Band-in-a-Box Windows 版 バージョン33 マニュアル
第4章 画面の構成
Band-in-a-Box は Windowsのテーマに対応しており、Windows のコントロールパネルで選択されているテーマが、ウィンドウやダイアログの表示に使用されます。メイン画面からは、主要な機能やプログラム設定にアクセスでき、作業中も快適かつ効率的に操作できます。
ステータスバー
画面上部のステータスバーでは、現行ソングのファイル名とパス、全体の長さ、スタイル名に加え、コードシートの現行セルの位置が表示されます。また、ソロやトラックなどの生成中にはその状況も表示されます。ファイルに変更が加えられている場合は、ファイル名に「*」が付加されます。
メニュー
メニューバーからは、さまざまな機能にアクセスできます。
[Alt]キーを押しながら各メニューの右に表示されているアルファベットのキーを押すと、マウスを使わずにメニューを開くことができます。例えば [Alt]+[F]キーを押すと、ファイルメニューが開きます。
上部ツールバー
上部ツールバーには、メニューコマンドの中でもよく使うボタンが配置されています。機能ごとに論理的に分類され、左から右へ配置されています。
・ 書き出し欄 (ドロップステーションやファイルの書き出し)
・ ファイル欄 (新規作成、開く、保存など)
・ 演奏操作欄 (演奏や録音の制御)
・ ソング概観 (現行ソングの全体像)
・ ソング欄 (現行ソングの詳細や設定)
・ 追加機能欄 (その他の主な機能)
ファイル欄、ソング設定欄、追加機能欄のボタンは、好みに応じて追加・削除できます。これは、ツールバー設定ダイアログで行います。上部ツールバー右端の歯車ボタンを使ってツールバー設定ダイアログを開いたら、【ボタンの追加/削除】タブに切り替え、表示したいボタンを有効にします。
横ツールバー
横ツールバーでは、トラックを選択したり、マルチピックライブラリなどのさまざまなウィンドウを開いたりできます。
横ツールバーは、画面の左側または右側に表示できます。この設定は、ツールバー設定ダイアログで行います。
横ツールバーの端をドラッグすることで、幅を狭くしたり広くしたりできます。設定した幅は次回起動時も保持されます。
論理的に配置されたボタンを使って、主ウィンドウ(コードシート、ノーテーション、ピアノロールなど)や副ウィンドウ(ピアノ、ギター、歌詞、ドラム)を開けます。
各ウィンドウは、埋め込み式または浮動式で表示できます。
ボタンをクリックすると、埋め込み式で開きます。
- Ctrlキーを押しながらボタンをクリックすると、浮動式でウィンドウを開きます。
- Shiftキーを押しながらボタンをクリックすると、複数のウィンドウを埋め込み式で表示できます。例えば、コードシートを上に、ノーテーションウィンドウを下に配置した構成にするには、【コードシート】ボタンをクリックしてから、【ノーテーション】ボタンをShift+クリックします。
- 該当ウィンドウが埋め込み式で表示されている場合、ボタンは有効表示されます。
横ツールバー上部のボタンを使って、トラックの選択や、トラック関連の設定・コマンドの実行ができます。
コードシート
コードシートは、Band-in-a-Boxの主要ウィンドウです。コードシートに入力されているコード進行を基づいて伴奏が生成されます。コードは、コンピュータキーを打ったり、外部MIDI機器で和音を弾いたりすることで入力します。サブスタイルの切り替えを指定するパートマーカー、プッシュ記号、ブレイク記号などを併用することで、より具体的な伴奏を指示できます。
矢印キー、[Tab]キー、[Shift]+[Tab]キーを使って、コードシート内を移動できます。
コードシートの上部にあるツールバーでは、コード表示オプションの設定、レイヤーの表示、表示する行数および列数の調整などを行えます。
コードシートを右クリックするとメニューが開き、コードシートに対してさまざまな操作を行えます。
コードは、標準記譜(C、G7、Dmaj)、ローマ数字記譜(I、V7、IImaj)、ナッシュビル記譜(1、57、2maj)、ソルフェージュ記譜(Do、So7、ReMaj)、固定ソルフェージュ記譜(キーに左右されないDo、So7、ReMaj)で表示できます。表示を切り替えるには、【コード表示】ボタンを押し、メニューの「コードの記譜法を選択」を使います。
表示モード (フェイクシートモード / リニアモード) の切り替え
コードシートは、フェイクシートモードまたはリニアモードで表示できます。切り替えるには、【フェイクシート】ボタンを使います。
【フェイクシート】ボタンを押し、「フェイクシートモードで表示」を有効にすると、繰り返しが簡潔に表示され、全体の構成を把握しやすくなります。無効にした場合はリニアモードとなり、繰り返し部分が省略されず、すべての小節が表示されます。このモードでは、2回目の繰り返し部分に異なるコードを入力したり、ブレイク(休止/ショット/ホールド)を指定したりできます。
レイヤー
レイヤーとは、各小節に対する追加の情報を表示する部分のことです。レイヤーには、テキスト、小節単位歌詞、小節設定、コードを表示できます。
レイヤーを表示するには、コードシートのツールバーにある【レイヤー】ボタンを押し、表示したい項目を有効にします。情報がない行では、無駄な場所を取られないよう、レイヤーは開かないようになっていますが、小節をクリックすると開きます。
各レイヤーの色やフォントは、表示オプションダイアログで変更できます。
レイヤーを右クリックするとメニューが開き、文字をコピーしたり、レイヤーの高さを変更したりできます。
*テキストレイヤー:メモなどのテキストが表示されます。テキストを入力するには、該当小節のテキストレイヤーをダブルクリックします。入力可能になったことを示すためにレイヤーの色が変化したら、テキストをタイプし、[Tab]か[Enter]キーを押します。127文字まで入力できます。テキストレイヤーの使い方は、小節単位歌詞レイヤーと基本的に同じです。入力・編集の仕方は第8章の「小節単位歌詞」欄を参照してください。
*小節単位歌詞レイヤー:小節ごとに入力された歌詞が表示されます。歌詞を入力するには、小節単位歌詞レイヤーをダブルクリックします。すると、入力が可能になったことを示すためにレイヤーの色が変化するので、テキストをタイプし、[Tab]か[Enter]キーを押します。127文字(半角英数の場合255文字)まで入力できます。テキストファイルを使って歌詞をコピーすることもできます。(詳細は第8章の「小節単位歌詞」)
*小節設定レイヤー:現行小節の設定ダイアログで行った各小節に対する設定(テンポやボリュームなどの変更)が表示されます。
*コードレイヤー:このレイヤーを使用することで、コードを2種類の記譜で表示できます。
表示オプション
コードシートのツールバーある歯車ボタンを押すと、コードシートの表示をカスタマイズできます。
左上にあるカラーパレットを使って、コードシートをはじめ、さまざまな要素の色を設定できます。カラーパレット上でクリックした位置にはドットが表示されます。【新規】と【現在】のボタンでは色の違いを比較でき、必要に応じて現在の色に戻せます。【すべてを戻す】ボタンを押すと、すべての色がダイアログを開いた時点の状態に戻ります。【設定を開く】ボタンを使うと、コードシートをダークモードとライトモードに切り替えられます。
色の濃淡を表示する:有効の場合、パートマーカーが階調のある見た目になります。また、小節単位歌詞レイヤーやテキストレイヤーなどのレイヤー間のつなぎ目がより滑らかに表示されます。
パートマーカー付き小節番号を枠で囲む:有効の場合、パートマーカーが付いている小節番号の周りに枠が表示されます。
小節番号の表示頻度:小節番号をどの頻度で表示するかを決めます。初期設定では全小節で表示されますが、パートマーカーを付けた小節だけ表示、行の最初の小節だけ表示、全く表示しない、といった選択ができます。
小節線を表示する:有効の場合、各小節の左に縦の線が表示されます。
拍子を表示する:有効の場合、最初の小節と拍子が変更する小節において小節番号の上に4/4や3/4などの拍子が表示されます。
小節線や小節番号にパートマーカーの色を適用する:有効の場合、パートマーカーが付いていない小節で小節線や小節番号、セクション文字がパートマーカーと同じ色で表示されます。無効にした場合はカラーパレットで選択されている色が適用されます。
現行セルを強調表示する:無効の場合、現行セルは周りに枠が付くだけですが、有効の場合は、現行セルの背景が色で塗りつぶされて強調されます。この色はカラーパレットで選択できます。(この機能は視覚障害者のためのJAWSに対応しています。)
設定変更小節で下線を表示する:現行小節の設定ダイアログを使ってソングの途中でキー、テンポ、スタイルなどを変更した場合、コードシートの該当小節に下線が表示されます。下線の色は初期設定では赤ですが、カラーパレットを使って他の色に変更できます。
反復記号を表示する:有効の場合、リピートマークや1カッコ/2カッコなどの反復記号が表示されます。
エンディング以降の小節を違う色で表示する:有効の場合、エンディング以降の小節は違う色で表示されます。初期設定の色は灰色ですが、ダイアログのカラーパレットを使って色を変更できます。
プッシュやブレイクを表示する:有効の場合、コードに付けたプッシュやブレイクが表示されます。プッシュは^(キャレット)で、ブレイクは. (ピリオド)で表示されます。コードにプッシュやブレイクを付けたけれども、記号を表示しないコードシートにするには無効にします。
プッシュやブレイクをカラーで表示する:有効の場合、コードに付けたプッシュやブレイクがカラーで表示されます。色は初期設定では、プッシュは赤、ブレイクは緑ですが、ダイアログの左上部のカラーパレットを使って変更できます。
9susコードを11として表示する:有効にすることで、11thコードを9susとしてではなく11を付けて表示できます。このオプションが有効の場合、例えばC9susとタイプしてもC11とタイプしても、コードシートにはC11が入力されます。
サスペンド2コードをsus2として表示する:有効の場合、サスペンド2コードはsus2コードとして表示されます。
サスペンドコードをsus4として表示する:有効の場合、サスペンドコードはsus4コードとして表示されます。
ディミニッシュコードをdim7(セブンス)でなくdim5(トライアド)として扱う:ディミニッシュコード(dim)にはディミニッシュセブンス(dim7)とディミニッシュトライアド(dim5)があります。このオプションで、dimをどちらで扱うかを設定します。有効の場合、dimはディミニッシュトライアド、dim7はディミニッシュセブンスを意味します。無効の場合は、dimはディミニッシュセブンス、dim5はディミニッシュトライアドを意味します。
ローマ数字コードはマイナーキーでは関係長調を使用する:有効の場合、ローマ数字コードのマイナーキーは関係長調に基づいて表記されます。例えば、Amキーの場合、AmのコードはImではなくVImコードと表示されます。
拍子にそぐわないコードを灰色で表示する:有効の場合、演奏されないコードは灰色で表示されます。例えば、4拍目にコードがある4/4拍子のソングを3/4拍子に変えると、4拍目のコードは演奏されないため薄く表示されます。
ソングを開いたら自動的に編集可能レイヤーを開く:編集可能レイヤーとはテキストレイヤーと小節単位歌詞レイヤーのことです。このオプションが有効の場合、テキストまたは小節単位歌詞を含むソングを開いた際、相当するレイヤーが自動的に開き、ツールバーの【コード表示】ボタンの対象のレイヤーにチェックが入ります。
移調:コードと音符を指定の半音単位で移調します。例えば、14はテナーサックス用に14半音(1オクターブ+2半音)上に移調します。
コード記譜:コードの記譜法 ― 標準記譜(C、G7、Dmaj)、ローマ数字記譜(I、V7、IImaj)、ナッシュビル記譜(1、57、2maj)、ソルフェージュ記譜(Do、So7、ReMaj)、固定ソルフェージュ記譜(キーに左右されないDo、So7、ReMaj) ―を切り替えます。
フォントの選択:まず、右のボタンで変更対象の項目を指定してから、左の【フォントの選択】ボタンを押し、Windowsの「フォント」ダイアログでフォントのタイプやサイズ、スタイルを選びます。
コードのフォント:コードシートのコードのフォントを選択します。Band-in-a-Box で特に人気があるのは BeStPlain、BigBand、RealScore です。プリセットボタンを使って設定することもできます。
コードのエクステンションを上付き文字で表示する:コードのエクステンションを一回り小さいサイズで上部に表示できます。(例 CMAJ7)自動にすると、コードがたくさんある小節ではエクステンションが上付き文字で表示され、それ以外の小節では標準で表示されます。
コードのエクステンションを上付き文字で表示する(レイヤー) :コードレイヤーにおいてコードのエクステンションの表示の仕方を設定します。
コードのフォントサイズ(%):コードのフォントサイズを、セルの高さに対して調整します。100%はコードをセルぎりぎりの高さで表示します。
コードシートの列数:コードシートの列の数(各行に表示する小節数)を設定します。
コードシートの行数:コードシートの行の数(各列に表示する小節数)を設定します。
行数を自動設定する:有効の場合、ソングを開くと、ソングの合計小節数と、ここで設定した範囲に基づいて、行数が自動的に設定されます。
パートマーカーで改行する / 最低必要小節数:有効の場合、パートマーカーを付けた小節で改行されます。改行すると、セクションの移り変わりが分かりやすくなります。(この機能はすべてのソングに適用されますが、現行ソングの設定ダイアログを使ってソングごとに上書きできます。) また、改行に最低必要な小節数を設定することもでき、例えば、8を入力すると、前のパートマーカーとの距離が7小節以下の場合は改行されません。
セクション間の余白 (ピクセル):セクションとセクションの間の余白をピクセル単位で調整します。
行間の余白 (ピクセル):行間(上下の小節の間)の余白の高さをピクセル単位で調整します。
列間の余白 (ピクセル):列間(左右の小節の間)の余白の幅をピクセル単位で調整します。
コードレイヤーの高さ(%):コードレイヤーの高さをメインのコードの高さに対して設定します。
設定を開く:保存済みのダイアログ設定を開いたり、コードシートのダークモード/ライトモードを切り替えたりできます。
設定を保存:ダイアログの設定を保存します。
ミキサーウィンドウ
ミキサーウィンドウでは、各トラックの現在の状態が表示され、設定の変更や調整を簡単に行えます。
横ツールバーにある【ミキサー】ボタンを押して、ミキサーウィンドウの表示/非表示を切り替えます。初期設定では、ミキサーウィンドウは埋め込み式で画面左側に表示されますが、【ミキサー】ボタンの右側を押すと、埋め込み式で右側に表示したり、浮動式で開いたりできます。
上部の4つのタブを使って、ミキサー、プラグイン、ピアノ、楽器の画面を切り替えます。初期表示はミキサーの画面です。
右上端のボタンを押すと、浮動式と埋め込み式を切り替えられます。
浮動式のミキサーウィンドウでは透明度を調整できます。調整ボタンをクリックすると透明度が大きく変わり、右クリックすると少しずつ変えられます。
歯車ボタンを押すと、ミキサーウィンドウの表示や設定を変更できるダイアログが開きます。
「目」ボタンを押すと、ミキサーに表示するトラックを選択できます。このボタンで表示対象に設定したトラックは現行ソングでは常に表示され、この設定はソングに保存されます。このボタンのメニュー内の「自動的に使用トラックを表示し、不使用トラックを隠す」を有効にしておくと、演奏を開始すると、使用されるトラックは表示され、使用されないトラックは表示されません。
トラックパネルの高さは、[Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを動かすことで変更できます。
ミキサーウィンドウのサイズを変更する際、トラックパネルの高さは設定に従って制限されます。例えば、トラックパネルの最大の高さを低く設定した場合、ウィンドウを拡大するとトラックパネルの下には黒い空白が表示されますが、高く設定した場合は、ウィンドウを拡大するとトラックパネルがウィンドウ全体を埋め尽くす形で表示されます。
最上段では、ソングの全体的な出力状況を確認したり、ボリュームを調整したりできます。
ミキサーウィンドウからトラックボタンをドラッグして、ドロップステーションにドロップすると、トラックをオーディオファイルやMIDIファイルとして書き出せます。
トラック名をダブルクリックすると、名前を変更できます。(例:ユーティリティ1⇒私の口笛)
トラック名を右クリックすると、選択トラックに対してさまざまな設定や操作を行えます。
Band-in-a-Boxでは、使用可能なトラックがたくさん用意されています。
・ バンドはソング全体のことを示し、全トラックに対してボリュームやリバーブなどを調整できます。
・ ベース、ピアノ、ドラム、ギター、ストリングスは選択スタイルによって自動生成されるトラックです。
・ メロディートラックには、メロディーを自分で入力するか、メロディストによって自動生成します。
・ ソロトラックには、ソロを自分で入力するか、ソリストによって自動生成します。2つ目のメロディーとして扱うことも可能です。
・ スルートラックには、外付けMIDI機器の演奏が出力されます。
・ オーディオトラックには、歌や楽器を録音したり、オーディオファイルをインポートしたりできます。
・ 16のユーティリティトラックは、トラックの自動生成、オーディオ/MIDIの録音、オーディオ/MIDIファイルのインポートなどに使用できます。
・ トラック名の色でトラック内のデータのタイプや状態を確認できます。
楽譜を表示できるトラックの場合、トラック名に短い下線(トラック名の半分の長さ)が表示されます。楽譜とタブ譜の両方を表示できるトラックの場合は、トラック名に長い下線(トラック名と同じ長さ)が表示されます。
トラック名には、ミキサー設定ダイアログの「トラック名を楽器名で表示する」が無効の場合、ベース、ピアノ、ドラム、ギター、ストリングス、メロディー、ソロ、オーディオ、ユーティリティ1などが表示されます。このオプションが有効の場合は、実際に使用される楽器名 (例: フルート、オルガンなど) が表示されます。同じ楽器が複数のトラックで使用される場合には、楽器名に数字が続きます。(例: フルート1、フルート2)
ミキサーの画面では、各トラックに対するボリューム、パン、リバーブ、トーンを調整します。
ボリュームなどを変更するには、スライダーを左右に動かすか、スライダーや数値上にカーソルを置き、マウスホイールを動かします。[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらスライダーやマウスホイールを操作すると、該当トラックだけでなく全トラックの数値が変わります。[Ctrl]キーを押しながら操作すると、全トラックの数値が同じ値になるように変化します。[Shift]キーを押しながら操作すると、数値は相対的な釣合いを保ったまま変化します。また、スライダーをダブルクリックすると、初期設定の状態に戻ります。
ボリュームとパンは、MIDIの値でなくオーディオの単位であるデシベル(dB)で表示できます。オーディオデータを含むトラックは、デシベルでの表示が適切です。表示方法は、すべてのトラックに対して設定する方法と、トラックごとに設定する方法があります。すべてのトラックに適用する場合は、ミキサー設定ダイアログの「ボリュームとパンをデシベルで表示する」を使用します。トラックごとに設定する場合は、トラックを右クリックし、「設定>ボリュームとパンをデシベルで表示する」を選択します。
各トラックには消音ボタンとソロボタンが備わっています。【M】ボタンが赤または青で表示されているトラックは消音状態、【S】ボタンが黄色で表示されているトラックはソロ状態です。青で表示されている【M】ボタンを右クリックすると、他のトラックのソロや消音状態を変更できます。例えば、ギタートラックがソロの状態の時に、青で表示されているドラムトラックの【M】ボタンを右クリックすると、ドラムトラックの消音が解除されると同時に、ギタートラックのソロも解除されます。
各トラックにはフリーズボタンもあり、これをオンにすると、生成済みの伴奏が新しい伴奏で置き換えられないようにできます。このボタンは、オーディオを録音またはインポートしたトラックでは表示されず、代わりに緑の波形アイコンのボタンが表示されます。また、リアルトラックステムやリアルドラムステムが選択されているトラックでは、ピンク色のステムアイコンのボタンが表示されます。
VUメーターを右クリックし、メニューの「トラックをアーム」に有効にすると、外部からのオーディオがそのトラックで受信され、オーディオ入力をリアルタイムで確認できるようになります。また、このメニューには、オーディオ入力を選択するコマンドもあります。例えば、お使いのオーディオインターフェイスに2つの入力端子があり、右の入力端子に接続したマイクを使って入力したい場合は 「モノラル右からステレオ」を有効にします。
プラグインの画面では、各トラックに最大4つまでの DX または VST プラグイン (シンセサイザー/エフェクト) を割り当てられます。
MIDIのトラックでは、シンセサイザー1つとエフェクト最大3つを選択できます。シンセサイザーは一番左の枠で選択し、エフェクトはその他の枠で選択します。オーディオのトラックでは、エフェクトを最大4つ選択でき、どの枠でも選択可能です。
プラグインの名前をクリックするとメニューが開き、プラグインの選択、プリセットやグループの選択*、プラグインのオプションの設定などを行えます。
[*注:プリセットとは個々のプラグインで行った設定、グループとは各トラックで選んだプラグインのまとまりのことです。グループは、各トラックに選択しているすべてのプラグインのプリセットを含んでいて、TGSファイルとして保存されます。]
VST2やDXに加えて、VST3もプラグインとして使用できます。VST3を選択するには、目的のトラックを右クリックし、メニューから「VST3プラグインを選択」を選びます。すると、VST3選択ウィンドウが開きます。初めてこのウィンドウを開く際は、一覧が空の状態のため、VST3プラグインのスキャンを求められます。「はい」と答えると、スキャンが開始され、完了後に選択可能なVST3プラグインの一覧が表示されます。
VST3プラグインは列ごとに表示されており、列の見出しをクリックすると、名前、形式、カテゴリ、開発元などによる並べ替えができます。
新しく入手したVST3プラグインや、更新されたVST3プラグインがある場合、【スキャン】ボタンを押して、一覧に反映させます。
現行トラックにVST3プラグインを適用するには、それを一覧内でダブルクリックするか、画面右下にある【選択】ボタンを押します。
左下にある【オプション】ボタンを押すと、VST3 プラグインの手動追加、スキャンフォルダの追加、特定VST3プラグインの削除などを行えます。
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検索フォルダを追加:VST3プラグインが規定の場所 (C:\Program Files\Common Files\VST3) にインストールされていない場合でも、フォルダを指定してスキャンできます。もし、間違ったフォルダを追加した場合は、「検索フォルダを初期設定に戻す」を使って、手動で追加した検索フォルダをすべて削除できます。 |
VST3選択ウィンドウを閉じたあとに、選択したVST3プラグインをトラックから取り外すには、ミキサーウィンドウのプラグイン画面でそのプラグインの名前を右クリックし、「プラグインを削除」を選択します。
ミキサーウィンドウのプラグインの画面をクリックし、メニューから「プラグインオプション(VST2)」を選択すると、VST2プラグインのオプションを設定できます。
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起動時にVST2プラグインを検索する:有効の場合、Band-in-a-Boxを起動する度にVST2プラグインが自動的に検索されます。対象は、以前検出されなかったプラグインです。 |
[注:VST/DXプラグインの場所の一覧はテキストファイルに記録され、C:\bb\DX Settingsのフォルダに保存されます。例えば、
64ビットVSTはplugin_list_VSTdirectories_x64.txt に、64ビットDX/DXiはplugin_list_MIDI_x64.txtに記録されます。]
MIDIトラックは、デフォルトのシンセサイザーに出力されますが、他のMIDIトラックで選択されているシンセサイザーに出力することも可能です。変更するには、ミキサーウィンドウのプラグイン画面でシンセサイザーの名前をクリックし、メニュー内で「MIDIプラグインを経路変更」に進み、他のトラックで選択されているシンセサイザーを選択します。
MIDIプラグインのオーディオ出力をミキサーウィンドウ内で設定できます。つまり、MIDIプラグインのサウンドを、オーディオのトラック(リアルトラック、リアルドラム、オーディオトラック)と同じように設定できます。
ンセ出力のボリュームやパンを弱める:プラグインのオーディオ出力のゲインをミキサーウィンドウのボリュームやパンに基づいて変更します。このオプションを有効にした場合MIDIコントローラのボリュームはプラグインに送られません。MIDI コントローラに反応しないプラグインを使用している場合に便利な機能です。 |
ピアノの画面では、演奏の様子が鍵盤上に表示されます。
楽器の画面では、詳しい楽器名が大きく表示されます。
ミキサーウィンドウの右上にある歯車ボタンを押すと、ミキサーウィンドウの表示や設定を変更できるダイアログが開きます。
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ミキサーの変更を元に戻せるようにする:有効の場合、ボリューム、パン、リバーブ、トーンを変更したあとに、編集メニュー>元に戻す またはCtrl+Z キーを使って元に戻せます。 |
トラックウィンドウ
トラックウィンドウでは、すべてのトラックのデータが表示されます。各トラックのボリューム/パン/リバーブ/トーンの調整、ソロや消音の切り替え、DX/VSTプラグインの割り当て、繰り返し範囲の選択などを素早く行えます。
横ツールバーにある【トラック】ボタンを使って、トラックウィンドウを開閉できます。
- ボタンをクリックすると、埋め込み式で開きます。
- Ctrl+クリックすると、浮動式で開きます。
- Shift+クリックすると、埋め込み式で表示中の他のウィンドウの下に追加されます。(注:トラックウィンドウとミキサーウィンドウの両方を埋め込み式で表示することはできません。)
ツールバーの下にあるルーラーでは、全高の縦線が小節の区切りを示し、短い縦線が拍の区切りを示します。さらに、小節番号、拍、コーラス、パートマーカー、コードが表示されます。
最上部のツールバーには、ウィンドウの表示や設定を操作するためのボタンが用意されています。
- 標準/フレーズ編集:これらのボタンは、設定ダイアログの「トラックウィンドウで標準モードとフレーズ編集モードの切り替えを可能にする」のオプションが有効になっている場合に表示されます。標準モードでは、データが普通に表示されます。フレーズ編集モードでは、リアルトラック/リアルドラム/ユーザートラック/ループで生成されたフレーズが枠で囲まれ、フレーズを編集できます。
- 表示トラック:トラックウィンドウに表示するトラックを選択します。
- 吸着:有効にすると、トラック内でのクリックや範囲の選択時にカーソル位置が最寄りの拍に吸着します。
- ズーム - +:水平方向にズームアウト/インします。
- 全体を表示:可能な限り水平方向にズームアウトし、トラック全体が表示されるようにします。
- 範囲を繰り返し再生:選択範囲を繰り返し再生します。
- トラック全体を選択:現行トラックの全体を選択します。
- 歯車ボタンを押すと、トラックウィンドウとオーディオ編集ウィンドウの表示/動作を設定するダイアログが開きます。
- 最も右側のボタンを使うと、浮動式と埋め込み式を切り替えられます。
右下に並んだ【+】【-】ボタンを使って、すべてのトラックの高さを調整できます。ボタンをクリックすると、高さが少しずつ変化します。[Shift]+クリックすると、5倍の速さで高さが変化し、[Ctrl]+クリックすると、10倍の速さで高さが変化します。
左側にはミキサーがあり、トラックごとにボリュームやリバーブなどを調整したり、ソロや消音を管理したりできます。ボリュームなどを変更するには、スライダーを左右に動かすか、スライダーや数値上にカーソルを置き、マウスホイールを動かします。[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらスライダーやマウスホイールを操作すると、該当トラックだけでなく全トラックの数値が変わります。[Ctrl]キーを押しながら操作すると、全トラックの数値が同じ値になるように変化します。[Shift]キーを押しながら操作すると、数値は相対的な釣合いを保ったまま変化します。また、スライダーをダブルクリックすると、初期設定の状態に戻ります。
各トラックに表示されるVUメーターでは、ボリューム状況を確認できます。
【Fx】ボタンをクリックすると、選択トラックのプラグインが表示されます。Ctrl+クリックした場合は、すべてのトラックのプラグインが表示されます。
【P】ボタンをクリックすると、選択トラックのピアノ鍵盤が表示されます。Ctrl+クリックした場合は、すべてのトラックのピアノ鍵盤が表示されます。
トラックの区切り線をドラッグすることで、トラックの高さを個別に調整できます。Ctrlキーを押しながら区切り線をドラッグしてマウスボタンを離すと、すべてのトラックが同じ高さに揃います。
マウスホイールを使って表示を調整できます。操作する位置やキー操作によって、動作が異なります。
・ 左側でスクロール:トラックウィンドウを縦方向にスクロール
・ 右側でスクロール:トラックウィンドウを横方向にズーム
・ ボリューム/パン/リバーブ/トーン上でスクロール:値を調整
・ Ctrlキーを押しながらスクロール:全トラックの高さを変更
・ Shiftキーを押しながらスクロール:トラックウィンドウを上下にスクロール
トラック名をダブルクリックすると、名前を変更できます。(例:ユーティリティ1⇒私の口笛)
トラック名を右クリックすると、選択トラックに対してさまざまな設定や操作を行えます。
トラックウィンドウからトラック名をドラッグして、ドロップステーションにドロップすると、トラックをオーディオファイルやMIDIファイルとして書き出せます。
フレーズ編集モードでは、リアルトラック/リアルドラム/ユーザートラック/ループで生成されたフレーズが枠で囲まれ、フレーズを編集できます。
フレーズの枠内をクリックすると、そのフレーズが選択されます。
[Shift]キーを押しながら複数のフレーズの枠内をクリックすると、複数のフレーズが選択されます。
[Ctrl]+[C]キーを押すと、選択されているフレーズがクリップボードにコピーされます。そのあと、同じトラック内の別の位置をクリックし、[Ctrl]+[V]キーを押すと、コピーされたフレーズがその位置に貼り付けられます。
選択されているフレーズをトラックから削除するには、[Delete]キーを押します。
あるフレーズの最初の部分だけが欲しければ、まずそのフレーズをクリックし、緑の枠の右の線上にマウスカーソルを置きます。そして、その線上に左右の矢印アイコンが表示されたら、マウスボタンをクリックし、左にドラッグします。目的の位置にたどり着いたら、マウスのボタンを放します。
あるフレーズをもっと早い位置で始めたければ、まずそのフレーズをクリックし、緑の枠の左の線上にマウスカーソルを置きます。そして、その線上に左右の矢印アイコンが表示されたら、マウスボタンをクリックし、左にドラッグします。目的の位置にたどり着いたら、マウスのボタンを放します。
あるフレーズの全体または一部をループとして繰り返し使用することもできます。例えば、6小節フレーズの最初の2小節分だけを繰り返し使いたい場合、次の手順で設定します。まず、そのフレーズをクリックします。緑の枠の左の線上にマウスカーソルを置きます。その線上に左右の矢印アイコンが表示されたら、マウスボタンをクリックし、左にドラッグします。最初の2小節分だけが表示されるようになったら、マウスのボタンを放します。
次に、緑の枠の右の線の上部にマウスカーソルを置きます。Uターンの形をしたアイコンが表示されたら、マウスボタンをクリックし、右にドラッグします。目的の位置にたどり着いたら、マウスのボタンを放します。すると、枠内に縦の点線が表示されます。この点線は、フレーズの特定部分が繰り返される(ループされる)ことを示します。下記の図は2小節のフレーズが4回繰り返されることを表しています。
