Band-in-a-Box Windows 版 バージョン33 マニュアル
第10章 MIDI 機能
任意のトラックにさまざまな方法でMIDIデータのメロディーやソロを入力できます。
・ MIDI機器を弾いて録音
・ ウィザード共演機能を使って録音
・ ノーテーションウィンドウで音符を入力
・ メロディストを使ってメロディーを自動生成
・ 別のソングからメロディーをインポート
・ MIDIファイルのデータをインポート
MIDI機器を弾いて録音
コンピュータに接続したMIDI機器(MIDIキーボード やMIDIギターなど)での演奏を録音します。
上部ツールバーの【録音】ボタン、または[Ctrl]+[R]キーを押します。ダイアログが開いたら、録音先トラックを指定し、録音範囲を確認します。「既存のMIDIに重ねて録音する」のオプションは、録音先にすでにMIDIデータがある際にそれを残すには有効にし、新しいデータで上書きするには無効にします。特定のMIDIデータを録音したければ、【録音フィルター】ボタンを押して選択します。
準備ができたら、【録音】ボタンを押し、伴奏に合わせてMIDI機器を弾きます。(伴奏は録音開始小節の2小節前から始まります。)
演奏を終えたら、上部ツールバーの【停止】ボタンか [Esc]キーを押します。終了を告げるダイアログが開いたら、【録音を採用する】を押して録音を確定するか、【録音をやり直す】を押します。
ファーストコーラスを全コーラスにコピーする:有効の場合、ファーストコーラスで録音したメロディーが他のコーラスにも採用されます。
既存の音符に重ねて録音する:有効の場合、トラック内の既存のメロディーを維持する形で、今録音したメロディーを採用します。無効の場合は、トラック内の既存のメロディーは上書きされます。
最終音以降の既存の音符を残す:有効の場合、今録音したメロディーの後ろにあるメロディーは維持されます。
ウィザード共演機能を使って録音
ウィザード共演機能は、ソングの演奏に合わせてコンピュータのキーボードか外部接続MIDI機器で音を鳴らす機能です。この機能を活かして、メロディーを録音します。キーを適当に打ってもコードに適した音が鳴る仕組みなので、音程を気にせず、リズムに集中して録音できます。
まず、上部ツールバーの【MIDI】ボタンを押し、メニューの「ウィザード共演機能」を有効にします。
コンピュータのキーボードでウィザード録音
上部ツールバーの【録音】ボタン、または[Ctrl]+[R]キーを押して録音ダイアログを開き、録音先トラックや録音範囲を確認します。そして、【録音】ボタンを押し、伴奏に合わせて、コンピュータキーボードの下二列で音を鳴らします。
A S D F G H J K L ; ' の列のキーを押すと、パッシングトーン(2度、4度、6度)が鳴ります。
Z X C V B N M , . / の列のキーを押すと、コードトーン(ルート、3度、5度、7度)が鳴ります。
ツールバーの【停止】ボタンか[Esc]キーを押すと、終了を告げるダイアログが開くので、【録音を採用する】か【録音をやり直す】を押します。
キーボードでウィザード録音
ウィザード共演機能はMIDIキーボード上でも働きます。C/E/G/Bbのキーはコードトーンとして、D/F/A/Bのキーはパッシングトーンとして認識され、コードに適した音を録音できます。ボリューム情報を送信することもできます。
この機能を使う前に、ソングまたはスルートラックの移調ダイアログ(オプションメニュー>環境設定>移調設定)の「スルートラックにウィザード機能を適用する」を有効にします。
録音の手順はコンピュータキーボードでウィザード録音するのと同じです。録音ダイアログを開き、【録音開始】ボタンを押して、伴奏が聞こえてきたら、MIDIキーボードのキーを適当に弾いてメロディーを録音します。
ノーテーションウィンドウで音符を入力
ノーテーションウィンドウでマウスを使って、音符を一つずつ入力します。編集モードかロールモードのウィンドウ内にマウスカーソルを置くと、その音程が上部に表示されます。その音程でよければマウスをクリックし、音符を入力します。
メロディストを使ってメロディーを自動生成
横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「メロディスト」を選択します。または、[F7]キーか[M][Enter]キーを使ってマルチピックウィンドウを開いたあと、【メロディスト】タブを押します。
そして、ウィンドウ左上部でメロディーの生成先トラックを選択します。さらに、メロディストを選択します。最後に、【生成】または【部分生成】ボタンを押します。
別のソングからメロディーをインポート
すでに作成した別のソングからメロディーを取り入れることができます。
上部ツールバーの【インポート】ボタンを押し、「ソングをインポート」を選択します。ダイアログが開いたら、「メロディー/ソロ」のオプションを有効にし、範囲などを設定して、【OK】ボタンを押します。
MIDIファイルのデータをインポート
上部ツールバーの【インポート】ボタンを押し、「MIDIファイルをメロディートラックにインポート」または「MIDIファイルをソロトラックにインポート」を選択します。(インポート先トラックはあとで選択できるため、どちらのコマンドを使ってもかまいません。) 「ファイルを開く」のダイアログが開くので、MIDIファイルを選択します。
クリップボードにコピーしておいた他のプログラムからのMIDIデータを取り入れるには、ファイルメニュー>インポート>クリップボードのMIDIデータをインポート を使います。
また、MIDIファイルをエクスプローラからドラッグして、Band-in-a-Boxの画面にドロップすることもできます。
MIDIファイルのインポートダイアログが開いたら、宛先トラックやオプションを選択し、【OK】ボタンを押します。
チャンネル:欲しいデータが保存されているチャンネルを選択します。全部を選択するとすべてのチャンネルのデータが統合されます。
既存データと併合する:有効の場合、宛先トラックの既存のデータとMIDIファイルからのデータが併合されます。
宛先トラック:MIDIファイルの読み込み先を選択します。
インポート開始小節:ファイルを最初から読み込むには0を入力し、特定の位置から読み込むにはその小節番号を入力します。
インポート合計小節数:1000(初期設定)は、ファイル全体を読み込みます。数値を変更してファイルの一部を読み込むこともできます。
頭に挿入する空白小節の数:Band-in-a-Boxでは通常、冒頭に2小節分のリードインがあるため、MIDIファイルにリードインがない場合、このオプションを使って空白小節を挿入できます。
このティック数分先行する音も含める:このオプションは、ファイルを途中から読み込む際に最初の音も確実に含まれるようにします。例えば10を入力すると、範囲の10ティック前の音も検出されます。
連続コントローラを含める / ピッチベンドを含める / 楽器を含める / 歌詞を含める:初期設定では、これらのタイプのデータはすべて読み込まれますが、必要なければ除外できます。
シーケンサーモード(マルチチャンネル)
MIDIデータの録音時に、普通はデータ全体が1つのトラックとして受信されます。しかし、マルチチャンネルのメロディートラックではMIDIデータの各チャンネルが別々に受信され、最高16個のトラックとして扱われます。このような設定を「シーケンサーモード」と呼びます。
メロディートラックをシーケンサーモードに切り替えるには、メロディーメニュー>チャンネルタイプ>マルチ を選択します。または、ツールバー【シーケンサー】ボタンを押し、「メロディートラックのシーケンサー」を選択します。マルチチャンネルに切り替えることを確認するダイアログが開くので、「はい」と答えます。ファイルメニューから「MIDIファイルを開く」を選択してMIDIファイルを開いた場合は、自動的にマルチチャンネルに設定されます。
シーケンサーモードでは、メロディートラックの出力はメロディーチャンネルではなく、MIDIデータの各チャンネルを通ります。(どのチャンネルを通るかはイベントリストで確認できます。) リードシートウィンドウでメロディートラックを表示すると、全チャンネルが別々のトラックとして扱われています。
オーケストラの指揮者でない限り、全チャンネルの楽譜を見る必要はありません。特定のチャンネルを表示しましょう。リードシートオプションダイアログを開き、「マルチチャンネルの表示」欄の「指定チャンネルを表示・演奏する」を選択し、【指定】ボタンを押します。シーケンサーダイアログが開くので、「表示」列で必要なチャンネルを選択します。
【OK】ボタンを押すと、選択したチャンネルだけがリードシートウィンドウに表示されます。
メロディーチャンネルだけを残す
MIDIファイルからメロディーが保存されているチャンネル以外をすべて削除してメロディーだけを残し、伴奏をBand-in-a-Boxに生成させるという使い方ができます。まず、「演奏」列を有効/無効に切り替えながら【再生】ボタンを押し、メロディーがどのチャンネルにあるかを判断します。そして、「編集」のボタン使ってメロディーのチャンネル以外をすべて削除します。チャンネルを一つだけ残してダイアログを閉じると、メロディートラックをシングルチャンネルに戻すことを確認されるので、はいと答えます。
シーケンサーモードでの録音
メロディートラックがシングルチャンネルの場合、メロディーチャンネル(普通はチャンネル4)が使用されるため、自分でMIDIチャンネルを設定する必要はありません。しかし、マルチチャンネル(シーケンサーモード)の場合は、メロディーはメロディーチャンネルではなく、そのデータが保存されているMIDIチャンネルに録音されます。
マルチチャンネルのメロディートラックにMIDIを録音すると、録音終了を告げるダイアログに「録音先MIDIチャンネル」のオプションが表示されるので、チャンネルを選択します。チャンネル2~10は伴奏トラック用に使用されるため、11~16を選択します。
シーケンサーモードでの多重録音
シーケンサーモードで多重録音を行い、各メロディーを異なる楽器で演奏できます。
1. メロディーメニュー>チャンネルタイプ を「マルチチャンネル」に設定して、メロディートラックをシーケンサーモードに切り替えます。
2. ツールバーの[録音]ボタンか[Ctrl]+[R]キーを押して録音ダイアログを開き、MIDIの録音先としてメロディートラックを選択します。
3. 録音ダイアログ内の【録音】ボタンを押し、MIDI機器、またはコンピュータキーボードでメロディーを弾いて録音します。
4. 録音終了時に表示されるダイアログで録音先MIDIチャンネルを指定します。楽器を指定してもかまいません。(楽器は後で、シーケンサーダイアログで指定することもできます。)
5. 2、3、4を数回繰り返し、その都度、未使用のチャンネルを選択します。前回の録音内容が残るよう、毎回、「既存音符に重ねて録音する」を有効にします。
編集
横ツールバー上部でMIDIのトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューの「MIDIを編集」を使うと、MIDIのトラックを編集できます。
クオンタイズ
MIDIを編集>位置を調整>クオンタイズ は、リズムのズレを補正します。
分解度:例えば16にすると、16分音符間隔でクオンタイズされます。
開始小節 / コーラス / 小節数:補正対象の範囲を指定します。
正確さ:機械で計ったように正確に補正するには100% にします。
音の開始位置をクオンタイズする:音の開始位置を補正するのが普通ですが、必要なければ無効にします。
音の終了位置をクオンタイズする:音の長さを補正するには有効にします。普通は無効にします。
ヒューマナイズ
クオンタイズ機能を適用すぎると、機械的で不自然に聞こえることがあります。MIDIを編集>位置を調整>ヒューマナイズは、テンポやリズムのノリなどを微妙にずらせます。
この機能は設定をいろいろ変えてみるのが一番です。8分音符の間隔を小さめにし、オフビートを遅れ気味にするとプロが演奏するメロディーのようになります。思い切っていろいろ試してみましょう。レガートやオフビートはあまり頻繁に使用せず、適当に間を置くとよいでしょう。
音の発生位置を微妙にずらす
MIDIを編集>位置を調整>音の発生位置を微妙にずらす は、音の発生位置をランダムにずらし、より自然な演奏に仕上げます。
「音の発生位置をこの範囲内でずらす」に例えば -5~6を入力すると、音は5ティック先から6ティック後の間で発生します。
「和音やハーモニーから離れた音の発生位置もずらす」は、普通は無効にして、和音やハーモニーに属している音のみの発生位置をずらします。
「ハーモニーを含む場合、音の発生位置もずらす」を無効にすると、ハーモニーだけをずらし、元のメロディーはそのままにします。
前後にずらす
MIDIを編集>位置を調整>前後にずらす はトラック全体を指定ティック数分で前後にずらします。後ろにずらすと、他のトラックよりゆったりとした雰囲気で演奏することになります。
拍を挿入 / 拍を削除
MIDIを編集>位置を調整>拍を挿入 は指定小節に指定拍数を挿入します。例えば第5小節に2小節分を挿入するには、拍を挿入のコマンドを選択し、最初に開くダイアログに5を入力し、次に開くダイアログに2小節分である8を入力します。 MIDIを編集>位置を調整>拍を削除 は指定小節から指定拍数を削除します。
移調
MIDIを編集>移調 に表示されるコマンドを使って、指定範囲を指定半音数で移調したり、全体を1オクターブ上に移調したり、全体を1オクターブ下に移調したりできます。
オクターブ位置を調整
MIDIを編集>オクターブ位置を調整 はトラックが指定の音域に収まるよう、音のオクターブ位置を調整します。例えばベーストラックに低い音がたくさんあって、使いたいベース楽器の音域に合わない場合、低い音を指定音域に転置できます。コマンドを選択した際に最初に表示されるダイアログで音域の最低値を指定し、次に表示されるダイアログで音域の最高値を指定します。
イベントリスト編集
イベントリストを使うと、すべてのイベントタイプを含むMIDIデータを編集できます。
横ツールバー上部でトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューから「MIDIを編集>イベントリストで編集」を選択します。
イベントの一覧は、初期設定ではイベントタイプ別に色分けされますが、「色の分け方」のオプションを使って、別の方法での色分けができます。
イベントタイプ別に色分けされている場合、一覧では次のように表示されます。
・ 表拍で始まる音符:濃いピンク
・ 裏拍で始まる音符:薄いピンク
・ プログラムチェンジ:青色
・コントローラチェンジ:黄色
・ピッチベンド:灰色
イベントを挿入または追加するには、【挿入】または【追加】ボタンを押し、イベントタイプを選択してからデータを入力します。
イベントリストでは、特定タイプのイベントを表示できます。まず、表示オプション欄で「特定イベントタイプ」を選択し、【フィルター】ボタンを押します。イベントリストフィルターが開くので、表示したいイベントタイプを選び、【OK】ボタンを押します。
イベントリストに戻ると、指定したタイプのイベントが表示されます。
ピアノロールウィンドウで編集
ピアノロールウィンドウを使うと、音の位置や長さをグラフ上で正確に編集できます。ベロシティやコントローラ、プログラムチェンジ、チャンネルアフタータッチ、ピッチベンドもグラフ上で編集できます。
ピアノロールウィンドウは、横ツールバーにある【ピアノロール】ボタンを使って開閉できます。
・ ボタンをクリックすると、埋め込み式で開きます。
・ Ctrl+クリックすると、浮動式で開きます。
・ Shift+クリックすると、埋め込み式で表示中の他のウィンドウの下に追加されます。
ツールバー
ツール
作業内容に応じて、編集ツールを選択します。
初期設定のツールである「ペン」では、クリックした位置にノートを入力できます。「分割」では、クリックしたノートを2つに分割できます。ショートカットキー[1]~[6] を使ってツールを切り替えることも可能です。[1]=ペン、[2]=選択、[3]=移動、[4]=分割、[5]=削除、[6]=ベロシティ
「右クリック」のオプションでは、右クリック時の動作を設定できます。
チャンネル
表示するMIDIチャンネルを選択します。
「全」を選択すると、マルチチャンネルのトラックの全チャンネルのイベントが表示されます。
「10」を選択すると、ノートパネルやピアノ鍵盤パネルには、各キーに割り当てられたドラム名が表示され、ドラムノートを直感的に編集できます。
「11」~「16」を選択すると、ノートパネルやピアノ鍵盤パネルには、音程と共に弦番号とフレット位置が表示され、ギター向けのMIDI編集が行いやすくなります。(例:C5(2s/1f)=2弦1フレット)
再生可能
再生可能トラックを有効/無効に切り替えます。
リアルトラックで生成されたトラックでは、オーディオデータが再生され、楽譜の表示に使用されるMIDIデータは再生されません。しかし、再生可能トラック機能を有効にすると、通常は再生されないMIDIデータを再生可能にしたり、再生可能なMIDIデータを新たに入力したりできます。
再生可能機能トラックを有効にすると、【再生可能】ボタンの右に矢印が表示され、指定範囲の再生不可能ノートを再生可能ノートに変更、再生可能ノートを再生不可能ノートに変更、Hi-Q音色を変更、などのコマンドを実行できます。
単音
有効にすると、同じ位置にノートを1つだけ入力できます。意図しない和音の重なりを防げるため、単音ラインの作成に最適です。
グリッド
グリッド(時間軸の区切り)の表示/非表示を切り替えたり、作業内容に合わせてグリッド解像度を調整したり、スウィング感を適用したりできます。
吸着
ノートの吸着を有効/無効に切り替えたり、吸着強度を調整したりします。
吸着が有効な場合、入力/選択するノートは、設定されている「音価」に吸着します。
ショートカットキー[Shift]+[S]で、吸着の有効/無効を切り替えられます。
「強度」では、ノートがグリッドにどの程度吸着するかを細かく調整できます。これにより、必要に応じてわずかなタイミングの揺らぎを残しつつ、ゆるいリズム感を保った編集が可能です。
クオンタイズ
ノートを補正します。簡易設定(0~100%)を適用するか、詳細設定用のダイアログを開いて補正できます。
クオンタイズの設定ダイアログでは、タイミングや音楽的な整合性をより正確かつ柔軟に制御できます。
・位置:ノートの開始位置を、指定したタイミング解像度に合わせます。
・音階:選択した音階に合わせて、ノートを補正します。
・ベロシティ:ベロシティの範囲の標準化や調整を行います。
長さ
入力するノートの長さをあらかじめ設定できます。長さは後からマウスで変更できるため、ここではよく使う長さを設定しておきます。
フィルター
ノートのフィルター表示を有効/無効に切り替えたり、詳細な条件を設定するダイアログを開いたりします。(注:ノートパネルで複数のノートを選択する際にも、フィルターが適用されます。)
フィルターの設定ダイアログでは、フィルター表示を詳細に制御できます。各フィルター条件のボタンを使って、有効/無効を素早く切り替えられます。
・音程フィルター:指定した音程範囲のノートだけを表示します。
・弦フィルター:指定したギター弦の範囲のノートだけを表示します。
・フレットフィルター:指定したフレット範囲のノートだけを表示します。
・位置フィルター:小節.拍.ティック形式で指定した位置範囲のノートだけを表示します。
・長さフィルター:指定した長さ範囲のノートだけを表示します。
・MIDIチャンネルフィルター:指定したチャンネルのノートだけを表示します。
・ベロシティフィルター:指定したベロシティ範囲のノートだけを表示します。
・フィルター反転:フィルター表示/非表示を即座に反転できます。
イベント
グラフィックイベントパネル(ウィンドウ下部)に表示するイベントのタイプ (ベロシティ、コントローラなど) を選択します。
編集ガイド
十字カーソル、中央C指標、ベロシティ濃淡など、編集時に役立つガイドを選択します。
・ 十字カーソル:ノートパネル内でマウスを移動すると、それに追従して表示される薄い点線の縦線と横線です。
・ 中央C指標:中央C(C5)を明確に示すマーカーを表示できます。オクターブの把握が容易になります。
・ ゴーストノート:単一チャンネルを表示している場合でも、他チャンネルのノートを白で表示できます。マルチチャンネルトラックの把握を助けます。
・ ベロシティ濃淡:ベロシティに応じてノートを色分け表示します。ベロシティが高いほど明るく鮮やかに、低いほど控えめな色合いで表示されます。
・ ノート情報:各ノートに表示する情報(音程、ベロシティ、長さなど)を選択します。
・ 鍵盤に音程:ピアノ鍵盤上で音程を参照できます。
スクロール
「マウスでスクロール」では、マウスホイールによるスクロール操作を有効/無効にします。
「自動上下スクロール」を有効にすると、トラックを切り替えた際に画面が自動的にスクロールし、平均的な音域が常に表示されるようになります。
ルーラーパネル
小節の区切りを示す全高の縦線と、拍の区切りを示す短い縦線が表示されます。コードも表示されます。
任意の位置をクリックすると、カーソルがその位置に移動します。
任意の位置をダブルクリックすると、その位置から演奏が開始されます。
ルーラーパネルにはループ領域が表示され、直感的にループを管理できます。
・ 初期設定では、小節1~4がループ領域に設定されています。
・ クリックしてドラッグすると、新しいループ領域を設定できます。
・ ループ領域をShift+クリックすると、ループを切り替えられます。
・ 左端または右端をドラッグすると、ループの開始または終了位置を調整できます。
・ ループ領域の本体をドラッグすると、新しい位置に移動できます。
カーソル位置パネル
このパネルには、マウスカーソルの位置が「小節.拍.ティック」形式で表示され、音程や、カーソル位置に応じてコントローラの値も表示されます。
ピアノ鍵盤パネル
鍵盤をクリックすると、カーソル位置に【長さ】のオプションで設定されている長さのノートが入力されます。
鍵盤を押し続けると、押している間の長さに応じたノートが入力されます。
[Shift]キーを押しながら鍵盤をクリックすると、その音程のすべてのノートを選択できます。
[Shift]キーを押しながら鍵盤をドラッグすると、指定した音程範囲内のすべてのノートを選択できます。
ノートパネル
このパネルには2種類の全高カーソルが表示されます。緑色のカーソルは再生位置を追跡し、青色のカーソルは編集位置を示します。
パネル上でマウスを動かすと、淡い点線の縦線と横線が表示されます。
中央C(C5)を明確に示す視覚的なマーカーを表示できます。オクターブの位置を把握しやすくなっています。
縦方向に1オクターブまでズームインして、特定の音域を詳細に編集できます。ズームアウトすると、ウィンドウ内のすべてのノートを表示できます。
横方向に最大までズームアウトして、ウィンドウにソング全体を表示できます。全体の構造や長いパターンの確認に便利です。
ノートは黄色い棒は表示されます。ノートは選択、編集(発生位置、音程、長さ)、入力、削除が可能です。
ノートはベロシティに応じて濃淡で表示されます。高いベロシティは明るく鮮やかに、低いベロシティは控えめに表示されます。
単一チャンネルを表示している場合、他チャンネルのノートは白で表示され、マルチチャンネルトラックの把握を助けます。
ノートには、音程、ベロシティ、長さなどの詳細情報が表示されます。(注:表示する情報は、ツールバーの[表示ガイド]ボタンで選択できます。)
ノートが小さく、すべての情報を表示できない場合は、ノート上の文字が自動的に省略され、どのズームレベルでも可読性が保たれます。
ノートの上にマウスカーソルを置くと、音程、位置、長さ、ベロシティ、チャンネルなどの情報がヒントとして表示されます。空白部分にカーソルを置いた場合は、その位置で作成されるノートの情報が表示されます。
重なったノートは白で表示され、視覚的に識別しやすくなっています。右クリックメニューから削除することも可能です。
ノートの選択
ノートをクリックすると選択されます。選択されたノートは赤で表示されます。
Shiftキーを押しながらドラッグすると、ドラッグした範囲にあるノートがすべて選択されます。
Shiftキーを押しながらノートをクリックすると、そのノートが既存の選択に追加されます。
Shiftキーを押しながら左右の矢印キーを押すと、左または右に隣接するノートが選択されます。
「選択」ツールでは、空白部分をクリックしてドラッグすると矩形の範囲選択ができ、その矩形に重なったすべてのノートが選択されます。矩形の開始位置に含まれるノートだけでなく、重なっているノートもまとめて選択されるため、複数ノートの選択が直感的に行えます。
ノートの入力
「ペン」ツールでは、ノートパネルの任意の位置をクリックすると、【長さ】のオプションで設定されている長さのノートが入力されます。
[N]キーを押すと、最後に入力した音程のノートがカーソル位置にノートが入力されます。
任意の長さのノートを入力するには、横方向にドラッグします。ドラッグ中はノートがリアルタイムで伸びて表示されます。
ピアノ鍵盤をクリックすると、カーソル位置にノートが追加されます。
吸着モードが有効な場合、入力したノートは、設定されている「音価」に吸着します。
ノートの編集
ノートをクリックし、横方向にドラッグすると、開始位置が変更されます。
左右の矢印キーを押すと、選択中のノートをグリッド1単位分移動できます。
ノートの高さを調整するには、ノートを縦方向にドラッグします。
上下の矢印キーを押すと、選択中のノートを半音単位で上下に移動できます。
[Shift]キーを押しながら上下の矢印キーを押すと、選択中のノートを1オクターブ単位で移動できます。
ノートの長さを変更するには、ノートの右端をドラッグします。
ノートの左端をドラッグすると、開始位置と長さを同時に調整できます。
矢印キーを使ってノートを移動する場合は、現在のグリッド解像度に従って動くため、音楽的に整った移動が可能です。
ノートをドラッグする際、初期設定では軸がロックされており、ノートは上下または左右方向のみ移動できます。Shiftキーを押しながらノートをドラッグすると、軸ロックが解除され、自由に移動できます。
ノートを削除するには、ノートを選択し、[Delete]キーを押します。または、[Shift]+[Ctrl]キーを押しながらノートをクリックします。また、「消去」ツールでは、ノートをクリックするだけで削除できます。
ノートのベロシティを調整するには、[Ctrl]キーを押しながらノートにマウスカーソルを合わせ、カーソルがVと表示されたら、ノートを縦方向にドラッグします。ドラッグ中は、ベロシティの値がリアルタイムでヒント内に表示されます。
グラフィックイベントパネル
このパネルには、ベロシティ、コントローラ、プログラムチェンジ、チャンネルアフタータッチ、ピッチベンドなど、ノート以外のイベントが表示されます。ツールバーの【イベント】オプションで、表示するイベントを選択します。
コントローラやピッチベンドを入力する場合、イベントの密度は1ティックあたり1イベントから、30ティックあたり1イベントまで調整できます。
ピッチベンドやコントローラ(モジュレーションやサステイン)などのイベントでは、操作の最後に値を0にしたイベントを入力します。これを行わないと、次のノートに影響が及び、ピッチベンドが残ったままになったり、持続的なビブラートがかかったり、サステインが解除されないなど、望ましくない結果が生じることがあります。
ベロシティ
選択中のイベントのベロシティを調整するには、ショートカットキー、または右クリックメニューを使用します。
+ : 選択イベントのベロシティを1増やす
Shift + : 選択イベントのベロシティを5増やす
- : 選択イベントのベロシティを1減らす
Shift - : 選択イベントのベロシティを5減らす
~ : 選択イベントのベロシティを-1から1の間で変える
Shift ~ : 選択イベントのベロシティを-5から5の間で変える
ノートパネル上でベロシティを調整することもできます。[Ctrl]キーを押しながらノートにマウスカーソルを合わせ、マウスカーソルがVと表示されたら、ノートを縦方向にドラッグします。
コントローラ
選択したコントローラのタイプが表示されます。例として以下があります。
・ Expression MSB: ほとんどの最新シンセサイザー(一般的なGMシンセサイザーを含む)で認識されますが、ミ古いシンセサイザーでは認識されない場合があります。Expression MSBは 「7 Main Volume MSB」の代替として使用できます。個別トラックにはExpression MSBコントローラを使い、ボリュームコントローラは全体のボリュームの調整用に残しておくと便利です。こうすることで、ミキサーウィンドウやトラックウィンドウでボリュームを調整しても、トラック内の各ノートのボリュームには影響しません。
デモソング(RollDemoSong.MGU)では、エクスプレッションコントローラによって、イントロでオスティナートを演奏するフルートが徐々にボリュームを増したあと、徐々に減っていくという効果が加えられています。第4小節の途中でトランペットの演奏が開始する所で通常のボリュームに戻すためにエクスプレッションコントローラのイベントが1つ、127の値で設定されています。
・ Mod Wheel MSB: 明確な定義はありませんが、通常はビブラートやトレモロ効果を出すために使います。デモソングでは、一部のノートにモジュレーション(ビブラート)が定義されています。モジュレーションは、控えめに使うのが最適です。多すぎるとほとんどの場合、やりすぎになってしまいます。
プログラムチェンジ
デモソングにはプログラムチェンジイベントが含まれており、イントロの部分にフルート、ファーストコーラスにトランペット、ミドルコーラスにフルート、そしてラストコーラスにソプラノサックスがあります。
チャンネルアフタータッチ
ツールバーの【イベント】オプションで「アフタータッチ」を選択すると、チャンネルアフタータッチが表示されます。デモソングではラストコーラスの第13小節にチャンネルアフタータッチがあります。
ピッチベンド
デモソングでは、音の立ち上がりをすくい上げるようにしたり、音の途中にアクセントを付けたり、音の終わりを落とすようにしたりと、ピッチベンドがさまざまな表現に使われています。デモソングを演奏して、ピッチベンドの効果を確認してください。
イベントの選択
イベントをクリックすると選択されます。選択されたノートは赤で表示されます。
Shiftキーを押しながらドラッグすると、ドラッグした範囲にあるイベントがすべて選択されます。
Shiftキーを押しながらイベントをクリックすると、そのイベントが既存の選択に追加されます。
イベントの入力
任意の位置をクリックすると、単一のイベントが入力されます。
複数のイベントを入力する際は、ペンツールまたはラインツールを使用します。
・ ペンツール:空白部分にマウスカーソルを置くと、ペンツールが有効になります。そして、そのままマウスをドラッグすると、フリーハンドで曲線を描けます。一度で思いどおりの曲線にならなくても、マウスをドラッグして、目的の形になるまで調整します。マウスボタンを離すと、ペンの動きに沿って一連のイベントが入力されます。
・ ラインツール:空白部分にマウスカーソルを置いた状態で[Ctrl]キーを押すと、ラインツールが有効になります。そして、そのままマウスをドラッグすると、直線を描けます。マウスボタンを離すと、その直線の傾きに沿って一連のイベントが入力されます。
どちらのツールでも、入力されるイベントの間隔は、左にある【間隔】欄に従います。例えば30にすると、30ティックごとにイベントが入力されます。
イベントの編集モード
イベントの編集には2つのモードがあります。モードは、グラフィックイベントパネルの左にある【絶対】【比例】ボタンを使って切り替えます。
・ 絶対モード:選択したすべてのイベントに対して、同じ量を加算/減算します。
・ 比例モード:すべての選択イベントを元の値に比例する形で変更します。
絶対モードでは、ベロシティは、描いたラインの傾きに正確に一致します。
比例モードでは、ラインツールで描いたとおりにダイナミクスが変更しますが、ベロシティは描かれた線のおおまかな形状に沿うように比例的に変更します。このモードでは、全体の強弱の流れを保ったまま、ベロシティフェードを作成したり、特定の範囲のベロシティをまとめて変更したりできます。
イベントの編集
イベントを選択し、上下にドラッグすると、値を変更できます。複数のイベントを選択している場合は、それらすべての値が同時に変更されます。
イベントを選択し、[Shift]キーを押しながら左右にドラッグすると、発生位置を変更できます。複数のイベントを選択している場合は、それらすべてが一緒に移動します。
イベントを選択し、[Delete]キーを押すと削除できます。[Shift]+[Ctrl]キーを押しながらイベントをクリックしても削除できます。
右クリックメニュー
ノートパネル、グラフィックイベントパネル、ルーラーパネルを右クリックすると、メニューが開きます。
元に戻す [Ctrl]+[Z]:最後に行った操作を元に戻します。
選択イベントを削除 [Delete]:選択中のイベントを削除します。
全ノート・グラフィックイベントを選択:ウィンドウ上部の 「チャンネル」が 「全」の場合にこのコマンドを選ぶと、全チャンネルのすべてのイベントが選択されます。「全」以外の特定チャンネルに設定されている場合にこのコマンドを選ぶと、そのチャンネルのすべてのイベントが選択されます。
全ノートイベントを選択:(これはノートパネルまたはノートルーラーで右クリックすると表示されます。)ウィンドウ上部で「チャンネル」が「全」に設定されている場合、このコマンドは「全ノートイベントを選択(全チャンネルで)」と表示され、これを選ぶと、全チャンネルのすべてのノートイベントが選択されますが、ノートイベント以外のイベントは選択されません。「全」以外の特定チャンネルに設定されている場合、このコマンド「は全ノートイベントを選択(現行チャンネルで)」と表示され、これを選ぶと、指定したチャンネルのみのノートイベントが選択されます。
全グラフィックイベントを選択(全/現行チャンネルでの現行タイプ) :これは、グラフィックイベントパネルまたはグラフィックイベントルーラーで右クリックすると表示されます。「チャンネル」が 「全」に設定されている場合、このコマンドは「全グラフィックイベントを選択(全チャンネルでの現行タイプ)」と表示され、これを選ぶと、全チャンネルの現行タイプ (「表示」で選択中のタイプ) の全グラフィックイベントが選択されます。チャンネルが 「全」以外の特定チャンネルに設定されている場合、このコマンドは「全グラフィックイベントを選択(現行チャンネルでの現行タイプ)」と表示され、これを選ぶと、指定したチャンネルの現行タイプ(「表示」で選択中のタイプ)のグラフィックイベントが選択されます。
切り取り [Ctrl]+[X]:選択イベントをクリップボートにコピーし、そのイベントを削除します。
コピー [Ctrl]+[C]:選択イベントをクリップボードにコピーします。
貼り付け(置換):(クリップボードにイベントがなければ、このコマンドは選択できません。) コピーしたイベントを、右クリックした位置に貼り付けます。クリップボートの上のイベントが貼り付け先のイベントと同じタイプの場合、貼り付け先のイベントは上書きされます。ウィンドウ上部の「チャンネル」が「全」の場合、イベントはコピー元のMIDIチャンネルを維持します。「チャンネル」が「全」以外の場合は、イベントは「チャンネル」で指定したチャンネルに切り替わります。
貼り付け(併合):(クリップボードにイベントがなければ、このコマンドは選択できません。) コピーしたイベントを、右クリックした位置に貼り付けます。貼り付け先の既存のイベントはクリップボートのイベントと併合されます。ウィンドウ上部で 「チャンネル」が「全」の場合、イベントはコピー元のMIDIチャンネルを維持します。「チャンネル」が「全」以外の場合は、イベントは「チャンネル」で指定されたチャンネルに切り替わりれます。
全イベントをこのチャンネルに切り替える(Ch=xx):全ノートイベントとグラフィックイベントをこのMIDI出力チャンネルに切り替えます。このコマンドは、ピアノロールの編集をより正確に行う場合に便利です。例えば、メロディーの出力チャンネルの初期設定が4の場合、Band-in-a-Boxはメロディートラック内のイベントをチャンネル4に出力しますが、メロディートラック内のイベントは、実際にはチャンネル1か複数チャンネルかもしれません。イベントが別々のチャンネルに存在していても、「チャンネル」を「全」に設定している限り、通常の再生や編集には何の影響も与えませんが、「貼り付け(置換)」コマンドを実行する際、このコマンドがあまりにも働きすぎて、クリップボードのMIDIデータのチャンネルとは異なるチャンネルのイベントを置き換えないようにしようとします。このため、全イベントのチャンネルを括弧内に表示されているチャンネルに強制的に切り替えておくと、「貼り付け(置換)」コマンドが適切にイベントを置き換えます。
選択イベントをこのチャンネルに切り替える(Ch=xx):選択中のイベントのチャンネルを切り替えます。
重複したノートを削除:ノートパネルから重複ノート(水色で表示されるノート)を削除します。
選択イベントのベロシティを1増やす [+]:選択イベントのベロシティを1増やします。
選択イベントのベロシティを5増やす [Shift]+[+]:選択イベントのベロシティを5増やします。
選択イベントのベロシティを1減らす [-]:選択イベントのベロシティを1減らします。
選択イベントのベロシティを5減らす [Shift]+[-]:選択イベントのベロシティを5減らします。
選択イベントのベロシティを-1から1の間で変える [~]:選択イベントのベロシティを-1から1の間のランダムの数で変更します。
選択イベントのベロシティを-5から5の間で変える [Shift]+[~]:選択イベントのベロシティを-5から5の間のランダムの数で変更します。
自動伴奏生成の消音範囲を作成:自動生成されたデータの特定範囲を消音し、自分で入力したMIDIデータだけを聞くことができます。
