Band-in-a-Box Mac 版 バージョン33 マニュアル

第5章  ソングの演奏

ファイルを開く

Band-in-a-Boxでは、Band-in-a-Boxソングファイル(.SG_、.MG_)、オーディオファイル(.WAV、.MP3、.M4Aなど)、MIDIファイル、カラオケファイル、動画ファイル、MusicXMLファイル、ABC譜ファイルを開けます。

ファイルを開くには、上部ツールバーのファイル欄のボタンを使います。

[開く]ボタンを押して、Band-in-a-Boxソングファイル(MGU/SGU)を開きます。ショートカットキーは [F3] または [S][S][4][return]です。

[開く+]ボタンを使うと、Band-in-a-Boxソングファイル(MGU/SGU)をはじめ、さまざまな形式のファイル(MIDIファイル、オーディオファイル、MusicXMLファイル、ABC譜ファイルなど)を開けます。

[ソング]ボタンを使ってファイルを開くこともできます。左側では規定の動作でソングを開き、右側では他の方法でソングを開いたり、左側を押した時の動作を変更したりします。

[参考:付属のデモソングは、Songsフォルダの他、Melodist Demos, Soloist Demos、RealTracks - Demos、Drums - Demos、Songs & Lessons、Artist Performance Sets などのフォルダに保存されています。]

[注:Band-in-a-Boxに付属するソングの著作権はPG Musicが所有しており、ユーザーには帰属しません。たとえ、スタイルやリアルトラックなどを使って伴奏を自動生成しても、ユーザー自作曲にはなりません。付属のソングをオーディオファイルやMIDIファイルに書き出してYouTubeなどで公開すると、著作権侵害になります。Band-in-a-Boxに限らず、楽曲全般に共通することですが、著作権はコード進行にはないものの、メロディーにはあります。そこで、 メロディーを完全に書き換えたなら、自作曲として公開できます。メロディーは、メロディスト機能を使って自動生成、外付けMIDI機器を弾いて録音、ノーテーションウィンドウで音符を一つずつ入力、などの方法で作成できます。]

フォルダを参照してソングを開く

ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを押し、「フォルダを参照してソングを開く」を選択します。または、[command]+[O] か [S][S][4][return]を押します。

ドラッグ&ドロップでファイルを開く

ファイルをFinderからドラッグしてBand-in-a-Boxにロップすることで、開けます。この機能に対応するファイル形式は、ソングファイル(.SGU、.MGU)、オーディオファイル(.WAV、.M4A、.MP3など)、MIDIファイル(.MID)、MusicXML(.XMLなど)、ABC譜ファイル(.abc)です。ファイルの形式によっては、新規ファイルとして開くか、現行ソングにインポートできます。どちらにするかは、ファイルをドロップした際に選択できます。

ソングピックウィンドウでソングを開く

このダイアログでは、最大60,000曲のソングを表示でき、ソングの詳細情報(タイトル、スタイル、キー、テンポ、拍子、メロディー/ソロ/歌詞の有無など)を確認できます。ソングを開く前にコード進行を確認したり、現行ソングと同じコード進行やメロディーを持つソングを検索したりすることもできます。

ダイアログを開くには、ツールバーの【開く+】か【ソング】ボタンを使います。または、[command]+[F7] か [S][S][1][return] を押します。

[注:編集メニュー>単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く が有効の場合、ソングピックはマルチピックライブラリで開きます。マルチピックライブラリでは、トラックを自動生成する全タイプの素材も選択できるほか、開いたまま他の作業を並行して行うことも可能なため、こちらのご利用を推奨します。]

最初にこのウィンドウを開くと、ホームフォルダ(Band-in-a-Box>MySongs)のソングリストを構築することを促すメッセージが表示されますので、指示に従ってください。

[参考:Band-in-a-Box>MySongは空のフォルダです。作成したソングの保存場所として使用できます。]

ホームフォルダ以外のフォルダのソングを表示するには、左上部の【変更】ボタンを押します。そして、該当メニューを使ってフォルダを参照したり、お気に入りフォルダダイアログを開いたりして目的のフォルダを指定します。このボタンのメニューを使ってホームフォルダを変更することもできます。

「ホームフォルダで開く」を有効にしておくと、フォルダを指定せずにダイアログを開いても、現行フォルダでなくホームフォルダが表示されます。

ダイアログ左下には、ソングの一覧で選択されているソングのコード進行が表示され、ソングを開く前に確認できます。このコード進行をハイライト選択し、コピーしてテキストファイルなどに貼り付けることもできます。

ソングの一覧をさまざまな要素で絞り込み表示できます。

 

文字フィルター:例えば、loveとタイプすると、いずれかの列でloveを含むソングを検索できます。
サブフォルダ:特定のサブフォルダを表示する、すべてのサブフォルダを表示する、サブフォルダを全く表示しない、の選択ができます。
ジャンル・リズム:ジャンル、リズムのノリ、拍子で一覧をフィルター表示します。
コード・メロディー:指定のコード進行、現行ソングの指定範囲のコード進行やメロディーを持つソングを探せます。
その他:例えば、指定のスタイルが選択されているソング、メロディーを含むソング、歌詞を含むソング、特定のキーのソング、特定期間に作成されたソングなどを探せます 。

【コード・メロディー】フィルターボタンを押し、「指定のコード進行に一致」を選択すると、指定のコード進行を持つソングを検索できます。

 

ダイアログを開いたら、入力欄にDm7 | G7 | C | というように小節線を縦棒で表しながらコードをタイプします。この機能はコードの変化形を同じと判断するため、例えばCを探す際、CMaj7やC/Eも検索結果に含まれます。
初期設定ではキーに左右されないコード進行を検索します。例えばDm7-G7-C (1-4-7)を探す際、Am7-D7-G (1-4-7)も同じと判断されます。キーで相対的に見たコード進行を検索するには、「キーが相対的に同じ」を有効にし、キーを指定します。例えばキーを指定せずにC-D-Eを検索すると、DキーのD-E-Fや CキーのF-G-Aが一致すると判断されますが、CキーでのC-D-E (1-2-3)を検索すると、DキーのD-E-F (1-2-3)は一致すると判断されても、CキーのF-G-A(4-5-6)は違うと判断されます。
検索条件に、「キーが同じ」、「コードのエクステンションが同じ」、「拍子が同じ」を加えることもできます。
【OK】ボタンを押してメインのウィンドウに戻ると、指定したコード進行によってリストがフィルターされます。そして、各ソングのどの部分にそのコードが存在するかをリストの下で確認できます。

【コード・メロディー】フィルターボタンを押し、「現行ソングの指定範囲のコード進行に一致」を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のコード進行と同じコード進行を持つソングを検索できます。ダイアログを開いたら、「範囲の指定」欄で開始小節と小節数を入力して範囲を指定します。【更新】ボタンを押すと、その範囲のコード進行がダイアログに表示されます。検索条件に、「キーが相対的に同じ」、「キーが同じ」、「コードのエクステンションが同じ」、「拍子が同じ」を加えることもできます。

【コード・メロディー】フィルターボタンを押し、「現行ソングの指定範囲のメロディーに一致」を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のメロディーと同じメロディーを持つソングを検索できます。ダイアログを開いたら、照合先トラックを選択し、さらに範囲を指定して、【更新】ボタンを押します。初期設定では、例えば、 C4,D4,E4は C4,D3,E5 と同じというように、オクターブの動きが違っても同じと判断されますが、「オクターブの動きが同じ」を有効した場合は、例えば 、C4,D4,E4は C4,D3,E5とは違うと判断されます。

【コード・メロディー】フィルターボタンを押し、「現行ソングの指定範囲のメロディーに一致」を選択すると、現在開いているソングの指定範囲のメロディーと同じメロディーを持つソングを検索できます。ダイアログを開いたら、照合先トラックを選択し、さらに範囲を指定して、【更新】ボタンを押します。

ダイアログの右下には、ソングを他の方法で検索したり、オプションを選択したり、他のダイアログにアクセスするためのボタンがあります。

 

開く:ソングピックダイアログを閉じ、「ファイルを開く」のダイアログを開きます。
最近使用:ソングピックダイアログを閉じ、最近使ったソングの一覧を表示するダイアログを開きます。
お気に入り:ソングピックダイアログを閉じ、お気に入りソングの一覧を表示するイアログを開きます。
お気に入り+:ソングピックダイアログを閉じ、お気に入りフォルダダイアログを開きます。
ファイル検索:ソングピックダイアログを閉じ、あらゆるタイプのファイルを検索できるダイアログを開きます。
文字検索:指定の文字をどこかの列で含んでいるソングを検索します。
文字検索続行:上のボタンを使った文字検索を続けます。
構築:現行フォルダにおいてソングの一覧を構築します。
オプション:一覧の文字サイズを変更したり、ソングを選択してOKボタンを押したら演奏を始めるように設定したりするダイアログを開きます。

ショートカットキーを使ってソングを開く

ファイル名が分かっていれば、ショートカットキーを使ってソングを素早く開けます。。[S][O][N][G](ファイル名)[return] をタイプします。タイプするファイル名は一部で構いません。例えば、現行フォルダがSongsの際に [S][O][N][G][Z][Z][W][return]と打つと、Songsフォルダに保存されているzzwaltz.MG8が開きます。

お気に入り/最近使ったソングを開く

上部ツールバーの【開く+】か【ソング】ボタンを使って、お気に入りソングダイアログ、または最近使ったソングダイアログを開きます。ショートカットキーを使う場合は、お気に入りソングは [S][S][3][Enter]、最近使ったソングは [S][S][4][Enter]です。

左上のラジオボタンを使って、「お気に入り」と「最近使用」の一覧を切り替えます。お気に入りのリ一覧には、【お気に入り】ボタンを使って追加したソングが表示されます。お気に入りの一覧を表示している時にこのボタンを押すと、選択するソングを追加できます。最近使用の一覧を表示している時にこのボタンを押すと、一覧内の選択ソングが追加されます。最近使用の一覧には、「使用アイテムを自動的に追加する」が有効の場合は、使ったソングが自動的に追加されます。新規に保存したソングも追加されます。

「選択時に演奏を始める」を有効にすると、OKボタンを押すとすぐに演奏が開始します。

お気に入りフォルダからソングを開く

ソングを一度開くと、そのフォルダはお気に入りフォルダとして自動的に登録されます。お気に入りフォルダを表示するには、ツールバーの【開く】か【ソング】ボタンを押し、表示されるメニューから「お気に入りフォルダからソングを開く」を使います。または、[S][S][6][return]キーを押します。「お気に入りフォルダ」ダイアログが開いたら、フォルダを選択し、【OK】ボタンを押します。すると、選択したフォルダを表示する「ファイルを開く」のダイアログが開くので、ソングを選択し、【開く】ボタンを押します。

前のソングを開く

上部ツールバーの【前へ】ボタンを押すと、現在開いているソングと同じフォルダにある、アルファベット順で前のソングが開きます。ショートカットキーは [control]+[shift]+[F8]、または [S][S][7][return]です。

次のソングを開く

上部ツールバーの【次へ】ボタンを押すと、現在開いているソングと同じフォルダにある、アルファベット順で次のソングが開きます。ショートカットキーは [shift]+[F8]です、または [S][S][8][return]です。

MIDIファイルを開く

上部ツールバーの【開く+】ボタンを押し、「MIDIファイルを開く」を選択します。ショートカットキーは [S][S][9][return]です。

MIDIファイルを開くと、コード進行がコードシートに書き出され、その他のデータはメロディートラックに書き出されます。スタイルは無効に設定されます。これは、MIDIファイルだけを再生するためです。スタイルによって自動生成されるトラックとカラオケファイルを一緒に聞きたい場合は、上部ツールバーのソング欄に表示されるスタイル名を右クリックし、「スタイル有効」にチェックを入れます。

カラオケファイルを開く

上部ツールバーの【開く+】ボタンを押し、「カラオケファイルを開く」を選択します。ショートカットキーは [S][S][1][3][return]です。

カラオケファイル(.KAR)を開くと、コード進行がコードシートに書き出され、その他のデータはメロディートラックに書き出されます。スタイルは無効に設定されます。これは、カラオケファイルだけを再生するためです。スタイルによって自動生成されるトラックとカラオケファイルを一緒に聞きたい場合は、上部ツールバーのソング欄に表示されるスタイル名を右クリックし、「スタイル有効」にチェックを入れます。

オーディオファイルを開く

上部ツールバーの【開く+】ボタンを押し、「オーディオファイルを開く」を選択します。ショートカットキーは [S][S][1][0][return]です。
オーディオファイルを開いたあと、上部ツールバーに表示されているスタイル名をクリックし、メニューから「スタイル有効」からチェックを外すと、Band-in-a-Boxの伴奏なしでオーディオファイルだけを聞くことができます。

MusicXMLファイルを開く

Finale、Sibelius、Guitar Proなどの楽譜編集プログラムで作成したMusicXMLファイル(.xml、.mxl、.musicxml)を開くには、上部ツールバーの【開く+】ボタンを押し、「MusicXMLファイルを開く」を選択します。

「トラックを選択」の欄には、MusicXMLファイルに存在するトラックが表示されます。ここで、Band-in-a-Boxに開きたいものを選択します。複数を選択するには、[command]キーを押しながらクリックします。MusicXMLファイルに含まれていても、この欄で選択されないトラックは開きません。

初期設定では、MusicXMLファイルに存在するすべてのトラックはユーティリティトラック1~16に開きます。「トラックを選択」の欄を右クリックすると、トラックの宛先を変更したり、ギターカポの設定を行ったりできます。

取り入れるトラックや宛先を選択したら、ファイルからどのデータ(音符、コード、テキストイベント等)を取り入れるかを選択します。

「BBソング形式のための調整小節数」のオプションでは、MusicXMLファイルを開く際に頭に付け加える小節数を入力します。これは、Band-in-a-Boxのソングの出だしの2小節カウントインに合わせるためのものです。MusicXML ファイルにカウントインがなければ、2を入力してください。

「MusicXMLファイルの頭から省く小節」のオプションを使って、特定の小節からデータを読み込めます。例えば4を入力すると、第5小節からデータが読み込まれます。

トラックの選択や宛先の変更、データの選択、その他のオプションの設定を行ったら、【OK】ボタンを押し、MusicXMLファイルをBand-in-a-Boxに開きます。

ABC譜ファイルを開く

ABC譜ファイルは、世界で広く使われているシンプルなテキスト形式のファイルです。ABC譜ファイルを開くには、上部ツールバーの【開く+】ボタンを押し、「ABC譜ファイルを開く」を選択します。ABC譜ファイルの詳細は、abcnotation.comをご覧ください。

LyricLabファイルを開く

LyricLab (開発者:JJoanne Cooper、ウェブサイト: www.lyriclab.net) のAIが生成した歌詞やコードを Band-in-a-Box に取り入れることができます。

[注:LyricLabで歌詞やコードを生成するには、アカウントが必要です。アカウントには入会費などが必要なものもありますが、機能が制限される無料のアカウントでも、歌詞やコードを生成することはできます。また、ウェブサイトは英語ですが、日本語の歌詞を生成することも可能です。 ]

LyricLabのウェブサイトでは、雰囲気、ミュージシャン、キー、歌詞の言語等を選択するだけで、数秒で歌詞やコードが自動生成されます。生成された歌詞やコードはテキストファイルにコピーして保存できます。(注釈:日本語の歌詞を含むテキストファイルはANSI文字コードで保存してください。) テキストファイルの各行はBand-in-a-Boxでは各小節に相当します。このため、テキストファイルを保存する際に、各行のコードの数を1つにしておく必要があります。例えば、各行にコードが2つずつあるテキストファイルをBand-in-a-Boxで開くと、各行の最初のコードしか認識されません。しかし、右図のように、2つ目のコードの前に改行を加え、各行にコード1つだけにしてからテキストファイルを開くと、すべてのコードが認識されます。

ファイルの用意ができたら、Band-in-a-Box に戻り、[L][L][reruen]キーを押すか、ファイルメニュー>LyricLabファイルを開く を使って該当ファイルを開きます。すると、コードがコードシートに書き出され、歌詞は小節単位歌詞としてコードシートや歌詞ウィンドウ等に表示されます。

スタイルの選択

伴奏トラックを自動生成するには、スタイルが必要です。Band-in-a-Boxには、ジャズ、ポップ、ロック、カントリー、フォーク、ブルース、ワールド等の多様なジャンルのスタイルが豊富に備わっています。

スタイルピックダイアログを使用すると、検索、絞り込み表示、並べ替え、オーディオデモの試聴などの機能を活用しながらスタイルを選択できます。このダイアログは上部ツールバーの【スタイル】ボタンを使って開けます。ショートカットキーは、[S][return] または [control]+[F9] です。

[注:編集メニュー>単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く が有効の場合、スタイルピックはマルチピックライブラリで開きます。マルチピックライブラリでは、スタイルに限らず全タイプの素材を選択できるほか、開いたまま他の作業を並行して行うことも可能なため、こちらのご利用を推奨します。]

[注:左上部に素材一覧の構築を促す通知が表示される場合は、【構築】ボタンを押します。このボタンのメニューの「標準一覧を構築する」を選択すると、付属のスタイルがすべて一覧に反映されます。自作スタイルがこればこれで十分です。「完全一覧を構築する」を選択すると、自作スタイルも含めて一覧に反映されます。(自作スタイルとは、スタイルメーカーを使って自分で作成したスタイルのことです。)]

一覧上でスタイルをクリックし、【デモ】ボタンを押すと、そのスタイルをオーディオデモで試聴できます。また、【+】ボタンのメニューにある「ダブルクリックしたらオーディオデモでなくソングで試聴する」が無効になっている場合は、一覧上でスタイルをクリックすることで、デモが再生されます。

スタイルを選択し、【適用】ボタンを押すと、選択スタイルが現行ソングに適用されます。このボタンを押してもトラックは生成されません。【生成】ボタンを押した場合は選択スタイルが現行ソングに適用され、そのスタイルによってトラックが生成されます。 (詳細は第6章)

伴奏生成・演奏の操作

ソングの演奏を操作するには、上部ツールバーのボタン、またはショートカットキーを使います。

[演奏]ボタンは、生成済みの伴奏トラックを使って、ソングを最初から演奏します。伴奏トラックが未生成の場合は、生成してから演奏します。[command]+[R]

[演奏+]ボタンは、新しい伴奏トラックを生成し、ソングを最初から演奏します。フリーズ中のトラックでは伴奏が生成されませんが、[shift]キーを押しながらボタンを押すと生成されます。[F4]

[一時停止]ボタンは、ソングの演奏を一時停止します。もう一度押すと停止した位置から演奏が再開します。[control]+[H]

[停止]ボタンは、ソングの演奏または録音を停止します。[esc]

[録音]ボタンは、ソングにオーディオまたはMIDIを録音できます。[control]+[R]

[範囲繰り返し]ボタンは、コードシートで選択している範囲を繰り返し演奏します。[F10]。

ボリューム・パン・リバーブ・トーンの設定

各トラックのボリュームやパン、リバーブ、トーンの設定は、ミキサーウィンドウまたはトラックウィンドウで行います。

数値を変更するには、スライダーを左右に動かすか、スライダーや数値上にカーソルを置き、マウスホイールを動かします。[command]キーまたは[shift]キーを押しながらスライダーやマウスホイールを操作すると、該当トラックだけでなく全トラックの数値が変わります。[command]キーを押しながら操作すると、全トラックの数値が同じ値になるように変化します。[shift]キーを押しながら操作すると、数値は相対的な釣合いを保ったまま変化します。また、スライダーをダブルクリックすると、初期設定の状態に戻ります。

特定トラックの消音/ソロ演奏

ミキサーウィンドウまたはトラックウィンドウの【M】か【S】ボタンを使用します。

ショートカットキーを使うこともできます。

[command]+[2] = 全トラックを消音
[command]+[3] = ベーストラックを消音
[command]+[4] = ピアノトラックを消音
[command]+[5] = ドラムトラックを消音
[command]+[6] = ギタートラックを消音
[command]+[7] = ストリングトラックを消音
[command]+[8] = メロディートラックを消音
[command]+[9] = ソロトラックを消音
[command]+[0] = スルートラックを消音
[option]+[shift]+[Z] = 現行トラックをソロ          
[command]+[2] のあとに [command]+[3]  =ベーストラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[4]  =ピアノトラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[5]  = ドラムトラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[6]  = ギタートラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[7]  = ストリングトラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[8]  = メロディートラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[9]  = ソロトラックをソロ
[command]+[2] のあとに [command]+[0]  = スルートラックをソロ

MIDIトラックの楽器の選択

マルチピックライブラリを使うと、試聴やフィルター機能などを活用しながら、MIDIトラックの楽器を選択できます。

横ツールバーの【ライブラリ】ボタンを押してマルチピックライブラリを開いたら、上部の【楽器】タブを押して、MIDI楽器の一覧を表示します。

まず、左上部で適用先トラックを選択します。そして、フィルターや試聴等の機能を活用しながらMIDI楽器を選択します。目的のMIDI楽器が見つかったら、【適用】ボタンを押して、そのMIDI楽器を宛先トラックに適用します。このボタンを押してもトラックの生成は行われません。【生成】ボタンを押すと、選択したMIDI楽器が宛先トラックに適用され、さらにトラックが生成され、ソングが演奏されます。

プラグイン(シンセサイザー/エフェクト)の選択

各トラックに対し、MIDI出力ソフトウェアシンセサイザー(sforzando、SynthMasterなど)やエフェクト(リバーブ、ピークリミットなど)を選択できます。選択は、ミキサーウィンドウまたはトラックウィンドウで行います。

MIDIのトラックでは、シンセサイザー1つとエフェクト最大3つを選択できます。シンセサイザーは一番左の枠で選択し、エフェクトはその他の枠で選択します。オーディオのトラックでは、エフェクトを最大4つ選択でき、どの枠でも選択可能です。

プラグインを選択すると、初期設定ではそのウィンドウが自動的に開きます。

プラグインの名前をクリックするとメニューが開き、プラグインの選択、プリセットやグループの選択*、プラグインのオプションの設定などを行えます。
(*注:プリセットとは個々のプラグインで行った設定、グループとは各トラックで選んだプラグインのまとまりのことです。グループは、各トラックに選択しているすべてのプラグインのプリセットを含んでいて、TGSファイルとして保存されます。)

VST3プラグイン

VSTやAUだけでなく、VST3もプラグインとして使用できます。

VST3を選択するには、目的のトラックを右クリックし、メニューから「VST3プラグインを選択」を選びます。すると、VST3選択ウィンドウが開きます。初めてこのウィンドウを開く際、一覧は空の状態で、VST3プラグインのスキャンを求められます。「はい」と答えると、スキャンが開始されます。スキャンが完了すると、選択可能なVST3プラグインの一覧が表示されます。

現行トラックにVST3プラグインを適用するには、それを一覧上でダブルクリックするか、画面右下にある【選択】ボタンを押します。

ソフトウェアシンセサイザー sforzando

Sforzando(Plogue社開発)は.SFZ形式に対応したサウンドプレイヤーです。Band-in-a-BoxではMIDIトラックをHi-Q楽器で再生するためのVSTシンセサイザープラグインとして使うことができます。

MIDIトラックをsforzandoで再生するには、ミキサーウィンドウのプラグインの画面で現在選択されているシンセサイザーの名前をクリックし、メニューから「VST2/AUプラグインを選択」を選びます。ダイアログが開くので、<VSTi>Plogue Art et Technologies, Inc: sforzando選択し、【OK】ボタンを押します。

[注釈:もし、sforzandoが表示されていなければ【プラグインを追加】ボタンを使って取り入れます。sforzando の保存先はLibrary>Audio>Plug-Ins>Componentsです。]

すると、sforzandoのウィンドウが自動的に開くので、左上部にある【INSTRUMENT】をクリックしてHi-Q楽器を選択します。

上記以外にも、sforzando と Hi-Q 楽器のプリセット (予め用意された組み合わせ) を選択する方法があります。ミキサーまたは画面上部のトラックボタンを右クリックし、表示されるメニューでMIDI楽器を選択>Hi-Q楽器のプリセットを選択に進みます。ダイアログが開いたら、プリセット(.tgs)を選択し、OKボタンを押します。

その後、Hi-Q 楽器と sforzando が選択されていることをミキサーウィンドウで確認できます。

また、MIDIスーパートラックを含むスタイルを選択すると、該当トラックに Hi-Q 楽器と sforzando が自動的に設定されます。ミキサーウィンドウのプラグイン画面に表示される sforzando の名前を右クリックすると、そのウィンドウが開きます。ここで、Hi-Q 楽器にエフェクトを加えたり、別の Hi-Q 楽器に変更したりできます。

ソフトウェアシンセサイザー SynthMaster Player

Band-in-a-Box には、KV331 Audio が開発したソフトウェアシンセサイザー SynthMaster Player が付属します。SynthMaster Player には多くの音色が含まれており、特にモダンやテクノ系のサウンド作成に役立ちます。

MIDI トラックを sforzando で再生するには、ミキサーウィンドウのプラグインの画面で現在選択されているシンセサイザーの名前をクリックし、メニューから「VST2/AUプラグインを選択」を選びます。ダイアログが開くので、<VSTi> KV331 Audio: SynthMaster 2 Player を選択し、【OK】ボタンを押します。

すると、該当トラックに SynthMaster Player が使用されることをミキサーウィンドウで確認できます。

SynthMaster Player にはたくさんの音色が含まれています。ミキサーウィンドウの KV331 Audio: SynthMaster 2 Player と表示されている部分をクリックすると、SynthMaster Player のウィンドウが開きます。ここで、音色を選択できます

ミキサーウィンドウを見ると、該当トラックに SynthMaster Player プラグインが選択されていることを確認できます。SynthMaster Player の音色をカスタマイズしたければ、KV331 Audio: SynthMaster 2 Player と表示されている部分をクリックします。すると、SynthMaster Playe rのウィンドウが開くので、音色の変更やエフェクトの適用等を行います。

また、PG Music が用意した SynthMaster Player と音色の組み合わせをMIDIトラックに選択することも可能です。これには、マルチピックライブラリを使用します。まず、【MIDI楽器】タブを押してMIDI楽器のリストを表示したら、フィルター欄で「SynthMaster」のみを選択します。すると、SynthMaster Player と音色の組み合わせ (.tgs) がリストに表示されるので、試聴等の機能を活用しながら選択します。

この他にも、SynthMaster Player を使う MIDIスーパートラックを含むスタイルを選択することも可能です。スタイルピックウィンドウのフィルター欄で「その他」のボタンを押し、表示されるメニューから「指定のMIDIスーパートラックセットのスタイル」を選択し、セットNo.39またはNo.40を指定します。これらのスタイルを選択すると、該当トラックに SynthMaster Player が自動的に設定されます。

アレンジオプション/リードイン

環境設定と環境設定2ダイアログを使って、演奏の仕方やリードインの使い方をプログラム全般的に設定できます。

プッシュのボリューム調整: MIDIトラックにおいて拍の頭の直前で弾くプッシュコードのボリュームを他のコードと相対的に調整します。プッシュは少し大きめに演奏すると効果的です。(注釈:このオプションはMIDIトラックに適用されます。リアルトラックのプッシュのボリュームはリアルトラック設定ダイアログ、リアルドラムトラックのプッシュのボリュームはリアルドラム設定ダイアログで調整します。)

ブレイクを尊重する:有効にすると、コードに付けたブレイク(休止、ショット、ホールド)が演奏時に反映されます。休止の多いソングにおいてドラムが休止してリズムが掴みにくく録音が上手くいかない場合等は無効にするとよいでしょう。

ソングのプッシュを尊重する:有効にすると、コードに付けたプッシュが演奏時に反映されます。

スタイルのプッシュを尊重する:有効にすると、スタイルに組み込まれているプッシュが演奏時に反映されます。

エンディングを生成する:有効にすると、ラストコーラスの後にエンディングが生成されます。(注釈:エンディングの生成をプログラム全般的には有効にしても、ソング毎には無効にするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)

リードインを入れる:有効にすると、ソングの頭にリードインが入ります。無効にするとリードインは入りません。

イントロがあってもリードインを入れる:イントロがあるソングではリードインを入れないのが普通ですが、このオプションを有効にして、イントロがあってもリードインを入れることができます。

リードインのタイプ:リードインを入れる際、1-3-1234等のカウントではなく、2小節分のドラムパターンにできます。単純なカウントではなくドラムパターンが聞こえてくると、これから始まるソングのイメージが掴めます。

リードインを演奏する:リードインを入れる際、普通はこのオプションを有効にしてリードインが聞こえるようにしますが、リードインを入れても聞きたくなければ無効にします。

カウントのボリューム:カウントのボリュームを調整します。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。

カウントの楽器:カウントするドラム楽器を選びます。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。

カウントのパターン:カウントのパターンを選びます。これはドラムトラックがMIDIドラムの場合に適用されます。ドラムトラックがリアルドラムの場合はどんなパターンを選択しても1-3-1234 が聞こえます。

ドラムリードイン (現行ソング) :現行ソングにおけるドラムリードインの仕方を選択します。

スマートリードイン:有効にすると、第1小節の前でメロディーが始まるとドラムのリードインが自動的に消えます。

ドラムの消音時でもリードインを入れる:リードインはドラムトラックに出力されるため、ドラムトラックが消音の際にはリードインは聞こえません。ドラムトラックが消音の際でもリードインを再生するには、このオプションを有効にします。

自然な伴奏の行い方:プロは複雑なエクステンション(C7b9b13やGm11等)を別のエクステンションで置き換えることによって、無理のない演奏を行うことがあります。Band-in-a-Box もこのようなコード解釈を行うことができます。この機能を適用している際にその詳細を通知させることもできます。

MIDIボリュームを一定値にする:すべてのソングを特定のボリュームで演奏できます。「メロディー・ソロのボリュームも」も有効にすると、メロディートラックとソロトラックも同じボリュームで演奏されます。

休止を入れながら演奏する:有効にすると、どのソングも指定小節分の休止を入れながら演奏します。この機能を活用して、テンポ感覚を養う練習ができます。例えば、Band-in-a-Boxに4小節演奏させた後、次の4小節は完全に休止させてその間に自分でテンポをカウントしたり楽器を弾いたりするといった使い方ができます。
練習用テンポ:指定範囲を繰り返す度にテンポを少しずつ変更できます。この機能を有効にするには、「変更値」に0以外の数値を入力します。(例えば20を入力すると、繰り返す度にテンポは20ずつ変更します。) そして、「変更方法」を指定します。

ソングの総括設定

ソングの繰り返し方をプログラム全般的に設定したり、ソングを開く際に読み込む要素を選択したりするには、環境設定ダイアログの【総括設定】ボタンを押してダイアログを開きます。

全体の繰り返し方:ソングをひととおり演奏したあとに繰り返すかどうかを設定します。

下記の設定も読み込む:ソングを開いた際に読み込む設定を選択します。

ソロや消音:有効にすると、各トラックのソロや消音状態がソングに保存され、次回ソングを開いた時に同じ状態にできます。

スルートラックのボリューム、パン、リバーブ:有効にすると、ミキサーウィンドウでのスルートラックの設定がソングに保存され、次回ソングを開いた時に同じ設定を呼び戻すことができます。無効にすると初期設定のスルートラックの設定が使用されます。

トラック間のボリュームとパンの単位の選択:有効にすると、ボリュームとパンをデシベル、MIDIボリュームのどちらで表示するかをトラック毎に選択でき、その選択はソングと共に保存されます。無効にすると、ボリューム/パンの単位の選択は全トラックに適用されます。

行単位歌詞を小節単位歌詞に自動変換:バージョン25以前を使って行単位歌詞(ノーテーションウィンドウのツールバーと五線譜の間に表示される行単位歌詞)を入力したソングをお持ちの場合、行単位歌詞を小節単位歌詞に変換できます。初期設定は「自動変換する(分割あり)」で、ソングを開いた際、行単位歌詞が小節単位歌詞に変換され、各行の歌詞が4小節に振り分けられます。「自動変換する(分割なし)」にすると、行単位歌詞は小節単位歌詞に変換されますが、振り分けはされません。「自動変換しない」にすると、行単位歌詞は小節単位歌詞に変換されません。この場合、ソングを開いた後で【今変換する】ボタンを使って変換できます。

ソングを開く際楽譜記号も読み込む:有効にすると、ソングを開いた時にスラー等の楽譜記号が表示されます。

ミドルコーラスではパートマーカーを無視する:有効にすると、ミドルコーラスではパートマーカーに沿った演奏を行わず、サブスタイルbだけで演奏します。無効にすると、ミドルコーラスは他のコーラス同様、パートマーカーに沿った演奏を行います。(注釈:このオプションをソング毎に上書きするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)

シンプルに伴奏する(高度なコード装飾をしない) :有効にすると、余分なリズムを加えたりコードを難しく装飾したりしません。無効にすると、例えばC7のコードはC13やC7b9に装飾されます。(注釈:これをソング毎に上書きするには現行ソングの設定ダイアログを使います。)

移調しない:有効にすると、すべてのソングのすべてのトラックにおいてリアルトラックが移調をしないで生成されます。移調しなければ無理のない伴奏を得ることができますが、バリエーションに欠けることがあります。

下記のトラックをシンプルに伴奏する:特定のトラックをシンプルに伴奏できます。

現行ソングの設定

演奏の仕方を現行ソングにおいて設定できます。例えば、ミドルコーラスでは伴奏の仕方を少し変える、コードのブレイクを特定コーラスでは無視する、といった設定が可能です。上部ツールバーの【ソング設定】ボタンを使ってダイアログを開きます。

[注:このダイアログの設定は個々のソングに保存されます。このため、プログラムを工場出荷時の初期設定にリセットしても、個々のソングに保存された設定はリセットされません。]

ミドルコーラスでパートマーカーを無視する:有効にすると、ミドルコーラスではパートマーカーを無視してサブスタイルbだけで演奏します。無効にすると、ミドルコーラスは他のコーラス同様、パートマーカーに沿った演奏を行います。全コーラスをパートマーカー通りに演奏すると単調になりがちですが、このオプションを有効にすることでミドルコーラスから違う印象を与えることができます。

ミドルコーラスでプッシュを尊重する:有効にすると、コードに付けたプッシュは他コーラス同様、ミドルコーラスでも尊重されます。無効にすると、ミドルコーラスでは無視されます。ミドルコーラスにソロがあるソングではミドルコーラスでプッシュを無視すると効果的です。

ファースト/ミドル/ラストコーラスでブレイクを尊重する:コードに付けたブレイクを指定のコーラスで無視することができます。ミドルコーラスにソロがあるソングではこのオプションを無効にすると効果的です。

ミドルコーラスでペダルベースを尊重する:無効にすると、コードに付けたペダルベースは他のコーラスでは演奏されますが、ミドルコーラスでは演奏されません。

シンプルに伴奏する(高度なコード装飾をしない):余分なリズムを加えたりコードを難しく装飾せず、シンプルに伴奏するには有効にします。無効にすと、例えばC7のコードはC13やC7b9に装飾されます。

タグを使用する  有効にすると、タグ(ラストコーラスの終わりで演奏される数小節の終止部分)が加わます。 「この小節の後にタグへ移動する」 で指定した小節の後、「タグ開始小節」 から「タグ終了小節」 までの部分のタグを演奏し、2小節のエンディングを演奏します。

エンディングを生成する:エンディングの生成が全般的には有効(環境設定ダイアログの「エンディングを生成する」 が有効)でも、現行ソングではエンディングなしにするには無効にします。注釈 :現行ソングで生成するには両方のオプションを有効にする必要があります。)

リアルトラックは4小節エンディングを生成する:有効にすると、リアルトラックはより自然にフェードアウトするようエンディングを4小節演奏します。

エンディングを2小節早めに開始する:エンディング小節はラストコーラスの最終小節の後に追加されますが、このオプションを有効にすると、2小節早く始まり、最終小節で終わるという形になります。例えば、1コーラスに32小節があるソングにおいて、このオプションを無効にするとエンディングは第33小節と34小節に生成されますが、有効にすると第31小節と32小節に生成されます。

フェードアウトエンディング小節数:徐々に音を消していく小節数を指定します。[6小節] ボタンはフェードアウト小節数として一般的な「6」 を入力します。

ドラムリードイン:演奏時のドラムリードインはプログラム全般的には環境設定ダイアログで設定しますが、このオプションを使って現行ソングにおいては別の方法を選択することができます。

テンポに合うリアルトラックを自動代用する:有効にすると、選択リアルトラックよりも、現行ソングのテンポにより相応しいリアルトラック*注釈があればそちらを代用します。(*注釈 代用可能なリアルトラックを選んだ場合、ミキサーウィンドウの楽器名の前にチルダ ~ が1つ付きます。)例えばスローなジャズバラードのソングにおいてテンポ60のリアルトラックを選んだ後にソングのテンポを140に変えると、140に近いテンポのリアルトラック(同じジャンルのもの)に自動変更されます。(自動代用されたことを示すためにミキサーウィンドウの楽器名の前にチルダが2つ付きます。)

ショット/ホールド/プッシュを使用する:有効にすると、リアルトラックはコードに付けたショットやホールド、プッシュに応じながら演奏します。(注釈:すべてのリアルトラックがショット等に対応する訳ではありません。対応するかはリアルトラックピックウィンドウの「S/H/P」 の列で調べることができます。)

選択タイムベースを尊重する:リアルトラックに選択したタイムベースに基いた伴奏を得るには有効にします。

ベーストラック以外は分数コードのベース音を無視する:有効にすると、ベーストラック以外のリアルトラックは分数コード(オンコード、スラッシュコード) のベース音は弾きません。例えばC/Eの分数コードではベース音であるEを無視します。

リアルトラックを移調しない:有効にすると、リアルトラックは移調しません。結果として伴奏の質はよくなりますが、多様性に欠ける場合があることをご留意ください。

リアルトラックのソロはブルージーに演奏する:有効にすると、ソロ(バックソロを含む)はメジャー三和音コード(C、F等)をドミナント7thコード(C7、F7等)で演奏します。

自然な伴奏の行い方:プロは複雑なエクステンション(C7b9b13やGm11等) を近いエクステンションで置き換えることによって、無理のない演奏を行うことがあります。 Band-in-a-Boxもこのようなコード解釈を行うことができます。この機能は環境設定ダイアログでのプログラム全般的な設定を現行ソングに置いて上書きします。

パートマーカーで改行する:有効にすると、新しいセクションが始まる部分(パートマーカーがある所)で改行されます。

ソングを開く時可能な限りリアルスタイルを開く:有効にすると、現行ソングを開く時に、可能であればMIDIスタイルの代わりにリアルスタイル(リアルトラックだけを含むスタイル) が開きます。

伴奏生成完了を待って演奏を開始す:遅いコンピュータではリアルトラックによる伴奏が完全に生成されるのを待たずに演奏を開始すると音切れが発じることがあります。そこで、このオプションを有効にし、伴奏が完全に生成されるのを待ってから演奏を開始することができます。

ボリュームの調整:現行ソングにおいて全体のボリュームを調整します。これはリアルトラックにもMIDIトラックにも適用されます。単位はデシベル(dB)、設定範囲は-36~36です。

オーディオのトラックを移調する:オーディオのトラック (トラックボタンが橙色で表示されるトラック) はソングの演奏中、指定半音数で移調されます。この数値はソングを移調した際に自動設定されますが変更することもできます。

演奏のタイミングをずらす

特定のトラックを少し前にずらし、先導させることができます。これは「ドライビング」と呼ばれる奏法で、特にジャズやブルーグラスなどで効果的です。

編集メニュー>タイミングをずらす を使ってダイアログを開いたら、「機能を有効にする」にチェックを入れます。さらに、各トラックに数値を入力して、ずらし方の程度を設定します。例えば、ベーストラックに-3、他のトラックに0を入力すると、ベーストラックが全体を率いるような演奏が行われます。また、いつも同じようにずらすと、単にタイミングが合っていないように聞こえてしまいますが、「ずらし方をランダムにする」を有効にすると、より自然で現実的な演奏になります。

ソングを指定のキーに移調

ソングを開いた時に指定のキーに移調できます。また、各ソングのキーに左右されず特定のキーで共演できるように設定することもできます。

オプションメニュー>MIDI楽器マップ等>ソングまたはスルートラックの移調、または [control]+[shift]+[A] キーを使ってダイアログを開きます。

「ソングを開く際」を「ソングを移調する」にすると、どのソングも自動的に指定キーに移調されますので、同じキーでいろいろなソングを聞くことができます。「スルートラックを移調する」にすると、ソングを開いた時スルートラックだけが指定キーで移調され、お気に入りのキーを使ってBand-in-a-Boxと共演ができます。

フリーズ

自動生成された伴奏が気に入ったら、フリーズ(維持)できます。フリーズされたトラックでは、【演奏(新伴奏)】ボタンを押しても伴奏が再生成されないため、瞬時に聞くことができます。また、ソングをユーザー仲間に送って、同じ伴奏を聞いてもらうことも可能です。

フリーズするには、ミキサーウィンドウまたはトラックウィンドウのフリーズボタンをオン(青)にします。すると、フリーズされたトラックには、【演奏+】ボタンを押した際に伴奏が再生成されません。

特定トラックをフリーズしたあとに、コード進行やスタイルを変えて他のトラックの伴奏を書き換えることもできます。例えば、まず、レゲエスタイルで全トラックの伴奏を生成します。そして、ベーストラックをフリーズしたあとにスタイルをテクノに変更し、【演奏+】ボタンを押します。これで、ベーストラックはレゲエ、他のトラックはテクノで演奏します。

フリーズを解除するには、ミキサーウィンドウまたはトラックウィンドウのフリーズボタンをオフ(灰色)にします。

特定範囲の繰り返し演奏

特定の範囲を繰り返して演奏するには、まずその範囲をコードシートで選択します。そして、[F10]キーを押すか、上部ツールバーの【範囲繰り返し】ボタン を押します。

メロディー・ソロ付きソングの演奏

[注:以下は、MIDIデータが入力されているメロディートラックやソロトラックに対する機能です。]

メロディー・ソロの自動装飾

優れたミュージシャンは、常に譜面どおりに演奏するとは限りません。タイミングを適度に変えたり、スタッカートやレガーなどの表現を加えたりしながら演奏します。Band-in-a-Boxも、そのようなライブ感のある演奏を再現できます。

上部ツールバーの【装飾】ボタンを押し、メニューの「メロディーを自動装飾」を有効にします。または、[control]+[option]+[E]キーを押します。(自動装飾は、初期設定ではメロディートラックに適用されます。ソロトラックに適用するには、【装飾】ボタンのメニューから「メロディー自動装飾の設定」を選択してダイアログを開き、「適用先トラック」をソロに設定します。)

メロディー・ソロを和声で演奏

メロディーまたはソロのトラックを和声で演奏できます。

上部ツールバーの【ハーモニー】ボタンを押し、メロディートラックを和声で演奏するには、「メロディートラックにハーモニーを選択」を使い、ソロトラックを和声で演奏するには、「ソロ/スルートラックにハーモニーを選択」を使います。

ダイアログが開いたら、ハーモニーを選択し、[OK] ボタンを押します。

[注:の機能は演奏時に適用します。メロディートラックやソロートラックを和声に変換するのではありません。和声に変換するには、メロディーメニューかソロメニューの編集>ハーモニーを・・・トラック書き込む を実行します。]

メロディー・ソロのリアルな演奏

メロディーやソロの発生位置をずらし、より自然な演奏を実現できます。メロディーメニューかソロメニューの編集> 位置を調整>音の発生位置を微妙にずらす を使います。

音の発生位置をこの範囲内でずらす:例えば -5~6に設定すると、音は5ティック先から6ティック後の間で鳴ります。

和音やハーモニーに属さない音もずらす:普通は無効にして、和音やハーモニーに属している音のみの発生位置をずらします。

ハーモニーを含む場合元の音もずらす:無効にすると、ハーモニーはずらしますが、元のメロディーはずらしません。

ジュークボックス演奏

現行フォルダのソングをジュークボックス形式で連続演奏できます。他のアプリケーションを使いながらBand-in-a-BoxをBGMとして楽しむこともできます。

上部ツールバーの【ジューク】ボタンを使ってダイアログを開いたら、必要に応じてオプションを選択し、【ジュークボックス開始】ボタンを押します。

メロディーのないソングも演奏する:有効の場合、メロディーのないソング(*.SG_)も演奏されます。

リードインを入れる:有効の場合、各ソングの頭にリードインが入ります。(豆知識:リードインのタイプやパターンは、環境設定ダイアログで設定できます。)

メロディーの楽器を変更する:有効の場合、メロディーの楽器は「お気に入りメロディー楽器」の中からランダムに選択されます。

ソングタイトルを表示しない:有効の場合、各ソングのタイトルはツールバーのタイトル欄に表示されません。

ランダム選択/アルファベット順選択:現行フォルダのソングの選択方法を指定します。
ハーモニーを付ける:有効の場合、メロディーは和声で演奏されます。ハーモニーは指定の範囲からランダムに選択されます。

ソロを生成する:有効の場合、すべてのソングで自動的にソロが生成されます。最初のソングの演奏前にソリスト選択ダイアログが開くので、【OK】ボタンを押してください。

ソリストを自動的に変更する:有効の場合、各ソングに合ったソリストが自動選択されます。

ソロの楽器をコーラス毎に変更する:有効の場合、ソロの楽器がコーラス毎に変わります。

試聴モード:有効にして数値を入力することで、各ソングを数小節ずつ演奏できます。1コーラスずつ演奏するには、99を入力します。

ウィザード共演機能

ソングの演奏に合わせてコンピュータキーボードで音を鳴らすことができます。(注:演奏を停止すると音は鳴りません。)

キーを適当に打っても現行のコードに適した音が鳴るよう自動判断され、音程を気にせずリズムに集中して共演を楽しむことができます。

この機能を使うには、まず上部ツールバーの【MIDI】ボタンを押し、「ウィザード共演機能」を有効にします。

そして、ソングの演奏を開始し、コンピュータキーボードの下二列のキーを使って音を鳴らします。

A S D F G H J K L ; ‘ の列のキーを押すと、パッシングトーン (2度、4度、6度) が鳴ります。
Z X C V B N M , . / の列のキーを押すと、コードトーン (ルート、3度、5度、7度) が鳴ります。

ウィザード共演の楽器やミキサー設定の変更

ウィザード共演にはスルートラックが使用されるため、楽器やボリュームなどをミキサーウィンドウのスルー欄で設定できます。

ウィザード共演のハーモナイズ

コンピュータキーボードで弾いている単音を和声で聞くことができます。上部ツールバーの【ハーモニー】ボタン を押し、「ソロ/スルートラックにハーモニーを選択」を選びます。ダイアログが開くので、ハーモニーを選択し、【OK】ボタンを押します。  

 

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