすると、2小節早く始まり、最終小節で終わるという形になります。例えば、1コーラスに32小節があるソングにおいて、このオプションを無効にするとエンディングは第33小節と34小節に生成されますが、有効にすると第31小節と32小節に生成されます。
フェードアウトエンディング小節数:徐々に音を消していく小節数を指定します。[6小節] ボタンはフェードアウト小節数として一般的な「6」 を入力します。
ドラムリードイン:演奏時のドラムリードインはプログラム全般的には環境設定ダイアログで設定しますが、このオプションを使って現行ソングにおいては別の方法を選択することができます。
テンポに合うリアルトラックを自動代用する:有効にすると、選択リアルトラックよりも、現行ソングのテンポにより相応しいリアルトラック*注釈があればそちらを代用します。(*注釈 代用可能なリアルトラックを選んだ場合、ミキサーウィンドウの楽器名の前にチルダ ~ が1つ付きます。)例えばスローなジャズバラードのソングにおいてテンポ60のリアルトラックを選んだ後にソングのテンポを140に変えると、140に近いテンポのリアルトラック(同じジャンルのもの)に自動変更されます。(自動代用されたことを示すためにミキサーウィンドウの楽器名の前にチルダが2つ付きます。)
ショット/ホールド/プッシュを使用する:有効にすると、リアルトラックはコードに付けたショットやホールド、プッシュに応じながら演奏します。(注釈:すべてのリアルトラックがショット等に対応する訳ではありません。対応するかはリアルトラックピックウィンドウの「S/H/P」 の列で調べることができます。)
選択タイムベースを尊重する:リアルトラックに選択したタイムベースに基いた伴奏を得るには有効にします。
ベーストラック以外は分数コードのベース音を無視する:有効にすると、ベーストラック以外のリアルトラックは分数コード(オンコード、スラッシュコード) のベース音は弾きません。例えばC/Eの分数コードではベース音であるEを無視します。
リアルトラックを移調しない:有効にすると、リアルトラックは移調しません。結果として伴奏の質はよくなりますが、多様性に欠ける場合があることをご留意ください。
リアルトラックのソロはブルージーに演奏する:有効にすると、ソロ(バックソロを含む)はメジャー三和音コード(C、F等)をドミナント7thコード(C7、F7等)で演奏します。
自然な伴奏の行い方:プロは複雑なエクステンション(C7b9b13やGm11等) を近いエクステンションで置き換えることによって、無理のない演奏を行うことがあります。 Band-in-a-Boxもこのようなコード解釈を行うことができます。この機能は環境設定ダイアログでのプログラム全般的な設定を現行ソングに置いて上書きします。
パートマーカーで改行する:有効にすると、新しいセクションが始まる部分(パートマーカーがある所)で改行されます。
ソングを開く時可能な限りリアルスタイルを開く:有効にすると、現行ソングを開く時に、可能であればMIDIスタイルの代わりにリアルスタイル(リアルトラックだけを含むスタイル) が開きます。
伴奏生成完了を待って演奏を開始す:遅いコンピュータではリアルトラックによる伴奏が完全に生成されるのを待たずに演奏を開始すると音切れが発じることがあります。そこで、このオプションを有効にし、伴奏が完全に生成されるのを待ってから演奏を開始することができます。
ボリュームの調整:現行ソングにおいて全体のボリュームを調整します。これはリアルトラックにもMIDIトラックにも適用されます。単位はデシベル(dB)、設定範囲は-36~36です。
オーディオのトラックを移調する:オーディオのトラック (トラックボタンが橙色で表示されるトラック) はソングの演奏中、指定半音数で移調されます。この数値はソングを移調した際に自動設定されますが変更することもできます。
ソングを指定のキーに移調
ソングを開いた時に指定のキーに移調できます。また、各ソングのキーに左右されず特定のキーで共演できるように設定することもできます。
オプションメニュー>MIDI楽器マップ等>ソングまたはスルートラックの移調、または [control]+[shift]+[A] キーを使ってダイアログを開きます。

「ソングを開く際」を「ソングを移調する」にすると、どのソングも自動的に指定キーに移調されますので、同じキーでいろいろなソングを聞くことができます。「スルートラックを移調する」にすると、ソングを開いた時スルートラックだけが指定キーで移調され、お気に入りのキーを使ってBand-in-a-Boxと共演ができます。
演奏のタイミングをずらす
特定のトラックを少し前にずらしてリードさせることができます。これは「ドライビング」と呼ばれる奏法で、特にジャズやブルーグラス等で効果的です。
編集メニュー>タイミングをずらす を使ってダイアログを開きます。そして、「機能を有効にする」にチェックを入れます。さらに、各トラックに数値を入力することで、ずらし方の程度を設定します。例えば、ベーストラックに-3、他のトラックに0を入力すると、ベーストラックが全体を率いるような演奏が行われます。いつも同じようにずらすと単にタイミングが合っていないと思われてしまいますが、「ずらし方をランダムにする」を有効にすると現実的な演奏を得ることができます。

シンプルに演奏
指定するトラックを、装飾等を行わずにシンプルに演奏することができます。例えばドラムトラックをシンプルに演奏するよう設定すると、ドラムトラックはフィルやポストフィル(クラッシュシンバル)等を入れずに演奏します。
この機能は、プログラム全般的に設定することも現行ソングにおいて設定することもできます。
ツールバーの[シンプル] ボタンを押してメニューを開き、「現行ソングにおけるシンプル演奏の設定」 で対象のトラックを有効にします。「全トラック」 はドラムトラックには適用しません。ドラムを含めたすべてのトラックをシンプルにしたければ、「全トラック」 と「ドラム」 を有効にします。どのソングでもシンプルに演奏したければ、「全ソングにおけるシンプル演奏の設定」 を使います。

フリーズ
自動生成された伴奏が気に入ったら、フリーズ(維持)できます。フリーズされたトラックでは、【演奏(新伴奏)】ボタンを押しても伴奏が再生成されないため、瞬時に聞くことができます。また、ソングをユーザー仲間に送って、同じ伴奏を聞いてもらうことも可能です。
フリーズするには、ツールバーの【フリーズ】ボタンを押し、フリーズしたいトラックにチェックを入れます。または、ミキサーウィンドウのフリーズボタンをオン(青)にします。すると、フリーズされたトラックには、【演奏(新伴奏)】ボタンを押した際に伴奏が再生成されませんが、再生成を強制したければ、【演奏(新伴奏)】ボタンを[Shift]キーを押しながらクリックします。
特定トラックをフリーズした後、コード進行やスタイルを変えて他のトラックの伴奏を書き換えることもできます。例えば、まず、レゲエスタイルで全トラックの伴奏を生成します。そして、ベーストラックをフリーズした後、スタイルをテクノに変更し、【演奏(新伴奏)】ボタンを押します。これで、ベーストラックはレゲエ、他のトラックはテクノで演奏します。
フリーズを解除するには、ツールバーの【フリーズ】ボタンを押し、解除したいトラックからチェックを外します。または、ミキサーウィンドウのフリーズボタンをオフ(灰色)にします。

特定範囲の繰り返し演奏
指定する範囲を繰り返し演奏するには、まずその範囲をコードシートで選択します。そして、[F10]キーを押すか、ツールバーの【繰返し演奏】ボタンを押し、表示されるメニューから「選択範囲を繰り返す」を選びます。

メロディー・ソロ付きソングの演奏
メロディー・ソロの自動装飾
優れたミュージシャンは譜面どおりに演奏するとは限りません。タイミングを適度に変えたり、スタッカートやレガート等を加えたりしながら演奏します。Band-in-a-Boxもそのようなライブ感のある演奏を再現できます。
この機能を適用するには、ツールバーの [メロディー自動装飾] ボタンを押し、メニューの 「メロディーを自動装飾」 にチェックを入れます。または、control+option+E キーを押します。

メロディー・ソロを和声で演奏
メロディーまたはソロのトラックを和声で演奏できます。
ツールバーの【ハーモニー】ボタンを押し、メロディートラックを和声で演奏するには「メロディートラックにハーモニーを選択」を使い、ソロトラックを和声で演奏するには「ソロ/スルートラックにハーモニーを選択」を使います。
ダイアログが開いたら、ハーモニーを選択し、[OK] ボタンを押します。

メロディー・ソロのリアルな演奏
メロディーやソロの発生位置をずらし、より自然な演奏を実現できます。メロディーメニューかソロメニューの編集> 位置を調整>音の発生位置を微妙にずらす を使います。

「音の発生位置をこの範囲内でずらす」に例えば -5~6を入力すると、音は5ティック先から6ティック後の間で発生します。
「和音やハーモニーから離れた音の発生位置もずらす」は、普通は無効にして、和音やハーモニーに属している音のみの発生位置をずらします。
「ハーモニーを含む場合、音の発生位置もずらす」を無効にすると、ハーモニーだけをずらし、元のメロディーはそのままにします。
ジュークボックス演奏
現行フォルダのソングをジュークボックス形式で連続演奏できます。他のアプリケーションを使いながらBand-in-a-BoxをBGMとして楽しむこともできます。
ツールバーの【ジュークボックス】ボタンを使ってダイアログを開いたら、必要に応じてオプションを選び、【ジュークボックス開始】ボタンを押します。

メロディーのないソングも演奏する:有効の場合、メロディーのないソング(*.SG_)も演奏されます。
リードインを入れる:有効の場合、各ソングの頭にリードインが入ります。(豆知識:リードインのタイプやパターンは、環境設定ダイアログで設定できます。)
メロディーの楽器を変更する:有効の場合、メロディーの楽器は「お気に入りメロディー楽器」の中からランダムに選択されます。
ソングタイトルを表示しない:有効の場合、各ソングのタイトルはツールバーのタイトル欄に表示されません。
ランダム選択/アルファベット順選択:現行フォルダのソングの選択方法を指定します。
ハーモニーを付ける:有効の場合、メロディーは和声で演奏されます。ハーモニーは指定の範囲からランダムに選択されます。
ソロを生成する:有効の場合、すべてのソングで自動的にソロが生成されます。最初のソングの演奏前にソリスト選択ダイアログが開くので、【OK】ボタンを押してください。
ソリストを自動的に変更する:有効の場合、各ソングに合ったソリストが自動選択されます。
ソロの楽器をコーラス毎に変更する:有効の場合、ソロの楽器がコーラス毎に変わります。
試聴モード:有効にして数値を入力することで、各ソングを数小節ずつ演奏できます。1コーラスずつ演奏するには、99を入力します。
ウィザード共演機能
ソングの演奏に合わせてコンピュータキーボードで音を鳴らすことができます。(注意:演奏を停止すると音は鳴りません。)
キーを適当に打っても現行のコードに適した音が鳴るよう自動判断され、音程を気にせずリズムに集中して共演を楽しむことができます。
この機能を使うにはまず、ツールバーの[MIDI] ボタンを押し、メニューの「ウィザード共演機能」 にチェックを入れます。そして、ソングの演奏を開始し、コンピュータキーボードの下二列のキーを使って音を鳴らします。
A S D F G H J K L ; ‘ の列のキーを押すと、パッシングトーン(2度、4度、6度)が鳴ります。
Z X C V B N M , . / の列のキーを押すと、コードトーン(ルート、3度、5度、7度)が鳴ります。
ウィザード共演の楽器やミキサー設定の変更
ウィザード共演にはスルートラックが使用されますので、楽器やボリューム等をミキサーウィンドウの「スルー」 の欄で変更することができます。
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ウィザード共演のハーモナイズ
単音で弾いたメロディーを和声で聞くことができます。
ツールバーの [ハーモニー] ボタンを押し、メニューの「ソロ/スルーハーモニーを選択」 を選びます。ダイアログが開きますので、ハーモニーを選択し、[OK] ボタンを押します。

