Band-in-a-Box Mac 版 バージョン33 マニュアル

第13章  各種ツール

練習用テンポ (指定範囲を繰り返す度にテンポを変更)

指定範囲を繰り返す度にテンポを少しずつ変えながら練習することができます。

上部ツールバーの【練習】ボタンを押し、「練習用テンポダイアログ」を選択してダイアログを開きます。

まず、「変更値」に0以外の値を入力します。例えば20を入力すると、繰り返す度にテンポは20ずつ変更します。ここに0以外の値を入力しておくと、このダイアログを開かなくても練習用テンポ機能が働きます。

さらに、「変更方法」を選択します。

 

「上げる」:テンポは指定値ずつ増え続けます。(最高500まで)

「上げて下げる」:テンポは指定値ずつ増え、「最高変更値」分を変更したら、指定値ずつ減ります。例えば、現行ソングのテンポが140の場合に「変更値」を10にし、「最高変更値」を100にすると、140、150、160、・・・・240まで上昇した後、240、230、・・・・140と変更します。

「上げて戻して上げる」:テンポは指定値ずつ増え、「最高変更値」分を変更したら、元に戻り、また、指定値ずつ増えます。例えば、現行ソングのテンポが140の場合に「変更値」を10、「最高変更値」を100にすると、140、150、160、・・・・240まで上昇した後、140に戻り、150、160、・・・・240と変更します。

「上げて最高値を保つ」:テンポは指定値ずつ増え、「最高変更値」分を変更したら、そのテンポを維持します。例えば、現行ソングのテンポが140の際に「変更値」を10にし、「最高変更値」を100にすると、テンポは140、150、160、・・・・240まで上昇した後、そのまま240を維持します。

[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。そして、練習したい範囲をコードシートで選択し、[F10]キーを押します。

音階の生成

各コードにおける音階をソロまたはメロディーのトラックに生成できます。音階を生成すると、ノーテーションウィンドウやピアノウィンドウなどで各コードにどの音階が使われるかを学習できます。

ソロメニュー>音階を生成>演奏時に音階を自動生成 が有効の場合は、ソングの演奏時に音階が自動で生成されます。

ソロメニュー>音階を生成>音階を生成 を選択するとダイアログが開き、音階の進行方向、生成先トラック、楽器などを指定できます。

音階の進行方向:音階の値音から始めて上昇するか、一番近い音階上の音から始めて上下に進行するかを選択します。

書き込み先:音階の書き込み先として、メロディートラックかソロトラックを選択します。

音階の下限:生成する音階の下限を選択します。

音階の上限:生成する音階の上限を選択します。これは、「音階の進行方向」が「ウォーキング」に設定されている場合のみ選択できます。

キーに基づく音階(ダイアトニック) :有効の場合、音階はキーに基づいて生成されます。ダイアトニックモードでは、マイナースケールはキーによって決まり、VIマイナーはエオリアンとなります。それ以外は、マイナースケールはドリアンとなります。

ジャズの音階:有効の場合、リディアンb7(リディアンフラットセブン)コードが使用されます。例えば、CのキーでBb7のコードにはリディアンb7スケールが使用されます。

楽器:音階を弾く楽器を選択します。

音階を生成:ダイアログの設定に基づいて音階を生成します。

ギターコードチューター

ギターコードチューターは、ジャズ、ポップ、フォークなど、さまざまなボイシングによるギターコードをフレットボードに表示し、コードをギターでどう弾けばよいかを教えてくれます。ギターコードチューターはギターウィンドウの【チューター】ボタンを使って呼び出せます。

ギターコードチューターを有効にする:機能を有効にするにはチェックを入れます。

ギターコードチューターの演奏を聞く:ギターコードを見るだけでなく聞きたい場合は有効にします。ギターコードはスルートラックに出力されるため、ミキサーウィンドウのスルートラックでボリュームなどを調整できます。

ギター楽器:チューターの演奏を聞く場合は楽器を選択できます。

ボイシングのタイプ:チューターに使ってもらいたいボイシングのタイプを選びます。上級は転回やコードのパターン変更を含む複雑なものです。初級は一般的な簡単なコードだけを使います。ハーフノート(サックス)は上4弦を使う上級ジャズギターで、各コードに対し複数のコードを演奏します。例えば、Cmaj7のコードの2小節でCmaj7-Dm7-Ebdim-Emのハーフノート(2分音符)を演奏します。この他、DADGAD、ドロップD、ダブルドロップD、オープンGなども選択できます。

3音コードでミュートされる最高音を表示する:ボイシングタイプの中に、某有名ビッグバンドのギターコンピング奏法を真似た3音コードジャズボイシングがあります。このボイシングでは、ギターコードに属しながらもミュートされる最高音がありますが、それを含むすべての音を表示するには、このオプションを有効にします。

メロディートラックに書き込む / ソロトラックに書き込む:本来、チューター機能はギターコードをフレットボードに表示するためのものですが、メロディートラックかソロトラックに書き込むこともできます。ギターコードを書き込むと、ノーテーションウィンドウなどでさらに勉強できます。

ギターウィンドウ

ギターウィンドウでは、各トラックの演奏の様子を指定のフレットボードで見ることができます。(注:MIDIデータがないトラックには適用されません。)

横ツールバーにあるギターボタン をクリックすると、ギターウィンドウは埋め込み式で表示中の主ウィンドウ(コードシートやノーテーションウィンドウなど)の上に開きます。このボタンをcontrol+クリックすると、ギターウィンドウは浮動式で開きます。

ギターウィンドウは4つのモード(右利き、右利き+レッスン、左利き、左利き+レッスン)で表示できます。モードはギター設定ダイアログの「左利き表示」と「レッスン表示」のオプションを組み合わせることによって切り替えます。

フレットボードの左側には、開放弦の音(E B G D A E)が表示されます。(左利き表示の場合は右側に表示されます。)
浮動式ウィンドウでは、最上に現行のポジション、キー、選択トラックが表示されます。

フレットボードのタイプを選択できます。ギターだけでなく、ベース、ウクレレ、マンドリン、バンジョーをはじめ、DADGAD、ドロップD、ダブルドロップD、オープンGチューニングなどのギターを表示することもできます。

コードシートのツールバーにある【コード表示】ボタンを使って現行ソングをギターカポで移調すると、フレットボード上にギターカポが表示されます。

下部にフレットポジションが表示されます。(ポジションはマウスクリックで変更可能です。)

音階のルートは、赤、3度と5度はピンク、その他は灰色で囲まれます。

音名はフリジアンポジションかエオリアンポジションで表示できます。フリジアンポジションでは最低弦が音階の3番目から始まります。例えば、Fキーの場合、音階の3番目の音であるAから始まる5thポジションとなります。エオリアンポジションでは最低弦が音階の6番目から始まります。例えばFのキーの場合、音階の6番目の音であるDから始まる10thポジションとなります。

【<】【>】【<-】【->】のボタンは、和音か単音単位で前後にステップ再生します。和音のステップ再生はテンキーで操作することもできます。 [0(Ins)]は1つ前の和音、[.(Del)]は1つ後ろの和音を再生します。

ノーテーションウィンドウで単音やギターコードを強調表示してから、【Ch-】【Ch+】ボタンかテンキーの[7][8]を押すと、ギターコードが異なるボイシングに変更します。各コードには5~10のボイシングが使われます。(Cmaj7コードのC#など、経過音のためにボイシングがない場合もあります。)

【Nt-】【Nt+】は、ギターコードを単音に変換します。これらのボタンかテンキーの[3][4]を押すと、同じ音が違う弦で再生されます。

ウィンドウ内の任意の音をクリックすると、その音がノーテーションウィンドウの現行位置に入力されます。もし、クリックした音がノーテーションウィンドウで赤く表示されていれば、削除されます。

ウィンドウの左の【X】ボタンを押すと、その位置の弦の音符がノーテーションウィンドウの現行位置から削除されます。

歯車ボタンを押すと、モードの切り替えや表示のカスタマイズができるダイアログが開きます。

 

フレットボード:フレットボードのタイプを選択します。ギターの他、ベース、ウクレレ、マンドリン、バンジョーなどで表示できます。DADGAD、ドロップD、ダブルドロップD、オープンGチューニングなどのギターを表示することもできます。
オクターブ位置:オクターブ位置を調整できます。全体的に低音域のソングでは1オクターブか2オクターブ上げるとよいでしょう。

オクターブ位置を自動設定:オクターブ位置を自動的に設定するには有効にします。

人差し指ポジションを使用:有効の場合、小指でなく人差し指を使って通常のポジションから1フレット離れた音が演奏されます。

範囲外の音も表示:有効の場合、再生音がギターの範囲外にあっても表示されます。

ギターコードでミュートされる最高音を表示:3音で構成されるジャズギターコードで、ギターコードに属しながらもミュートされる最高音があります。そのような音を表示するには、このオプションを有効にします。

インレイを使用:有効の場合、音名を表示しない際にギターインレイがネックに沿って表示されます。

左利き表示:有効の場合、左利きのギタリスト用に表示されます。開放弦の音(E B G D A E)はフレットボードの右側に表示されます

レッスン表示:有効の場合、レッスン中に先生のギターを見ている状況で表示されます。

クリックしてノーテーションウィンドウに入力:有効の場合、ノーテーションウィンドウ(編集モードかロールモード)を開いている時にフレットボード上をクリックすると、その音がノーテーションウィンドウの現行位置に入力されます。

現行ソングではギターを6つのチャンネルに出力:有効の場合、チャンネルタイプがギターに設定されたメロディーやソロのトラックは6つのチャンネルに出力されます。

音の表示:現行トラックの演奏をフレットボードに表示するには、「現行トラック」を有効にします。MIDIキーボードやコンピュータキーボードでの演奏をフレットボードに表示するには、「スルートラック」を有効にします。

フレットボードの色:フレットボードは茶色か黒で表示できます。

マルチチャンネルモード / 始まりチャンネル:「マルチチャンネルモード」を有効にし、「始まりチャンネル」を11にすると、第1~6弦のデータはMIDIチャンネル11~16に送信されます。ギターコントローラもチャンネルデータと同様にギター用に記録され、ギターフレットボードに表示されます。

エオリアンポジションで音名を表示/フリジアンポジションで音名を表示:音名の表示方法を選択します。

音名:なし、ルートのみ、コードトーン、スケールトーンから選択します。

自動ポジション なし、エオリアンポジション、フリジアンポジションから選択します。

ポジションを自動置換:有効の場合、表示トラックを変更した際に、全体のデータを表示するのに適切なポジションが自動設定されます。

ギターの幅/ギターの高さ:数値を入力するかプリセットボタンを押してサイズを調節します。サイズはギターウィンドウの枠をドラッグして変えることもできます。

ピアノウィンドウ

ピアノウィンドウでは、各トラックの演奏を鍵盤上で見ることができます。(注:MIDIデータがないトラックには適用されません。)

横ツールバーにあるピアノボタン をクリックすると、ピアノウィンドウは埋め込み式で表示中の主ウィンドウ(コードシートやノーテーションウィンドウなど)の上に開きます。このボタンをcontrol+クリックすると、ピアノウィンドウは浮動式で開きます。

音階上の音には丸が付きます。
音階のルートには赤い丸が付きます。

演奏中には、現行の音は音階上であれば緑で、音階外であれば黄色で表示されます。

鍵盤上をクリックすると、音が再生されます。

ノーテーションウィンドウ(編集モードかロールモード)を開いている際に鍵盤上をクリックすると、その音が現行位置に入力されます。

ウィンドウの左の【X】ボタンをクリックすると、再生中の赤い音符がノーテーションウィンドウから削除されます。

歯車ボタンを押すと、ピアノノウィンドウの表示をカスタマイズできるダイアログが開きます。

 

鍵盤の音域を自動設定:有効の場合、音域が自動設定されます。無効の場合は、「最低音」と「オクターブ数」が選択可能になります。「音域外の音も表示する」を有効にすると、音域外の音も表示されるよう音域が自動調整されます。
クリックしてノーテーションウィンドウに入力:有効の場合、編集モードかロールモードのノーテーションウィンドウを開いている際に鍵盤上をクリックすると、その音がノーテーションウィンドウの現行位置に入力されます。

サイズ:数値を入力するか、プリセットボタンを押して、サイズを調節します。サイズはピアノウィンドウの枠をドラッグして変えることもできます。

ガイド音:「音階のガイド音を表示」を有効にした場合は「表示するガイド音」を「スケールトーン」「コードトーン」「ルートのみ」の中から選びます。

音名:「音の表示方法」や「音の色別表示」を選択できます。

音階外の音を黄色で表示:これは、「音の色別表示」が「なし」に設定されている場合に適用されます。有効にすると、音階外の音が黄色で表示されます。

ドラムウィンドウ

ドラムウィンドウは、横ツールバーにあるドラムボタン、または[control]+[D] キーで開閉できます。(注:ドラムウィンドウは常に浮動式で開きます。埋め込み式では開きません。)

ウィンドウ内のドラムをクリックすると、そのドラムの音が鳴ります。ユーザーが鳴らすドラムは青で、ドラムトラックが再生するドラムは赤で表示されます。同じドラムでも、クリックする位置によって違う音を出すものがあります。例えばキックドラムの場合、位置によって、アコースティックバスドラ(No.35)、バスドラ1 (No.36)、スクエアキック(No.32)の音が鳴ります。

コンピュータキーボードのホットキー

ドラムウインドウのドラムを鳴らすのにコンピュータキーを使うことができます。キーはグループ毎に分けられており、最下段にキック、スネア、ハイハット等、下から2段目にタムとシンバル、下から3段目にラテンドラム、最上段にラテン・ハンドパーカッションが割り当てられています。テンキーにはラテン・ハンドパーカッションの残りとエレクトロニックドラムが割り当てられています。

ドラムキット設定ダイアログ

ドラムウィンドウ上部の中央のボタンを押すとダイアログが開き、ウィンドウの表示の仕方を変更できます。

 

ウィンドウを常に手前に表示する:有効にすると、ドラムウィンドウは他のプログラムより手前に表示されます。

ヒントの表示:ドラム上にカーソルを置いた時にツールバーの下に表示するヒントを選択します。

楽器の表示:「全ドラムを表示する」を選択すると、全ドラム楽器が表示されます。「使用中のドラムを表示する」を選択した場合、基本的なドラム楽器とシンバルが表示され、それ以外の楽器は現行ソングで使用されるものだけが表示されます。

ベロシティ:ドラムをクリックすると「低ベロシティ」欄で設定された大きさで音が鳴り、[shift]キーを押しながらクリックすると「高ベロシティ」欄で設定している大きさで音が鳴ります。「ランダムにする」を有効にすると、ベロシティは指定する範囲でランダムに変更されます。10~30%程度の範囲にすると効果的です。例えば「高ベロシティ」を127、「範囲」を20%にすると、ベロシティは102~127の間でランダムに変わります。

 

 

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