Band-in-a-Box Windows 版 バージョン28 マニュアル

第7章  リアル素材

リアルトラック

リアルトラックはスタジオミュージシャンの演奏を録音したオーディオデータを基にしていますので、臨場感あふれる演奏を楽しむことができます。

リアルトラック付きスタイル

リアルトラックはスタイルに組み込まれている場合があります。リアルトラックが最低1つ組み込まれている場合、スタイルファイル名の頭に = が付いています。MIDIトラックがなくてリアルトラックだけが組み込まれている場合は _  が付いていて、リアルスタイルと読んでいます。

スタイルピックウィンドウの「フィルター」欄の「タイプ」ボタンを使って、リアルトラックが組み込まれているスタイルを探すことができます。「リアル」を選択するとリアルトラックだけのスタイルがリストされ、「リアル、リアル+MIDI」を選択するとリアルトラックだけのスタイルと、リアルトラックとMIDIトラックが混在したスタイルがリストされます。

リアルトラックピックウィンドウ

このウィンドウを使うと、スタイルに組み込まれているリアルトラックを変更したり、リアルトラックが組み込まれていないスタイルでもリアルトラックを使うことができます。

ツールバーの [リアルトラック] ボタンを押してメニューを開き、「リアルトラックピックウィンドウ」を選択します。または、[Shift] キーを押しながらこのボタンをクリックします。あるいは、画面上部のパートボタンを右クリックし、メニューの「リアルトラックを選択」>「リアルトラックを選択(ピックウィンドウ)」を使います。ホットキー [r][t][Enter] を使うこともできます。

ウィンドウを開いたらまず、リアルトラックを割り当てるパートを左上部で確認します。次に、そのパートに対するリアルトラックをリストで選択します。リスト内をダブルクリックしてオーディオデモを試聴したり、フィルター機能を使ったり、メモやジャンル等を参考にしながらリアルトラックを探すとよいでしょう。最後に、 [生成] ボタンを押します。

豆知識:リアルトラックを選んだ後でスタイルを変更するとリアルトラックの選択が失われますが、これを維持するには、スタイル選択ダイアログ(スタイルピックウィンドウやお気に入り/最近使ったスタイルダイアログ)で[Shift] キーを押しながら [OK] ボタンを押します。[Shift] キーを押さないでダイアログを閉じた場合は新しいスタイルに伴ってリアルトラックが変わってしまいますが、編集メニューの「元に戻す」を使って取り戻せます。

この欄で、リアルトラックを割り当てるパートを指定します。ここでは、現在割り当てられているリアルトラックを確認することもできます。

[STY] は現行スタイルにリアルトラックが組み込まれていることを示します。

[MST]  [MIDI]  [RD] を使ってリアルトラック以外の素材を取り入れることができます。

選択パートではリアルトラックを無効にするにチェックを入れると、スタイルにリアルトラックが組み込まれていても現行ソングではMIDIトラックが使用されます。

[解除] は選択パートに対するリアルトラックの選択を解除し、 [全部解除] は全パートに対するリアルトラックの選択を解除します。解除する際、リアルトラックが現行スタイルに組み込まれている場合はそのリアルトラックも解除するを確認するメッセージが表示されます。

列の見出しをクリックしてリストを並べ替えることができます。

チャートの列では、リアルトラックが「リアルチャート」(楽譜)を表示できるかを確認することができます。表示できる場合はN、ギターのタブ譜を含むリアルチャートを表示できる場合はGtが付きます。リアルチャート付きのリアルトラックを選ぶと、画面上部のパートボタンに短い下線が付き、タブ譜を含むリアルチャートを表示できるリアルトラックを選ぶと、パートボタンに長い下線が付きます。

セットの列では、リアルトラックがどのセットに含まれているか、さらに動画作成可能なリアルトラックかを確認することができます。

Tの列では、テンポに基く代用が可能なリアルトラックには○が表示されます。

S/H/Pの列では、リアルトラックがショット/ホールド/プッシュに対応するかを確認することができます。対応する場合、数字が表示されます。対応するけれども適切なフォルダがインストールされていなければ、数字の後ろに×が付きます。未対応の場合は何も表示されません。

シンプルの列では、リアルトラックがシンプル版を持つ場合sが付きます。シンプル版とは、難しいリズムや高度なコード装飾(例えばC7のコードをC13やC7b9に装飾)なしで控え目に演奏するリアルトラックです。

ダイレクトの列では、リアルトラックがダイレクト入力版を持つ場合yが付きます。ダイレクト入力とは、ギターアンプ等のエフェクトを含めないで録音されたクリーンなサウンドのリアルトラックのことで、お手持ちのギターアンプシミュレータープラグインを使ってサウンドを構築することができます。

この欄ではオーディオデモの再生をコントロールすることができます。この欄の設定はリスト内をダブルクリックしてオーディオデモを再生する際にも適用されます。

[ソロ] ボタンはオーディオデモをソロ(選択楽器だけ)で再生し、 [バンド] ボタンはバンド(選択楽器+他の楽器)で再生します。(どちらの場合も最後まで再生したら交替します。ソロ→バンド、バンド→ソロ)

バンドを先にを有効にすると、最初にバンド、次にソロが再生されます。無効にすると、その逆の順序で再生されます。インターネット使用を有効にすると、オーディオデモがハードドライブになければ、PG Musicのサーバーにあるデモがインターネット上でストリーム再生されます。特に理由がない限り、有効にしてください。

この欄では、選択したリアルトラックの演奏の仕方を設定します。

タイムベース  「ダブルタイム」はスローなソングでかなり速いリアルトラックを選ぶ際に適切です。「ハーフタイム」は速いソングでかなりスローなリアルトラックを選ぶ際に適切です。「トリプルタイム」はスローな4/4拍子のソングで速い3/4拍子のリアルトラックを選ぶ際に適切です。(例えばテンポ70のソングでテンポ140のサックスソロを選ぶ際、「ダブルタイム」に設定します。) タイムベース調整後のテンポがソングのテンポと同じでなくても大丈夫です。例えばソングのテンポが150で、テンポ70のリアルトラックを選んで「ハーフタイム」にすると、自動的にテンポ伸縮機能が働きます。

[メドレー]   複数のリアルトラックを組み合わせてメドレーを作成することができます。メドレータイプのリアルトラックにどんなメドレーが組み込まれているかを確認することもできます。

ルージー  有効にすると、リアルトラックはブルージーに演奏します。つまり、メジャートライアドコードを7thコードとして扱います。これは、「ソロ」タイプのリアルトラックにのみ適用します。「リズム」タイプには適用しません。

シンプル  有効にすると、リアルトラックはコードを難しく装飾(例えばC7のコード上でC13やC7b9を演奏)せず、控えめに演奏します。(このオプションはリストの「シンプル」の列にsが表示されるリアルトラックに対して適用できます。)

ダイレクト  有効にすると、リアルトラックはエフェクトのないクリーンなサウンドで演奏しますので、お手持ちのギターアンプ・シミュレータープラグインを使ってギターサウンドを構築できます。(このオプションはリストの「ダイレクト」の列にyが表示されるリアルトラックに対して適用できます。)

ホールド  有効にすると、リアルトラックはホールドコードだけを弾き、かなりシンプルに演奏します。(このオプションは「S/H/P」の列に数字が表示されるリアルトラックに対して適用できます。)

この欄では、オーディオデモを再生するのではなく、リアルトラックのデモソングやデモスタイルを開いて実際に演奏します。

[デモソング] ボタンは選択リアルトラックが組み込まれているソングを開きます。 [デモスタイル] ボタンは選択リアルトラックが組み込まれているスタイルを開きます。

リアルトラック情報  リストで選択されているリアルトラックの特徴等が表示されます。表示欄をクリックすると、読みやすい大きなウィンドウが開きます。

アーティスト情報  リストで選択されているリアルトラックを演奏するアーティストの経歴や実績等が表示されます。表示欄をクリックすると、全アーティストをリストするダイアログが開きます。

ユーザー用メモ  リストで選択されているリアルトラックに対してメモを付けることができます。

[スタイルとして保存]   スタイルメーカーを開き、各パートに選んだリアルトラックを維持して現行スタイルを保存します。

[初期設定]   ウィンドウを初期設定に戻します。

[設定]   リアルトラック設定ダイアログを開きます。

付属していなくても表示する  インストールされていないリアルトラックも表示するには有効にします。インストールされているものだけを表示するには無効にします。

バリエーション版も表示する  リアルトラックの中にはバリエーションを持つものがあります。例えば、No438はNo.437のバリエーション版でブルージーに演奏します。このオプションを有効にすると、そのようなバリエーション版もリストに表示されます。

適切テンポ範囲外でも表示する  有効にすると、現行ソングのテンポに合わないものも表示されます。

フィルター  指定の文字を含むリアルトラックをリストするには、文字を入力し、 [適用] ボタンを押します。 [#] ボタンを押すと、演奏タイプ(リズム/バック/ソロ)、リズムのノリ、テンポ、動画対応等でリストをフィルターすることができます。フィルターを解除するには [解除] ボタンを押します。

[再構築と修正]   このボタンはリストを更新すると同時にインストール上のエラーを調べます。リアルトラックを使用するには、C:\bb\RealTracksフォルダに適切なサブフォルダ、そして、C:\bb\Soloistフォルダにデータファイル(ST2、XT2)が必要ですが、このボタンを使ってそれらが存在するかを確認できます。

エラーメッセージを表示する  有効にすると、インストール上のエラーがある場合、このウィンドウを開いた時にメッセージが表示されます。どのようなエラーが存在し、どう対処すべきかは、 [再構築と修正] ボタンを使って調べることができます。

[リストを保存]   表示中のリストを、タブを挿入したテキストファイルとして保存し、メモ帳を起動します。メモ帳でファイルの中身をすべてコピーし、エクセル等に貼り付けてお使いください。

[生成]   各パートに割り当てたリアルトラックによって伴奏を生成します。

[閉じる]   各パートのリアルトラックの選択を維持したままダイアログを閉じます。この場合、この時点では伴奏の生成は行われません。現行ソングの演奏を開始した時点で生成されます。

アーティストブラウザ

このダイアログでは、すべてのリアルトラック/リアルドラムアーティストがリストされます。各アーティストの経歴や実績等を調べたり、指定するアーティストが演奏するリアルトラック/リアルドラムをリアルトラックピックウィンドウ/リアルドラムピックウィンドウでリストすることもできます

ダイアログを開くには、リアルトラックピックウィンドウかリアルドラムピックウィンドウのアーティスト欄をクリックします。その他のリアルトラック/リアルドラムを選択するダイアログでは [アーティスト情報] ボタンを押します。

ダイアログの特徴

  • 全アーティストとリアルトラックの楽器がリストされます。
  • アーティストの合計数が表示されます。
  • 各アーティストの経歴や実績を読むことができます。
  • 文字フィルターを使って検索できます。
  • [さらなる情報] ボタンを押すと、PG Musicのウェブサイトが開き、選択アーティストが演奏するリアルトラック/リアルドラムがどのセットに含まれているかを調べたり、オーディオデモを聞いたりすることができます。
  • [このアーティストのリアルトラック/リアルドラムを表示情報] ボタンを押すと、リアルトラック/リアルドラムを選択するダイアログに戻り、選択アーティストが演奏するリアルトラック/リアルドラムがリストされます。

12の全キーで録音されたリアルトラック

多くのユーザーは、リアルトラックをタブ譜を含むノーテーションウィンドウやギターウィンドウで表示しながらプロの演奏の仕方を学んでいるはずですが、基本的な5つのキーで録音された普通のリアルトラックの場合、移調すると難しい奏法になってしまったり、ギターウィンドウでギターベンドやハンマーオン、プルオフ、ギタースライド等が正確に表示されなかったりして学びにくいことがあります。12の全キーで録音されたリアルトラックは移調する必要がない為、良い環境の下で学ぶことができます。

リアルトラックピックウィンドウでは、フィルター欄の [#] ボタンを使って12のキーで録音されたリアルトラックを探すことができます。

最適リアルトラック

リアルトラックを現行スタイルに相応しい候補の中から選択することができます。

画面上部のパートボタンを右クリックし、メニューの「リアルトラックを選択(…タイプから)」を使います。ソロパートに選択する場合はツールバーの [ソリスト] ボタンを使うこともできます。

ホットキーは、 [r][t][3][Enter] (全タイプから)、 [r][t][4][Enter] (リズムタイプから)、 [r][t][5][Enter] (ソロタイプから) です。

ダイアログを開くと、現行スタイルに相応しいリアルトラックが表示されます。現行スタイルのリズムのノリ、ジャンル、テンポ、拍子と同じものから順に並んでいます。例えば、現行スタイルがテンポ60のジャズスウィングバラードの場合、テンポ60のジャズスウィングのリアルトラックが上の方に、速いヘビメタのリアルトラックが下の方に表示されます。

リスト内をダブルクリックしてオーディオデモを再生することができます。

「リアルトラックの演奏タイプ」欄では、選択肢を絞ることができます。

・「伴奏(リズム)」を有効にすると、リズム的な演奏をするリアルトラックが表示されます。このタイプには、ベース、ギター、ピアノ等が多く見られます。

・「伴奏(旋律的)」を有効にすると、旋律的なフレーズを使って演奏するリアルトラックが表示されます。このタイプには、フィドル、ハーモニカ、ペダルスティール等が多いです。中には完全なソロではありませんがソロとして使えるものもあります。

・「ソロ」を有効にすると、ソロを演奏するリアルトラックが表示されます。このタイプには、サックス、トロンボーン、トランペット、クラリネット等が多いです。

・「バリエーション版」を有効にすると、ブルージー版、アウト版、ダブルタイム版も表示されます。

「演奏オプション」欄では、選択したリアルトラックの演奏の仕方(タイムベース、ブルース、シンプル等)を設定します。

リアルトラックを選んだら、 [生成] ボタンを押します。ダイアログが閉じ、選択リアルトラックによって伴奏が生成されます。選択を維持してもダイアログを閉じた時点では伴奏を生成したくなければ [OK] ボタンを押します。

代理リアルトラック

ミュージシャンはよく、バンドメンバーの代理を探さなければいけない状況に置かれることがあります。Band-in-a-Boxでは、現在選択しているリアルトラックの代理になりそうなリアルトラックを、ジャンルやリズムのノリ、テンポ、拍子が似ているリアルトラックの候補から探すことができます。代理リアルトラックを採用することで、アレンジを新鮮にし、いろんなサウンドを楽しむことができます。

任意のパートで既にリアルトラックが選択されている際に代理リアルトラックを探すには、画面左上部のパートボタンを右クリックし、メニューのリアルトラックを選択>代理リアルトラックを選択を使います。すると、現行リアルトラックの代理に相応しいリアルトラックをリストするダイアログが開きます。ダブルクリックしてオーディオデモを試聴しながら納得できる代理に出会えたら、OKボタンを押します。

任意のパートではリアルトラックがまだ何も選択されていない際に代理リアルトラックを探すには、パートボタンを右クリックし、メニューのリアルトラックを選択>リアルトラックを選択(全タイプから)を使います。ダイアログが開いたら、元になるリアルトラックを選択し、「現行リアルトラックの代理をリストする」にチェックを入れます。

 

すると、そのリアルトラックの代理に相応しいリアルトラックがリストされますので、オーディオデモを試聴しながら代理を探し、 [OK] ボタンを押したます。

マルチリフ

同一リアルトラックを使って7つのパートに異なる伴奏を作成することができます。これをマルチリフを呼びます。生成はソング全体、特定範囲のどちらに対しても行うことができます。

この機能を使うには、パートボタンを右クリックし、メニューのリアルトラックを選択>マルチリフを生成 を使います。

注釈:メニューの「マルチリフの前後に余裕を持たせる」を有効にしておくと、生成範囲に先行する音が確かに含まれるよう、リフの頭の部分に小節が追加されます。生成範囲の最後からはみ出る音がない限り、リフの最後の部分に小節は追加されません。

現行スタイルに相応しいリアルトラックをリストするダイアログが開きますので、リアルトラックを選択し、 [OK] ボタンを押します。

すると、範囲を選択するダイアログが開きますので、ソング全体に生成するか特定範囲に生成するかを決め、 [OK] ボタンを押します。

豆知識:指定範囲に生成する場合、予めコードシートで範囲を選択しておくと、その範囲が自動的にダイアログに入力されます。

数秒後マルチリフが生成され、メッセージが表示されます。

画面上部パートボタンには、選択リアルトラックの名前と数字(1~7)が表示されます。

生成されたマルチリフはオーディオファイル(.WAV)として\bb\DragDropnのフォルダに保存されます。

ドロップステーションのボタンをドラッグしてエクスプローラやDAWにマルチリフをドロップすることができます。

ミキサーウィンドウの [S] ボタンを使って各パートを一つずつ聞くことができます。

   

特定範囲にマルチリフを生成した場合、[F10] キーを押すとその範囲を繰り返し聞くことができます。

リアルトラックメドレー

リアルトラックメドレーの使い方は3つあります。

[使い方1] リアルトラックメドレーが組み込まれたスタイルを使用する

スタイルの中にはメドレーが組み込まれているものがあります。スタイルピックウィンドウのフィルター欄に「メドレー」とタイプすると、メドレーが組み込まれたスタイルを探すことができます。

[使い方2] メドレーが組み込まれたリアルトラックを選択する

リアルトラックの中にはメドレーが組み込まれているものがあります。リアルトラックピックウィンドウのフィルター欄に「メドレー」とタイプするか、メドレーが組み込まれているリアルトラックを探すことができます。

豆知識:メドレーにどのリアルトラックが組み込まれているかを調べるには、リストの右上にある [メドレー] ボタンを押します。

[使い方3] 自分でメドレーを作成する

まず、リアルトラックピックウィンドウでメドレーの最初の部分にあたるリアルトラックを選び、 [メドレー] ボタンを押します。

リアルトラックメドレーダイアログが開きますので、メドレーの2番目以降に使うリアルトラックと交替頻度を選択します。オプションで、リストの2番目からメドレーを始めるようにしたり、交替でなくすべて同時に演奏することもできます。リアルトラックとオプションを選択したら、 [OK] ボタンを押します。

リアルトラックの交替頻度 リアルトラックをどの頻度(数小節毎、コーラス毎、パートマーカー毎)で交替するかを指定します。

すべて同時に演奏する  有効にすると、交代ではなく、すべて同時に演奏します。賑やかな演奏になります。リアルトラックメドレーというより、マルチリアルトラックです。

リストの2番目から始める  有効にすると、メドレーはリストの2番目に選択されているリアルトラックから開始します。有効にし、2番目を<休み>に設定するとソングは「リアルトラックなし」から始まりますので、ユーザーがリードする、といった使い方ができます。

メドレーに使うリアルトラック  各列の▼ボタンを押し、リアルトラックを選択します。<休み>を選ぶと、交替の間に休みを取り入れてユーザーの出番を設けることができます。右端の入力欄は各リアルトラックのボリュームを調整する為のものです。

db調整  各リアルトラックに対してボリュームを調整することができます。

パン  各リアルトラックに対するステレオ定位を設定します。

[複写]   このボタンは「すべて同時に演奏する」を有効にした際に押すことができます。最上段で選択したリアルトラックを他の段に入力します

[厚みのあるマルチリアルトラック]

マルチリアルトラック機能を使用する際、サブパートにパンを設定することで厚みを持たせることができます。まず、最上段でリアルトラックを選択します。そして、「すべて同時に演奏する」を有効にします。続いて、 [複写] ボタンを押します。複写数を問うダイアログが開きますので、目的の数入力します。最後に、各サブパートに対してパンを設定し、 [複写] ボタンを押します。

この図では、サブパートが5個用意されています。選択リアルトラックは混声3部ボーカルですので合計15部になりました。各サブパートにパンが設定され、厚みのある伴奏を得ることができます。

C:\bb\Documentation\Tutorials\Tutorial – BB2020のフォルダには、パンが設定されたマルチリアルトラックを含むデモソングが保存されています。ツールバーの [開く] ボタンを使ってデモソングを開き、聞いてみてください。

スタイルピックウィンドウでは、文字フィルター欄に「厚み」と入力すると、パンが設定されたマルチリアルトラックを含むスタイルを探すことができます。

リアルトラックNo.3552~3555はパンが設定されたマルチリアルトラックです。リアルトラックピックウィンドウでマルチリアルトラックを選択し、 [メドレー] ボタンを押すと、んなパン設定が行われているかを調べることができます。

途中でリアルトラックを変更

ソングの途中でリアルトラックを別のリアルトラックに変更することができます。

注釈:ソングの途中でMIDIトラックをリアルトラックに変更することはできません。

変更対象の小節をコードシートでクリックし、ツールバーの [小節設定] ボタンか[F5] キーを押して、現行小節の設定ダイアログを開きます。

現行小節で全パートのリアルトラックを変更するには、 [スタイルピック] か [スタイル開く] ボタンを押し、リアルトラックを含むスタイル(ファイル名の頭に_か=が付いたスタイル)を選びます。

現行小節で特定パートのリアルトラックを変更するには、 [リアルトラック] ボタンを押します。現行小節でリアルトラックを変更ダイアログが開いたら、パートを指定し、「現行小節から使用するリアルトラック」欄の▼ボタンを押します。別のダイアログが開きますので、リアルトラックを選択し、 [OK] ボタンを押します。他のパートにもリアルトラックを変更したければ、この手順を繰り返します。

      

[OK] ボタンを押して現行小節の設定ダイアログに戻ると、 [リアルトラック] ボタンの右に、どのパートでどのリアルトラックに変更されるかが表示されます。

注釈:余白の関係でパート名の最初の2文字とリアルトラックの番号が表示されます。(例:べー397,ピア447)

[OK] ボタンを押して現行小節の設定ダイアログを閉じます。

リアルトラック設定

リアルトラックに関するオプションを設定するには、ツールバーの [リアルトラック] ボタンを押し、メニューの「リアルトラック設定ダイアログ」を選ぶか、 [Ctrl] キーを押しながらこのボタンを押します。または、ホットキー [r][t][2][Enter]を押します。

リアルトラック機能を有効にする  特に理由がない限り、チェックを入れます。

リアルチャート(楽譜)の表示・保存 リアルトラックの中には、楽譜(リアルチャート)を表示できるものがあります。ソングのリアルトラックのリアルチャートを表示するか、保存時にリアルチャートを含めるか、等を選択します。

カスタムフォルダを使用する  リアルトラックの関連ファイルは通常、C:\bb\RealTracksに保存しますが、他の場所に保存している場合はここでその場所を指定します。

[照合]   リアルトラックフォルダ(C:\bb\RealTracks)とリアルドラムフォルダ(C:\bb\Drums)にインストール上の間違いがないかを調べます。

[点検と修正]   リアルトラックに必要なST2/XT2ファイルが適切に保存されているかを調べます。「RealTracks」フォルダの親フォルダにおいて点検しますが、別のフォルダで調べることもできます。

[不要な+/-ファイルを削除]   バージョン18には名前に+や-が付いたオーディオファイルが伴奏生成に使用されました。バージョン19以降ではこれらのファイルは不要となりました。バージョン18からアップグレードして、ハードドライブの領域を増やしたい方はこのボタンを使ってファイルを削除することができます。

ボリューム調整  全体的にリアルトラックのボリュームがMIDIトラックと合わない場合、調整します。数値の単位はdB(デシベル)です。

クレッシェンドを有効にする  リアルトラックの中にはクレッシェンドを演奏できるものがあります。(リアルトラック>No.395等) クレッシェンドの演奏を許可するには、このオプションを有効にします。

テンポに合うリアルトラックを自動代用する  有効にすると、選択リアルトラックよりも、現行ソングのテンポにより相応しいリアルトラックがあれば、そちらを代用します。例えばスローなジャズバラードのソングにおいて、テンポ60のリアルトラックを選んだ後にソングのテンポを140に変更すると、140に近いテンポのリアルトラック(同じジャンルのもの)が自動的に選択されます。

テンポに合うリアルトラックがあれば知らせる  有効にすると、自動代用機能を無効にした場合(「テンポに合うリアルトラックを自動代用する」から無効にした場合)でも、現行テンポに相応しいリアルトラックがあれば教えてくれます。その時点で、ツールバーの [リアルトラック] ボタンを押し、メニューの「現行テンポにもっと合うリアルトラックに変更する」を選ぶことで代用を実行できます。

伴奏生成完了を待たずに演奏を開始する  有効にすると、伴奏が完全に生成される前に演奏が始まります。遅いPCでは、伴奏が完全に生成されるのを待たずに演奏を始めると音切れが生じることがありますので、無効にしてください。

テンポ伸縮・ピッチ調整技術の水準  伴奏生成時に適用するテンポ伸縮・ピッチ調整技術の水準を選択します。速いPCでは「高」にしても問題ありませんが、遅いPCで演奏中に音切れが生じるようであれば「低」にしてください。

/-ファイルを使用する 普通は無効にします。バージョン18には名前に+や-が付いたオーディオファイルが伴奏生成に使用されました。バージョン19以降ではこれらのファイルは不要となりました。しかし、遅いコンピュータではこれらを使った方が伴奏生成が速い場合がありますので、有効にしてみてください。

4小節エンディングを生成する  有効にすると、無理のないフェードアウトになるよう、2小節分ではなく4小節分エンディングが生成されます。このオプションをソング単位で上書きするには、現行ソングの設定ダイアログのオプションを使います。(注意:選択リアルトラックが4小節エンディングの生成に対応するとは限りません。)

リバーブを適用する  有効にすると、リアルトラックのパートにリバーブがかかり、ますます臨場感あふれる演奏を実現できます。「適用度合」を指定することもできます。殆どのパートの場合、リバーブの数値は40ですが、適用度合を75%にすると、数値は30(40の75%)となります。

ショット/ホールド/プッシュを尊重する  有効にすると、リアルトラックは、コードをショットやホールド、プッシュしながら演奏します。ただし、これは、コードにピリオドやキャレットが付いていて、「リアルトラックピックウィンドウ」の「S/H/P」の列に「○」が付いているリアルトラックを選んだ場合に適用されます。

ジャズのリアルトラックはジャズ装飾する(トライアド→7th)  ジャズのリアルトラックにトライアドコードを7thコードとして演奏させるには有効にします。すると、例えばCはCMaj7として弾かれます。ジャズ装飾せずそのままトライアドコードとして演奏させるに無効にします。

MIDIスタイルのソングを開く時、代用リアルスタイルを開く  有効にすると、MIDIスタイルが組み込まれたソングを開くと、可能であれば、MIDIスタイルの代わりにリアルスタイルが自動的に開きます。リアルスタイルを開いた後に元のMIDIスタイルに戻したければ、ツールバーの [リアルトラック] ボタンを押し、「リアルスタイル代用前のMIDIスタイルに戻す」を選びます。代用を自動的に行いたくなければ無効にし、ツールバーの [リアルトラック] ボタンを押して、「MIDIスタイルのソングを開く時、リアルスタイルの代用を推薦する」を有効にします。すると、MIDIスタイルが組み込まれているソングを開く際、可能であればリアルスタイルの代用を推薦するメッセージが表示されます。(このオプションは現行ソングの設定ダイアログを使ってソング単位で上書きすることができます。)

VST/DXシンセサイザーやオーディオエフェクトをソングと共に開いたり保存する  VST/DXシンセサイザーやオーディオエフェクトをソングと共に開いたり保存するには有効にします。

MIDIトラックに合わせてボリュームを控える  普通は有効にします。しかし、リアルトラックをオーディオファイルに変換する際に元のボリュームを維持したければ無効にしても構いません。

プッシュボリューム調整  リアルトラックが演奏するプッシュを調整します。(設定範囲:-127~127) (注釈:リアルドラムのプッシュの調整は「リアルドラム設定」ダイアログで行います。)

ショットボリューム調整  リアルトラックが演奏するショットのボリュームを調整します。(設定範囲:-127 ~ 127)

フレーズ間を自動的に埋める 有効にすると、自然な演奏になるようフレーズとフレーズの間が自動的に埋まります。このオプションは個々のリアルトラックの設定(ソリストメーカーのリアルトラックソリスト追加設定ダイアログ)によって上書きできます。

[デモソング]   C:\bb\Demos\RealTracks – Demo のフォルダに保存されているソングを開きます。

[リアルトラックを選択]   「リアルトラックピックウィンドウ」を開きます。

[初期設定]   ダイアログのオプションを初期設定に戻します。

[設定を更新]   ダイアログを開いたまま、新しい設定を適用します。

リアルドラム

リアルドラムはスタジオミュージシャンの演奏を録音したオーディオデータを基にしています。ドラムパターンを打ち込んだMIDIドラムと違い、臨場感あふれる演奏を楽しむことができます。

画面上部では、リアルドラムが選択されているドラムパートのボタンは緑で表示されます。

リアルドラム付きスタイル

リアルドラムはスタイルに組み込まれている場合があります。スタイルピックウィンドウのリストでスタイルを選択してその下の表を見ると、リアルドラムが組み込まれているかを確認することができます。

リアルドラムピックウィンドウ

このウィンドウを使うと、スタイルに組み込まれているリアルドラムを他に変更したり、リアルドラムが組み込まれていないスタイルでリアルドラムを使うことができます。

ウィンドウを開くには、ツールバーの [リアルドラム] ボタンを[Shiftl] キーを押しながらクリックします。または、このボタンを押し、メニューの「リアルドラムを選択(リアルドラムピック)」を選びます。ホットキー[r][d][Enter]を使うこともできます。 [リアルドラム] ボタンやホットキーを使う場合、リアルドラムはドラムパートに適用されます。他のパートに選択するには、画面上部のパートボタンを右クリックし、メニューの「リアルドラムを選択」を使います。

ウィンドウを開いたら、リスト内をダブルクリックしてオーディオデモを試聴したり、フィルター機能を使ったり、メモやジャンル等を参考にしながらリアルドラムを選択し、 [OK] ボタンを押します。

この欄ではオーディオデモの再生をコントロールすることができます。この欄の設定はリスト内をダブルクリックしてオーディオデモを再生する際にも適用されます。

[ソロ] ボタンはオーディオデモをドラムだけで再生し、 [バンド] ボタンはバンド(ドラム+他の楽器)で再生します。(どちらの場合も最後まで再生したら交替します。ソロ→バンド、バンド→ソロ)

バンドを先にを有効にすると、最初にバンド、次にソロが再生されます。無効にすると、その逆の順序で再生されます。「インターネット使用」を有効にすると、オーディオデモがハードドライブになければ、PG Musicのサーバーにあるオーディオデモがインターネット上でストリーム再生されます。特に理由がない限り、有効にしてください。

列の見出しをクリックしてリストを並べ替えることができます。

リアルドラムをクリックし、* の列をクリックするとそのリアルドラムをお気に入りにすることができます。

^(キャレット)列に表示される^は、リアルドラムにバリエーション版があることを示します。例えばBossaBrushesFull^は1-Brushes,Stick、2-Brushes、3-Sticksの3つのバリエーションを持ち、BossaBrushesFull^1-Brushes,Stickはaセクションではブラシ、bセクションではスティック、BossaBrushesFull^2-Brushesはa/bセクション共にブラシで、BossaBrushesFull^3-Sticksは a/bセクション共にスティックで演奏します。

セット列ではドラム譜に対応するリアルドラムの場合、Ntnが表示されます。リアルドラムか動画作成対応かを確認することもできます。

フィルター表示  指定の文字を含むリアルドラムを探すには文字を入力し、 [適用] ボタンを押します。複数の文字を入力することもできます。(例 Salsa Conga) EverythingPAKに含まれている単独楽器(タンバリンだけ、コンガだけ、等)を探すにはsingleとタイプします。 [#] ボタンを押すと、リズムのノリ、テンポ、動画作成、ドラム譜対応等でリストをフィルターすることができます。

付属していなくても表示する  有効にすると、付属していないリアルドラムも表示されます。付属しているリアルドラムだけを表示するには無効にします。もし、あるはずなのに「なし」の列に「N/A」が表示されたら、 [リスト更新] ボタンを押してみてください。

異なるノリでも表示する  有効にすると、リアルドラムのノリがストレート(Ev)でもスウィング(Sw)でも表示されますが、無効にすると、現行ソングのノリが同じものだけが表示されます。

適正テンポ範囲外でも表示する  有効にすると、現行ソングのテンポに合わないリアルドラムも表示されます。現行ソングのテンポに合うものだけを表示するには無効にします。各リアルドラムの適正テンポはリストの「下」「上」の列で確認することができます。

お気に入り(*)以外も表示する  無効にすることで、お気に入りに設定したリアルドラムだけを表示することができます。

シンプルに演奏する(フィルしない)  選択リアルドラムをシンプルに演奏するには有効にします。

MIDIドラムを使用する  リアルドラムを現行ソングで一時的に解除するにはこのオプションを有効にします。すると、現行のスタイルにリアルドラムが組み込まれていても、MIDIドラムが使用されます。このオプションは画面上部のドラムボタンの右クリックメニューにも含まれています。

[選択取消]   現行ソングのリアルドラムの上書き選択を解除します。このボタンを押した時オプションで、現行ソングのスタイルに組み込まれているリアルドラムも無効にし、現行ソングではMIDIドラムを使用することもできます。

[お気に入りから選択]   今までに使ったリアルドラムの中から選びます。

[設定]   リアルドラム設定ダイアログを開きます。

[リストを更新]   C:\bb\Drums フォルダに保存されているリアルドラムを検索してリストを更新します。グレードアップ等で追加したリアルドラムがリストに反映されない場合にボタンを押してください。

[リストを保存]   表示中のリストをメモ帳で表示します。リストはタブが挿入されたテキストファイルですので、コピーしてエクセル等に貼り付けることができます。

[試聴]   選択リアルドラムのオーディオデモをWindows Media Playerで再生します。

[演奏]    選択リアルドラムでソングを伴奏します。現行ソングを一度も伴奏していない場合はリアルドラムだけが聞こえます。他パートも伴奏するには、[shift] キーを押しながらボタンを押します。

[停止]   現行ソングの演奏を停止します。

タイムベース  リアルドラムを指定のタイムベース(半分、二倍、三倍)で演奏することができます。

メモ  リストで選択されているリアル特徴等が表示されます。表示欄をクリックすると、読みやすい大きなウィンドウが開きます。

アーティスト情報   リストで選択されているリアルドラムを演奏するアーティストの経歴や実績等が表示されます。表示欄をクリックすると、全アーティストをリストするダイアログが開きます。

ユーザー用メモ リストで選択されているリアルドラムに対してメモを付けることができます。

バリエーション  名前に「^」が付いているリアルドラムの場合、バリエーションの内容が表示されます。

デモソング/スタイル  選択リアルドラムを使用するソングやスタイルを開きます。現在のコード進行とスタイルはソングやスタイルによって上書きされますのでご注意ください。

リアルドラムの選択ダイアログ(シンプルリスト)

オプションやメモを含まないすっきりとしたダイアログでリアルドラムを選択することができます。リアルドラムピックウィンドウと違って、バリエーション版は一つのリアルドラムとして扱われます。現行スタイルに合うリアルドラムや選択リアルドラムに似たリアルドラムを探すこともできます。

ダイアログを開くには、画面上部のドラムパートボタンを押し、メニューの「リアルドラムの選択(シンプルダイアログ)」を使います。または、ホットキー [r][d][3][Enter] を押します。

左上部の入力欄やボタンを使って、特定の文字やジャンル、拍子等によってリストをフィルターすることができます。 [スタイル:XXXX.STY] ボタンを押すと、現行スタイルに合うリアルドラムがリストされます。 [ドラム:XXXX] ボタンを押すと、フィルター欄がリストで選択中のリアルドラムによって自動設定され、ジャンルや拍子等が選択リアルドラムと同じリアルドラムがリストされます。

リスト内をダブルクリックしてオーディオデモを試聴したり、フィルター機能を使ったりして目的のリアルドラムが見つかったら、 [OK] ボタンを押します。

マルチドラム

マルチドラムには、複数のリアルドラムやループ素材、リアルトラック、ユーザートラック等が組み込まれています。

画面上部のドラムパートボタンの右クリックメニューを使ってマルチドラムを選択したり作成することができます。

マルチドラムの選択

ドラムパートボタンのメニューの「既存マルチドラムを選択」を使ってダイアログを開くと、既に作成したマルチドラムや付属のマルチドラムを選択することができます。

マルチドラムの作成

ドラムパートボタンのメニューの「マルチドラムを作成・編集」を使ってダイアログを開くと、現行ソングで使う為のマルチドラムを作成したり、既にマルチドラムが選択されている場合はその内容を編集することができます。まず、「機能を有効にする」にチェックを入れ、マルチドラムに取り入れる素材を「素材の選択」欄で選択します。そして、「マルチドラムの名前」の欄に名前を英語でタイプし、 [OK] ボタンを押します。

dB調整  各素材のボリュームを調整することができます。

[ソングにエクスポート]   現行の選択や設定を現行ソング用の「マルチドラムの作成」ダイアログにコピーします。

[ソングからインポート]   現行ソングにマルチドラムが存在する場合、その選択や設定を現行スタイル用に取り入れます。(注釈: [ソングにエクスポート] と [ソングからインポート] のボタンはスタイルメーカーからダイアログを開いた場合に使えます。)

[スタイルにエクスポート]   現行の選択や設定を現行スタイル用の「マルチドラムの作成」ダイアログにコピーします。

[スタイルからインポート]   現行スタイルにマルチドラムが存在する場合、その選択や設定を現行のソング用に取り入れます。(注釈: [スタイルにエクスポート] と [スタイルからインポート] のボタンはは画面上部のドラムパートボタンからダイアログを開いた場合に使えます。)

[ドラムフォルダにエクスポート]   現行の選択や設定によるマルチドラムを「Drums」フォルダに保存します。このフォルダに保存すると、マルチドラムがリアルドラムピックウィンドウとマルチドラムの選択ダイアログに表示され、他のリアルドラムと同じように選択できるようになります。

[ドラムフォルダにインポート]   「Drums」フォルダに保存されているマルチドラムを読み込みます。

途中でリアルドラムを変更

ソングの途中でリアルドラムを別のリアルドラムに変更することができます

注釈:ソングの途中でMIDIトラックをリアルトラックに変更することはできません。

変更対象の小節をコードシートでクリックし、ツールバーの [小節設定] ボタンか[F5] キーを押します。現行小節の設定ダイアログが開いたら、 [リアルドラム] ボタンを押してリアルドラムピックウィンドウを開き、リアルドラムを選択します。

注釈:ソングを演奏した際にリアルドラムの変更が適用されていなければ、リアルドラム設定ダイアログの「ソングの途中でリアルドラムを変えてもよい」が無効になっている可能性があります。

バリエーション付きリアルドラム(名前に「^」が付いているリアルドラム)を使っている際に指定の小節でバリエーションを変更するには、コードシートで小節番号を右クリックし、そこから使いたいバリエーションを選択します。特定のコーラスの指定の小節でバリエーション変更することもできます。

リアルドラム設定ダイアログ

リアルドラムに関するオプションを設定するには、ツールバーの [リアルドラム] ボタンを押し、メニューの「リアルドラム設定ダイアログ」を使うか、 [Ctrl] キー を押しながらこのボタンを押します。 または、ホットキー [r][d][2][Enter] を押します。

リアルドラム使用を有効にする  リアルドラムの切り替えは演奏中でも可能ですので、ソングを聞きながら違いを比較することができます。切り替えはホットキー[Ctrl]+[Shift]+[F6]を使って行うこともできます。

途中でリアルドラムを変えてもよい  有効にすると、マルチスタイル使用に伴うリアルドラムの変更や、現行小節の設定ダイアログで設定したリアルドラムの使用・変更が可能になります。

リアルドラムに適用するリバーブ  リアルドラムには自動的にリバーブが適用されますが、ここで、その値を設定することができます。初期設定は50です。リバーブを適用したくなければ0にします。

開発者モード  リアルドラムを作成していて、デバッグ情報を見たければ有効にします。

同期再生調整  リアルドラムとMIDIトラックパートの同期再生が実行されていなければ調整します。

ボリューム調整  リアルドラムのボリュームがMIDIトラックパートと合わなければ調整します。

プッシュボリューム調整/ショットボリューム調  リアルドラムのプッシュやショットのボリュームが他のパートと合わなければ調整します。

MIDIドラムでなくリアルドラムを使用する  使用条件を指定し、スタイルにMIDIドラムが組み込まれていてもリアルドラムを使うようにすることができます。

リアルドラムがなければ他のリアルドラムを使用する  使用すべきリアルドラムが見つからない場合、他のリアルドラムで代用することができます。

ブラシかスティックの優先  ブラシかスティックを優先的に使うことができます。

特別アーティスト  リアルドラムの中には同じ名前でも #1が付いていて、特別アーティストTerry Clarkeが演奏するものがあります。このオプションを使って、Terry Clarkeが演奏するリアルドラムをどの頻度で代用するかを設定します。「常に限定する」は例えば JazzBrushesSticksをいつでもJazzBrushesSticks#1で代用します。

代用の際、演奏毎にバリエーション(^)を選択する  リアルドラムの中にはドラムの叩き方を変えるものがあります。名前に^(キャレット)が付いているものがそうです。このオプションを有効にすると、バリエーション付きリアルドラムを使用する際、演奏毎に変化を楽しむことができます。

このリアルドラムを使用する  現行ソングで特定のリアルドラムを使いたければ、このオプションを有効にし、 [RD] ボタンを押してリアルドラムを選択します。 [消去] ボタンは入力したリアルドラムを消去します。(このオプションはソングの保存オプションダイアログにもあります。)

演奏毎にバリエーションを使用する  リアルドラムは、ドラム楽器のバリエーション(ブラシvsスティック、ハイハットvsライドシンバル、パーカッションのみ等)を持つ場合があります。そのようなリアルドラムを使用する際にこのオプションを有効にすると、ツールバーの演奏ボタンを押す度に、ブラシを使うリアルドラムが聞こえたり、スティックを使うリアルドラムが聞こえます。

ソング/スタイル  選択リアルドラムのデモソングやスタイルを開きます。

リアルドラムフォルダ  リアルドラムフォルダがC:\bb\Drums以外の場合、ここで指定します。

[インストール]  [.. ]   リアルドラムフォルダ(C:\bb\Drums)か特定フォルダのWMAファイルを圧縮解凍してWAVファイルを作成します。圧縮解凍すると、ハードディスクの使用領域が増加しますので、十分な空き容量があることを確認してください。

[アーカイブ]  [.. ]  リアルドラムフォルダ(C:\bb\Drums)か特定フォルダにアーカイブ(削除)できるようなWAVファイルがないかを調べます。削除できるのは、WAVに圧縮解除されたWMAファイルが残っている場合です。

[演奏]  [停止]   ダイアログを開けたまま、新しい設定でソングを聞くことができます。

ユーザートラック

リアルトラックはプロのミュージシャンの演奏を録音したものですが、ユーザートラックは文字どおり、ユーザー(貴方自身またはユーザー仲間)の演奏を録音して作ったデータです。Band-in-a-Box等のDAWプログラムで楽器の演奏を録音し、簡単な指示に従ってファイルとフォルダを作成すると、リアルトラックのように扱うことができます。 勿論、どんなコード進行やキーにも対応します。

ユーザートラックの選択と演奏

ツールバーの [ユーザートラック] ボタンを押すか、画面上部のパートボタンを右クリックし、メニューの「ユーザートラックを選択」を使います。ダイアログを開いたら、適用先パートを指定し、ユーザートラックを選択します。リスト内をダブルクリックするとオーディオデモが再生されますので、確認しながら選択することができます。ダイアログを閉じ、ツールバーの [演奏(新伴奏)] ボタンを押すと、ユーザートラックによる伴奏が生成されます。ユーザートラックはリアルトラックと同じように機能しますので、キーやテンポを変更することもできます。

 

備考:ダイアログにはUserTracksフォルダ(\bb\RealTracks\UserTracks)に保存されているフォルダの名前が表示されます。このフォルダにはソングファイル(.SGU)とオーディオファイル(.WAV/.WMA) のペアが最低一組保存されています。このフォルダの追加や作成方法については後述をご覧ください。

ユーザートラックの追加

ユーザー仲間が作ったリアルトラックを自分のコレクションに追加することができます。まず、仲間にユーザートラックフォルダ(.SGUと.WAV/.WMAのペアを最低一組含むもの)をZIPに圧縮して送ってもらいます。または、PG Musicのユーザートラックフォーラムに寄せられたファイルをダウンロードします。そして、それをUserTracksフォルダ(\bb\RealTracks\UserTracks)に解凍します。「ユーザートラックの選択」ダイアログを開くと、追加したフォルダが反映されます。

ユーザートラックの作成

基本的な作成手順は下記の通りです。

1. UserTracksフォルダ(\bb\RealTracks\UserTracks)に新しいフォルダを作り、名前を付けます。(フォルダ名がユーザートラックの名前となります。)

2. そのフォルダにソングファイル(.SGU)を最低一曲保存します。このファイルにはいろんなタイプのいろんなコードを含めるようにしてください。

3. 各ソングファイルと同じ名前のオーディオファイル(.WAVか.WMA)を保存します。オーディオファイルは、対応するソングファイルと同じテンポ、同じコード進行の元で、楽器演奏を収録します。どんなDAWプログラム(Band-in-a-Box、RealBand、Sonar、Pro Tools等)で作成しても構いませんが、最初に2小節のリードインを含めてください。

ユーザートラックの作成方法の中で最も簡単なのは付属のテンプレートフォルダを使うことです。このフォルダに保存された1分間のテンプレートソングをBand-in-a-Boxで聞きながら楽器を演奏して録音します。

[ステップ1. テンプレートを確認]

まず、テンプレートフォルダUserTracks Templatesを確認します。このフォルダは普通、C:\bb\RealTracks\UserTracks\UserTracks Templatesに保存されています。もしなければ、http://www.pgmusic.com/usertracks1.htmから.zipファイルをダウンロードしてC:\bb\RealTracks\UserTracks\ に解凍します。そして、このフォルダにソングファイルが保存されていることを確認します。

[ステップ2. 作成するユーザートラックの名前を決める]

テンプレートフォルダのコピーを作り、名前を付けます。名前の規則はありませんが、これがユーザートラックの名前となりますので、ジャンルや楽器名を含めることをお勧めします。演奏者の名前や演奏の特徴、リズムのノリ、テンポ等を含めても構いません。日本語でも大丈夫です。

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[ステップ3. Band-in-a-Boxを起動し、ソングファイルを開く]

ステップ2で作成したフォルダからソングファイルを開きます。ポップ、ロック、カントリーを作成する場合はSong_1m_Pop_1.SGUを、ジャズを作成する場合はSong_1m_Jazz_1.SGUを使います。ファイルを開くと、自動的にスタイルとテンポが設定されますが、作成するユーザートラックに合わせて、スタイルやテンポを変えてください。テンポをそのままにすると全体の長さは約1分、これより遅くすると長くなり、速くすると短くなります。

[ステップ4. 楽器の演奏を録音]

ツールバーの [オーディオ録音] ボタンを押します。オーディオの録音ダイアログが開いたら、 [録音開始] ボタンを押し、楽器の演奏を録音します。マイクを使う場合、スピーカーから出るBand-in-a-Box の演奏がマイクを通して録音されてしまわないよう、ヘッドホンを付けてください。エレキギターやエレキベース等をコンピュータにつないで録音する場合はヘッドホンを付ける必要はありません。録音終了を知らせるダイアログが開いたら、 [録音を採用する] ボタンを押します。気に入らなければ、録音をやり直してもかまいません。録音を確定した後でも、オーディオの録音ダイアログに戻って、パンチイン機能を使って特定範囲をやり直すこともできます。

[ステップ5. ソングを保存 (.SGUと.WAVファイルを保存)]

ツールバーの [上書き保存] ボタンを押すと、ソングが保存されると同時に、同じ名前のオーディオファイルが保存されます。両ファイルの名前が同じである限り、名前を付け変えても構いません。

同じフォルダに.SGUと.WAVのペアを複数保存することで、ユーザートラックを磨き上げることができます。

上記の方法で作成したユーザートラックには限られたコードタイプしか使われていません。例えばポップのテンプレートソングでは殆どメジャートライアドとマイナートライアドです。この為、ユーザートラックを実際に使う際、ユーザーが入力したEm9のコードはEmで弾かれてしまいます。しかし、様々なコードを含むファイルを用意しておくと、Em9のコードをユーザートラックはEm9で弾くことができます。

また、フォルダに.SGUと.WAVのペアが一組しかない場合、同じリフ(フレーズ)が繰り返される可能性があります。しかし、ペアをたくさん用意しておくと、これを阻止できます。利点は他にもたくさんありますが、ペアが多いほどより上質なユーザートラックを追及できます。基本的なユーザートラックでは物足りないと思われる方はペアをたくさん作成してください。

ユーザートラック作成:アドバンス設定

現行小節の設定ダイアログの [ユーザートラック生成の設定] ボタンを押すと、作成中のユーザートラックに関する細かい設定を行うことできます。ユーザートラックをソングに取り入れる際に特定小節のリフ(フレーズ)の扱い方を設定したり、その位置を微調整したりすることができます。

ユーザートラックに含めない 有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフはユーザートラックから除外され、この部分のリフは演奏されません。

エンディングで開始する 有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフはエンディング部分で開始します。

リフの始まりとして使わない 有効にすると、現行小節(または設定範囲)はリフの始まりとして使用されません。この小節で前の小節から音が持続していたり、音がない場合に適した設定です。

小節の頭でリフを終えない 有効にすると、現行小節(または設定範囲)の頭ではリフが終わりません。前の小節に明確なエンディングがない場合に適した設定です。

同じコードの小節で使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフは、その部分のコードが実際のソングのコードと一致する場合のみ使用されます。つまり、もしこの小節のコードがBなら、Bのコードが入力された小節でこの小節のリフが使用されます。

シンプルなリフとして使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフはシンプルなリフとして見なされ、ソングをシンプルに演奏する(現行小節の設定ダイアログで設定)場合に優先的に使用されます。

フィル小節として使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)はフィル小節として見なされ、ソングに取り入れる際、フィルの部分で使用されます。

フィル小節の後で使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)はフィル小節の後の小節として見なされ、ソングに取り入れる際、フィル小節の後で使用されます。

奇数/偶数状態が同じなら使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフは、実際のソングにおいて奇数/偶数状態(パートマーカーから数えた小節の数)が同じなら使用されます。

一致する限り常に使う  有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフは、実際のソングにおいてコードや他の設定が一致する限り常に使用されます。他のリフを上書きします。

一度だけ使う(繰り返し使わない)  有効にすると、現行小節(または設定範囲)のリフは、ソングに取り入れる際、一度のみ使用されます。この部分のリフがかなり変わっていて、聞くのは一度で十分という場合に適用すると便利です。

マーカー(拍の線上で始まらないリフの調整)  リフが拍の線上できっちり始まらない場合に設定します。リフの開始/終了位置を示すマーカーの位置とそのタイプを設定します。1拍目リフは小節全体で使用されます。プッシュがある場合は最高2拍早く始められます。2拍目か4拍目リフは1拍分続き、3拍目リフは2拍分続きます。リフが拍の線上できっちり始まらない場合はミリ秒単位で調整できます。例えば -50 にすると、リフは拍より50ms早い地点で開始します。

ループ素材

自然の音(雨音、雷、虫の声、波の音等)や、ドラムビートやギターリフ等のループ素材を取り入れることができます。

ツールバーの [ループ素材] ボタンを押すか、画面上部のパートボタンを右クリックし、メニューの「ループ素材を選択」を使ってダイアログを開きます。ホットキー [r][l][Enter] を使うこともできます。

ダイアログの上部で適用先を確認し、リストで素材を選択します。リスト内をダブルクリックすると再生できますので、試聴しながら選ぶとよいでしょう。目的の素材が探せたら、 [OK] ボタンを押します。

豆知識:このダイアログには C:\bb\RealTracks\Loops のフォルダに保存されているオーディオファイルが表示されます。このフォルダには付属の素材が1000個以上保存されていますが、インターネット等から入手した素材や自分で録音したオーディオファイルを追加してもかまいません。

[選択なし]   選択を解除し、「ループ素材選択なし」に設定します。このボタンを使うと、リストの下の方の素材を選択している際、スクロールするより早く選択を解除することができます。

[試聴]   再生プレイヤーを開いて素材を再生します。

[名前変更]  [複製]   素材の名前を変更したり、複製を作成することができます。複製を用意すると、元の素材には手を加えず、複製した方の設定を変えてバリエーション版を作ることができます。

繰り返す  素材を最後まで再生したら最初に戻って再生するにはを有効にします。

巻き戻し地点  自然音の場合、初期設定(ソング終了後)にします。ドラムビートの場合、指定する地点(数小節後、コード変更後、パートマーカー変更後等)で巻き戻すことができます。

ボリューム調整  素材のボリュームが他の伴奏パートのボリュームと合わなければ調整します。

テンポ調整  自然音以外の素材(ドラムビートやギターリフ等)を選ぶ際は有効にし、素材の実際の「テンポ」と「拍子」を指定します。数値が分からなければ0にします。付属の素材やACIDデータを含む素材を選ぶと、自動的に入力されます。

移調  自然音の場合は有効にする必要はありませんが、旋律的な素材の場合、ソングのコードかキーに移調することができます。有効にし、オーディオファイルの「コードのルート」と「移調方法」を選びます。

タイムベース  指定のタイムベース(半分、二倍、三倍)で素材を演奏することができます。

bのループ素材  パートマーカー毎に素材を選択することができます。

[フォルダを開く]   フォルダを開いて、素材の存在を確認したり、素材を追加することができます。

[更新]   ダイアログを開いている間にLoopsフォルダに素材を追加・削除した場合、ボタンを押して変更を適用します。

[入手]   インターネットブラウザを起動し、無料で素材を公開配布しているサイトを検索します。「Free Loops」の文字によって英語のサイトが検索されます。日本語のサイトを探すには、「ループ」「無料」「フリー」「効果音」「自然音」等の文字を使って検索してください。

オーディオリバーブ

リアルトラック設定ダイアログの「リバーブを適用する」を有効にすると、リアルトラックにリバーブがかかり、ますます臨場感あふれる演奏を楽しむことができます。その適用度合を指定することもできます。例えばリバーブの値が40の際に適用度合を75%にすると、30(40の75%)の値が適用されます。

各パートのリバーブの値はミキサーウィンドウで設定することができます。

リバーブのタイプを変更するには、ツールバーの [プラグイン] ボタンを押し、メニューの「オーディオリバーブ」を選択してダイアログを開きます。

豆知識:このダイアログの設定は \bb\DX Settings\PGReverbSettings.bin に記録されます。

全般的にリバーブを適用するには「有効(全般)」にチェックを入れます。現行ソングでは適用したくなければ、「有効(現行ソング)」からチェックを外します。リバーブを適用すると、臨場感あふれるサウンドを得ることができますが、リバーブはCPUパワーを消費する為、場合によってはコンピュータが全体的に鈍くなる場合があることをご留意ください。

[切り替え “…”] ボタンを使って、現行の設定を変更前の設定(または、ボタンに表示された設定)に切り替えることができます。ボタンを押すと、各パラメータがリセットされますので、元の設定と新しい設定の聞き比べができます。

ダイアログで設定したリバーブのタイプをユーザープリセットとして保存したければ、まず、「プリセット名」欄に名前をタイプします。

そして、ボタンを押し、保存番号を選びます。確認ダイアログが表示されますので [はい] と答えます。

保存したプリセットはボタンを使って呼び出すことができます。

プリディレイ  リバーブがかかっていない原音からリバーブがかかったエフェクト音が鳴るまでの時間です。0~100ミリ秒の範囲で設定します。

ディケイ  エフェクト音が減衰していく時間のことです。部屋が広い程、ディケイは長くなります。500~5000ミリ秒の範囲で設定します。

LF  低音域ロールオフのことです。リバーブが減衰していくと同時に減衰していく低音域周波を50~500 Hzの範囲で設定します。

HF  高音域ロールオフのことです。リバーブが減衰していくと同時に減衰していく高音域周波を1~11 KHzの範囲で設定します。

デンシティ リバーブの減衰部分の低域の密度のことです。数値を高くすると、反射音の音量が滑らかに減衰していきます。

レベル 全体の音量を調整できます。

[小ルーム]   小さい部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を低く、デンシティの値を高く設定します。

[中ルーム]   中位の部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を小さい部屋に比べて少し高く設定します。

[大ルーム]   広い部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を中位に設定します。

[ホール]   劇場やコンサート会場等における音響を再現します。プリディレイの値を最大にし、デンシティの値を中位に設定します。

[アリーナ]   競技場等における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を最大にし、デンシティの値を低く設定します。

 

 

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