Band-in-a-Box Windows 版 バージョン33 マニュアル
第3章 バージョン33の新機能
トラックウィンドウを追加!
これは一般的なDAWプログラムで見られるようなウィンドウで、各トラックのデータを表示したり、リアルトラックやリアルドラムで生成されたフレーズを編集したりすることができます。
GUIリニューアル
メイン画面や各種ウィンドウに新しいGUIが導入され、現代的で統一感のあるデザインに刷新されました。使いやすさも向上しています。
上部ツールバー
レイアウトの再設計:ツールバーは機能ごとに論理的に分類され、左から右へ配置する形に再設計されました。
・ 書き出し欄(ドロップステーションやファイルの書き出し)
・ ファイル欄(新規作成、開く、保存など)
・ 演奏操作欄(演奏や録音の制御)
・ ソング概要(現行ソングの全体像)
・ ソング欄(現行ソングの詳細や設定)
・ 追加機能欄(その他の主な機能)
アイコンデザインの統一:標準的なUIデザイン規則に従い、ボタンが全体的に統一されました。
ボタンのカスタマイズ:ファイル欄、ソング設定欄、追加機能欄のボタンは、好みに応じて追加・削除できます。
ボタンの画像/文字表示:ツールバーのボタンは、画像表示と文字表示を切り替えられます。
文字サイズの調整:ボタンの文字は画像に埋め込まれておらず、読みやすいサイズで表示できます。
低解像度対応:ツールバーとメイン画面は、1024×768の解像度に対応します。ツールバーは画面サイズに合わせて自動的に調整され、ボタンが切れたり重なったりすることはありません。
ドロップステーションの改善:以前は小さくて扱いにくかったドロップステーションが大きく表示され、使いやすくなりました。
ドラッグ&ドロップ操作のモード名変更:以前は「DAWプラグインモード」と呼ばれていた操作モードは、最新版ではより正確に「ドラッグ&ドロップモード」に変更されました。
ドロップボタンの追加:新しく追加された【ドロップ】ボタンは、左側を押すとドラッグ&ドロップモードの切り替えが行え、右側を押すとドラッグ&ドロップの各種オプションを選択できます。
ドラッグ&ドロップモードの状態表示:モードが有効の場合、【ドロップ】ボタンが赤く鮮明に表示され、さらにボタンのメニュー内でもその状態が明確に表示されます。
マスターボタンの追加:新しく追加された【マスター】ボタンは、左側をドロップステーションにドラッグ&ドロップすると、バンド全体をオーディオまたはMIDIファイルとして書き出せます。右側を押すと、書き出し時のオプションを選択できます。
ファイル名簡略化オプション:ドラッグ&ドロップで作成されるファイルの名前の付け方を選択できるようになりました。
インポートボタンの追加:新しく追加された【インポート】ボタンを使うと、MIDIファイルやオーディオファイルなど、さまざまなファイルを現行ソングに取り込めます。
演奏操作ボタンの状態表示: 【演奏】、【演奏+】、【一時停止】、【停止】、【録音】、【範囲繰り返し】の各ボタンには、状態が表示されます。例えば、ソングの演奏中は【演奏】ボタンが緑に、トラックの生成中は【演奏+】が青に、録音中は【録音】ボタンが赤に変わります。
ソング概観のヒントに位置を表示:ソング概観にマウスカーソルを置くと表示されるヒントに、カーソル位置の小節番号とコーラス番号が表示されます。
ソング概観に小節設定を表示:小節設定(特定小節での拍子変更、テンポ変更、ボリューム変更など)がある場合、ソング概観欄に赤線が表示されます。
ソング概観の表示位置を選択:ソング概観の表示位置は、上部ツールバーの下に大きく表示、上部ツールバー内に小さく表示、非表示の中から選択できます。
タイトルの直接入力:ソングのタイトルは、ダイアログを開かずに、タイトル欄に直接入力できるようになりました。
ソングの長さを表示:タイトル欄の右に、現行ソングの長さが表示されます。
スタイル名のヒントを表示:スタイル名にマウスカーソルを置くと、ヒントにスタイルのファイル名と名前が表示されます。
スタイルメモダイアログの追加:ソングメモダイアログに似ており、スタイルに関する情報が表示されます。
表示移調の状態を常時表示:表示上で移調しない場合でも +0 と表示され、常に確認できます。
拍子変更のお知らせ:ソング内で拍子が変更されると、拍子ボタンにアスタリスク(*)が表示されます。
ソングの繰り返しボタンの追加:新しい【繰り返し】ボタンには、現行ソングの繰り返し(リプレイ)の有効/無効状態が表示されます。また、このボタンのメニューでは、現行ソングでの繰り返しの切り替えや、すべてのソングで繰り返す/繰り返さないを設定できます。
扱いやすいタップテンポボタン:ボタンサイズが大きくなり、タップしやすくなりました。
オーバーフローメニュー:ツールバーの追加機能欄に収まらないボタンは、オーバーフローメニュー(縦三点リーダー)に表示されます。
歯車ボタン:ツールバー右端の歯車ボタンを使って、ツールバー設定ダイアログや環境設定ダイアログを開けます。
横ツールバー
新しい横ツールバー:トラックを選択したり、マルチピックライブラリなどのさまざまなウィンドウを開いたりできます。
表示位置オプション:横ツールバーは、画面の左側または右側に表示できます。
サイズ変更オプション:横ツールバーの端をドラッグすることで、幅を狭くしたり広くしたりできます。設定した幅は次回起動時も保持されます。
ミキサーへのアクセス:【ミキサー】ボタンを使って、ミキサーの表示/非表示を素早く切り替えられます。また、ボタンの右側では、埋め込み式で左に表示、埋め込み式で右に表示、浮動式で表示、あるいは非表示に設定できます。さらに、選択した表示状態は次回起動時も保持されます。
トラックボタン:横ツールバーの最上部のボタンを使って、トラックの選択や、トラック関連の設定・コマンドの実行ができます。
ウィンドウボタン:横ツールバーに論理的に配置されたボタンを使って、主ウィンドウ(コードシート、ノーテーション、ピアノロールなど)や副ウィンドウ(ピアノ、ギター、歌詞、ドラム)を開けます。
埋め込み/浮動式での表示:各ウィンドウは、埋め込み式または浮動式で表示できます。
・ウィンドウボタンをCtrl+クリックすると、浮動式で開きます。
・ウィンドウボタンをShift+クリックすると、埋め込み式で開きます。
・該当ウィンドウが埋め込み式で表示されている場合、ウィンドウボタンは有効表示されます。
・マルチピックライブラリも埋め込み式または浮動式で表示できます。【ライブラリ】ボタンをCtrl+クリックすると、浮動式で開きます。
複数ウィンドウの表示
複数ウィンドウの埋め込み表示:各ウィンドウのボタンをShift+クリックすると、複数のウィンドウを画面に埋め込んで表示できます。例えば、コードシートを上に、ノーテーションウィンドウを下に配置した構成にするには、【コードシート】ボタンをクリックしてから、【ノーテーション】ボタンをShift+クリックします。
オーディオコードウィザードの表示:オーディオコードウィザードには、専用のウィンドウ構成が使用されます。コードシートが上に、オーディオ編集ウィンドウが下に表示されます。
レイアウトの調整:埋め込み表示された各ウィンドウには仕切りがあり、上下のサイズを自由に調整できます。
構成ボタンの動作:【構成】ボタンの左側を押すと、規定のウィンドウ構成が読み込まれます。右側では、最近使用した構成の読み込み、現在の構成を規定として保存、左側の初期設定動作の変更などを行えます。
ウィンドウ構成の保存と読み込み:さまざまなウィンドウ構成を保存しておき、作業内容に応じて特定の構成を読み込めます。
各ウィンドウの拡張
ツールバーのデザイン統一:すべてのウィンドウのツールバーは、統一されたデザインになりました。標準操作(設定、埋め込み/浮動切り替え、ヘルプなど) は右側に、ウィンドウ固有の操作は説明付きラベルと共に左側に配置されています。
狭い画面のオーバーフローメニュー:画面の幅が狭く、ボタンが収まりきらない場合は、オーバーフローメニュー(縦三点リーダー)に表示されます。
浮動表示対応:ほとんどのウィンドウは、右上の【浮動】ボタンを使って、浮動式で表示できます。(注:コードシートは主要ウィンドウのため、浮動表示はできません。)
ズーム操作の統一:多くのウィンドウでは、標準化されたスクロールバーや、縦/横方向のズームボタンが使えるようになりました。
配色の刷新:トラックウィンドウとオーディオ編集ウィンドウは、現代的で統一感のあるデザインに刷新されました。
コードシートの改善
- ツールバーを追加:レイヤーの表示、コード表示オプションの選択、表示する行数・列数の設定などを、ツールバーから簡単に操作できます。
- 右クリックメニューの改善:コードシートを右クリックすると表示されるメニューでは、操作しやすいよう項目の並び順が最適化されました。
- リピート記号の改善:これまで星状に見えていたリピート記号の点は、滑らかな円形で表示されます。
ミキサーウィンドウの拡張
- ミキサーウィンドウの外観改善:全体のレイアウトが整理され、より見やすくなりました。
- 操作ラベルの常時表示:ボリューム、パン、リバーブ、トーンの各操作ラベルは常に表示され、それぞれのコントロールの中央上に配置されます。
- ミキサー設定ダイアログ:ミキサーの設定はタブ内ではなく、標準のダイアログで表示されます。
- 「目」ボタンの配置変更:「目」ボタンがミキサー上部に表示され、表示するトラックを選択しやすくなりました。
- 「目」ボタンで設定を開く:「目」ボタンのメニューから、ミキサー設定ダイアログを開けます。
- トラック表示設定の即時反映:ミキサー設定ダイアログでトラックの自動表示/非表示の設定を変更すると、「目」ボタンのメニューも即座に更新されます。
- ・トラック表示状態の保存:「目」ボタンで表示対象に設定したトラックは現行ソングでは常に表示され、その設定はソングに保存されます。。
- ・トラックの有効/無効状態の自動更新:トラックの有効・無効状態がリアルタイムで更新されます。また、ソングやスタイルを開いた際の変更も即座に反映され、常に正確な状態が表示されます。
トラックウィンドウの拡張
- 浮動/埋め込み式の切り替え:右上のボタンを使って、ウィンドウを浮動式または埋め込み式で表示できます。
- トラックごとのプラグイン表示:新しい【Fx】ボタンで、選択中トラックのプラグインを表示できます。また、このボタンをCtrl+クリックすると、すべてのトラックのプラグインを表示できます。
- トラックごとの鍵盤表示:新しい【P】ボタンで、選択中トラックのピアノ鍵盤を表示できます。また、このボタンをCtrl+クリックすると、すべてのトラックに鍵盤を表示できます。
- トラック表示の選択:新しい【表示トラック】ボタンで、表示するトラックを選択できます。また、この設定はソングに保存されます。
- 操作ラベルの表示:ボリューム、パン、リバーブ、トーンの各操作にラベルが追加され、常に中央上に表示されます。
- マスターVUメーターのラベル表示:マスターVUメーターに、左右を示すL/Rのラベルが表示されます。
- 区切り線の改善:トラック間の区切り線がすっきり表示されます。
- 各トラックの高さ調整:トラックの区切り線をドラッグすることで、各トラックの高さを個別に調整できます。
- 全トラックの高さ同時調整:Ctrlキーを押しながらトラックの区切り線をドラッグしてマウスボタンを離すと、すべてのトラックが同じ高さに揃います。
- マウスホイール操作の統一:マウスホイールの動作が場所ごとに統一されました。
- 左側でスクロール:トラックウィンドウを縦方向にスクロール
- 右側でスクロール:トラックウィンドウを横方向にズーム
- ボリューム/パン/リバーブ/トーン上でスクロール:値を調整
- Ctrlキーを押しながらスクロール:全トラックの高さを変更
- Shiftキーを押しながらスクロール:トラックウィンドウを上下にスクロール
その他
素材一覧の列にヒント表示:マルチピックライブラリ、スタイルピック、リアルトラックピックなどの素材一覧にマウスカーソルを置くと、列のヒントが表示されます。
マルチピックライブラリのタブ改善:素材タイプを切り替えるタブは、ウィンドウの幅が狭くても常に1行で表示されます。また、タブにマウスカーソルを置くと、素材タイプの説明がヒントとして表示されます。
カラーピックの改善:表示オプションダイアログの色の選択欄で、以下が改善されました。
・要素名や並び順が見直されました。
・カラーパレット上でクリックした位置を示すドットが表示されます。
・【新規】と【現在】のボタンで、要素の現在の色に戻せます。
・【すべてを戻す】ボタンで、ダイアログを開いた時点の色に戻せます。
・【設定を開く】ボタンで、コードシートをダークモードとライトモードに切り替えられます。
歌詞ウィンドウの自動表示オプション:歌詞ウィンドウのツールバーに、歌詞付きソングを開いた際にウィンドウを自動的に開くオプションが追加されました。
テキストイベントダイアログのアクセス:イベントリストダイアログから、テキストイベントリストダイアログを開けるようになりました。
ジュークボックスダイアログの改善:ジュークボックスダイアログは浮動式で表示され、サイズ変更が可能です。さらに、【前へ】と【次へ】のボタンが追加されました。
ヘルプメニューからビデオチュートリアルにアクセス:ヘルプメニュー>ウェブサイトから、PG Musicのビデオチュートリアルページを開けます。
ダウンロード&インストールマネジャーへのアクセス:ヘルプメニュー>ユーティリティから、ダウンロード&インストールマネジャーを起動できます。
メニューからトラックのフリーズ:演奏メニュー>選択トラックをフリーズで、ユーティリティトラックを含むすべてのトラックをフリーズできるようになりました。
環境設定ダイアログにツールバー設定ボタン追加:環境設定ダイアログの新しいボタンから、ツールバー設定ダイアログを開けます。
オプションメニューにツールバー設定コマンド追加:オプションメニューからも、ツールバー設定ダイアログを開けます。
トラックボタンのメニューにMIDI編集コマンド追加:ミキサーウィンドウやトラックウィンドウなどのトラックボタンのメニューに、新しいMIDI編集用コマンドを追加しました。ギターチャンネル、ベースチャンネル、ピアノチャンネルへの割り当てが可能です。
オーディオのMIDI転写搭載
オーディオを解析して、音程やタイミングなどの情報をMIDIデータとして書き出すことができます。MIDIデータは、楽譜として表示したり、MIDIとして再生したりできます。オーディオファイル全体(すべての有音程楽器とドラム)をMIDIに転写することも、個別の楽器(ベース、ドラム、ギター/ピアノ、ボーカル)だけを抽出して転写することも可能です。この機能は高性能AIを使用しており、非常に自然で音楽的な結果が得られます。
例えば、お気に入りのポップ曲のオーディオファイルをMIDIに転写することで、各楽器の楽譜を作成できます。生成されたMIDIデータは、単独で再生したり、元のオーディオファイルと一緒に再生したりできます。ピアノ鍵盤やギターフレットボード上で表示される各楽器を追いながら学習できるため、学習ツールとしても非常に有効です。また、ステム分離機能と組み合わせることで、オーディオを個別のトラックに分離して利用することもできます。
オーディオのステム分離機能拡張
オーディオをステムに分離する(楽器ごとに分ける)機能に、オーディオからMIDIへの転写機能が追加されました。これにより、分離された任意のステムをMIDIに変換できます。生成されたMIDIデータは、楽譜表示、編集、学習などに利用できます。例えば、お気に入りの歌手のボーカルを取り込み、任意の楽器パートをMIDIに転写したうえで、Band-in-a-Boxの伴奏トラックを入れ替えたり再構成したりすることで、自分だけのアレンジを楽しめます。
また、ダイアログ内にはステム分離やMIDI転写の手順も記載されています。
ピアノロールウィンドウ拡張
GUI改善
色調の刷新:ウィンドウ全体のデザインが刷新され、視認性が向上し、現代的で統一感のある外観になりました。
ベロシティによる濃淡表示:ノートはベロシティに応じて濃淡で表示されます。高いベロシティは明るく鮮やかに、低いベロシティは控えめに表示されます。
中央C指標を表示:ピアノ鍵盤上に中央C(C5)が明確に表示され、オクターブ位置を把握しやすくなりました。
再生カーソルと編集カーソルの分離:緑色のカーソルは再生位置を追跡し、青色のカーソルは編集位置を示します。どちらのカーソルもウィンドウ全体で明確に表示され、オーディオ編集ウィンドウと同様の挙動で統一感を実現しています。
ベロシティ編集用カーソル:Ctrlキーを押しながらノートを縦方向にドラッグすると、マウスカーソルがVと表示され、ベロシティを調整できます。
ツールバーの整理:ツールバーの構成が見直され、機能は論理的で分かりやすいボタン配置になりました。
・ ツール:編集ツールを選択します。
・ チャンネル:表示/編集する MIDI チャンネルを選択します。
・ 再生可能:再生可能トラックの有効/無効を切り替えます。
・ 単音:ノートの入力モード(単音/和音)を切り替えます。
・ グリッド:グリッド(時間軸の区切り)の間隔を選択します。
・ 吸着:入力/編集するノートの吸着を切り替えたり、吸着強度を調整したりします。
・ クオンタイズ:ノートを補正します。簡易設定を適用するか、詳細設定用のダイアログを開いて補正できます。
・ 長さ:入力するノートの長さをあらかじめ設定できます。
・ フィルター:ノートをフィルター表示したり、詳細な条件を設定するダイアログを開いたりします。
・ イベント:グラフィックイベントパネルに表示するイベントのタイプ(ベロシティ、コントローラなど)を選択します。
・ 編集ガイド:十字カーソル、中央C指標、ベロシティ濃淡など、編集時に役立つガイドを選択します。
・ スクロール:マウススクロールや自動スクロールの挙動を設定します。
・ リセット:すべての設定を初期設定値に戻します。
・ ヘルプ:ヘルプを開きます。
・ 浮動/埋め込み切り替え:ウィンドウの表示を浮動式または埋め込み式に切り替えます。
ノート表示の改善
情報のカスタマイズ:【編集ガイド】ボタンでは、ノートに表示する情報(音程、ベロシティ、長さなど)を選択できます。これにより、表示する情報量を調整でき、見やすさを制御できます。
文字サイズの自動調整:ノートが小さく、すべての情報を表示できない場合は、ノート上の文字が自動的に省略され、どのズームレベルでも可読性が保たれます。
ヒントの改善:ノート上にマウスカーソルを置くと、音程、ベロシティ、長さ、位置、チャンネルなどの情報がヒントとして表示されます。空白部分にカーソルを置いた場合は、その位置で作成されるノートの情報が表示されます。
長さのリアルタイム表示:ノートの長さをドラッグで調整すると、変更後の長さがドラッグ中にリアルタイムで表示されます。
チャンネル10のドラム音名表記:チャンネル10では、ノートおよびピアノ鍵盤に、各キーに割り当てられたドラム名が表示され、ドラムノートを直感的に編集できます。
チャンネル11~16のギター表記:チャンネル11~16では、音程と共に弦番号とフレット位置が表示され、ギター向けMIDIの編集に対応しています。例:C5(2s/1f)
小節.拍.ティック形式による位置表示:すべての位置表示が、業界標準の「小節.拍.ティック」形式に統一され、タイミングをより正確に把握できるようになりました。
鍵盤の改善:ピアノ鍵盤上に音程を表示できます。黒鍵のラベル間隔も調整され、視認性が向上しています。
グリッドとタイミングの改善
高度なグリッド操作:【グリッド】ボタンに新しいオプションが追加され、以下の操作が可能になりました。
・ グリッドの表示を切り替えられます。
・ 作業内容に合わせてグリッドの間隔を調整できます。
・ 直線的でないタイミング感を作るために、スウィングをグリッドに適用できます。
ショートカットキーでの吸着切り替え:[Shift]+[S]キーで吸着を即時に切り替えられます。新しいノート入力時でも、既存ノートの移動時でも、一貫して吸着が機能します。
吸着強度の調整:新しい「強度」設定(0~100%)により、ノートがグリッドにどの程度吸着するかを細かく調整できます。微妙なタイミングのズレを残しつつ、ルーズなリズム感を保つことが可能です。
グリッドに沿った移動:矢印キーでノートを移動する際、現在のグリッド間隔に従って移動します。これにより、より予測しやすく、音楽的に整った編集が行えます。
ループ領域の表示
ルーラーにループ領域が表示され、直感的にループ管理ができるようになりました。
・ 初期設定では、小節1~4がループ領域に設定されています。
・ クリックしてドラッグすると、新しいループ領域を設定できます。
・ ループ領域をShift+クリックすると、ループを切り替えられます。
・ 左端または右端をドラッグすると、ループの開始または終了位置を調整できます。
・ ループ領域の本体をドラッグすると、新しい位置に移動できます。
ノート編集ツールの拡張
ペンを初期設定ツールに:ペンが初期設定の編集ツールになり、ノート入力がよりスムーズに行えるようになりました。
分割ツール:新しい分割ツールを使うと、クリックした位置でノートを2つに分割できます。
クリック&ドラッグによるノート作成:ノートをクリックして横方向にドラッグすることで、任意の長さのノートを作成できます。ドラッグ中はノートの長さがリアルタイムで表示されます。
柔軟なノート移動:ノートをクリックしてドラッグすることで移動できます。初期設定では軸がロックされ、上下または左右方向のみ移動可能です。Shiftキーを押しながらドラッグすると、軸ロックが解除され、上下左右自由に移動できます。
ドラッグによる長さ編集:ノートの左端をドラッグすると、開始位置と長さを同時に調整できます。
ピアノ鍵盤からのノート入力:ピアノ鍵盤上をクリックすると、編集カーソル位置にノートを挿入できます。鍵盤を押し続けると、押している間ノートの長さが伸びます。
直接ベロシティ編集:Ctrlキーを押しながらノートを縦方向にドラッグすると、ベロシティを調整できます。ドラッグ中は現在のベロシティ値がリアルタイムで表示されます。
Shift+ドラッグでイベント位置調整:グラフィックイベントパネルでShiftキーを押しながらイベントを横方向にドラッグすると、イベントを移動できます。複数イベントが選択されている場合は、すべて同時に移動します。
選択矩形の改善:選択矩形は、開始位置が範囲内にあるノートだけでなく、範囲と重なるすべてのノートを選択するようになり、複数ノートの選択がより直感的になりました。
ズームとナビゲーション
縦方向の拡張ズーム:縦方向に1オクターブまで拡大して、特定の音域を詳細に編集できます。縮小すると、ウィンドウ内のすべてのノートを表示できます。
横方向の全体ズーム:横方向に最大まで縮小して、ウィンドウにソング全体を表示できます。全体の構造や長いパターンの確認に便利です。
自動スクロールの制御:【スクロール】ボタンに新しく追加された「マウスでスクロール」オプションで、マウスホイールによるスクロールを切り替えられます。
クリックでカーソル移動:ルーラーやノートパネル上をクリックすると、その位置に編集カーソル(青色)が移動し、素早く正確に位置を指定できます。
ルーラーのダブルクリックで再生:ルーラー上をダブルクリックすると、その位置から再生が開始されます。特定の領域を素早く試聴するのに便利です。
高度な機能
単音入力:ツールバーの【単音】ボタンを有効にすると、同じ位置に1つのノートしか入力されません。メロディーラインや単音フレーズを作る際に、意図しないノートの重なりを防げます。
クオンタイズ強度:【クオンタイズ】ボタンの0~100%オプションで、クオンタイズの強さを細かく調整できます。
クオンタイズの設定ダイアログ:ダイアログでは、タイミングや音楽的な整合性をより正確かつ柔軟に制御できます。
- 位置:ノートの開始位置を、指定したタイミング解像度に合わせます。
- 音階:選択した音階に合わせて、ノートを補正します。
- ベロシティ:ベロシティの範囲の標準化や調整を行います。
- 高度なフィルターシステム:新しいフィルター設定ダイアログを使って、ノートの表示を詳細に制御できます。
- 音程フィルター:指定した音程範囲のノートだけを表示します。
- 弦フィルター:指定したギター弦の範囲のノートだけを表示します。
- フレットフィルター:指定したフレット範囲のノートだけを表示します。
- 位置フィルター:小節.拍.ティック形式で指定した位置範囲のノートだけを表示します。
- 長さフィルター:指定した長さ範囲のノートだけを表示します。
- MIDIチャンネルフィルター:指定したチャンネルのノートだけを表示します。
- ベロシティフィルター:指定したベロシティ範囲のノートだけを表示します。
- フィルター反転:フィルター表示/非表示を即座に反転できます。
編集ツールの選択:【ツール】ボタンを使って、作業内容に応じて編集ツールを選択できます。このボタンの「右クリック」のオプションでは、マウスの右クリックの動作を設定できます。
ショートカットキーの追加
ノートパネルのショートカット
・ 1~6:編集ツールを切り替えます。
・ Shift:複数ノートの選択を有効にします。
・ ノート上でShift:軸ロックを解除します。上下左右自由に移動できるようになります。
・ Shift+Ctrl:クリックするノートの削除を有効にします。
・ Ctrl+ドラッグ:ノートのベロシティをリアルタイムで調整します。
・ ← →:選択中のノートをグリッド1単位分移動します。ノート未選択時はカーソルを移動します。
・ Shift+← / Shift+→:左または右に隣接するノートを選択します。
・ ↑ ↓:選択中のノートを半音単位で上下に移動します。
・ Shift+↑ / Shift+↓:選択中のノートを1オクターブ単位で上下に移動します。
・ N:カーソル位置に、最後に入力した音程で新しいノートを挿入します。
・ Shift+S:吸着機能を切り替えます。
グラフィックイベントパネルのショートカット
・ Shift:複数イベントの選択を有効にします。
・ Ctrl:マウスカーソルを動かした際に直線が描けるようにします。
キーボードパネルのショートカット
・ Shift:選択ツールを有効にします。
ルーラーパネルのショートカット
・ Shift:ループ再生を切り替えます。
ステム分離プレイヤー拡張
GUI改善
ヒント表示の充実:メニューやボタンにマウスカーソルを置くとヒントが表示され、各操作の役割を確認できます。
設定メニュー追加:新たに追加されたメニューを使って、作業の自動化、出力形式、ミキサーのリセットなどをまとめて管理できます。
残余ステムのMIDI転写:初期設定では、残余ステムはMIDIに転写されませんが、設定メニューのオプションを使うことで転写できます。(注釈:残余ステムとは、ほとんど無音であるか、あってもごくわずかな非音楽的な音のみが含まれる部分のことです。)
ミキサーのリセット:設定メニュー>ミキサーをリセット を使うと、すべてのミキサー設定を初期状態に戻せます。新しいファイルの作業を始める際に便利な機能です。
再生コントロールの整理:再生コントロール欄から「カウントイン」と「同期」ボタンが削除され、ステム分離やMIDI転写に必要な基本操作に集中できる構成になりました。
処理開始時の自動停止:ステム分離やMIDI転写の処理が始まると、再生が自動的に停止します。処理中の競合を防ぎ、安定した動作を確保します。
オーディオのMIDI転写
任意のオーディオファイルをMIDIに転写できます。この機能は高性能AIを使用しており、リミックス、学習、音楽制作などさまざまな用途に活用できます。
個別トラックのMIDI転写:オーディオファイル全体だけでなく、各トラックを個別にMIDIに転写できます。トラックパネルの転写ボタン(8分音符アイコン)をクリックすると、選択したトラックがMIDIに転写されます。処理が完了すると、ボタンは青色で表示され、任意の場所にドラッグ&ドロップしてMIDIファイルとして書き出すことができます。
柔軟な操作手順:操作を途切れなく組み合わせて行えます。オーディオファイルをステムに分離したあと、すべて一度に転写するか、指定するステムだけを転写できます。MIDI転写機能はステム分離の手順と完全に統合されており、効率的に作業できます。
最適な転写オプション:ステム分離されていないオーディオファイルをMIDIに転写する場合、ドラムを処理するか、有音程楽器を処理するかを選択でき、内容に応じて最適な結果を得られます。
複数ステムの同時転写:すべてのステムを同時に転写し、各ステムの個別MIDIファイルと、全ステムを統合したMIDIファイルを作成できます。この方法は、ステム分離されていないオーディオファイルを直接MIDIに転写するよりも優れた結果を得られ、同時に各ステムのMIDIファイルも取得できます。
転写メニュー:ツールバーに新しく追加されたメニューから、転写関連の設定やオプションに素早くアクセスできます。
波形と範囲選択
波形:新しく追加された波形表示により、オーディオファイルの正確な時間を視覚的に確認できます。波形は「開始位置」と「処理範囲」とも連動しています。
範囲選択ツール:波形上をクリック&ドラッグすることで、オーディオファイルの特定の範囲を選択できます。選択すると、「開始位置」と「処理範囲」が自動的に更新され、必要な部分だけを処理できます。
波形のズームとスクロール:波形上では、ズームやスクロールを使って長いオーディオファイルを快適に操作でき、特定の範囲に集中したり、全体を一目で確認したりできます。
開始位置:新しく追加された「開始位置」欄では、オーディオファイルのどこから処理するかを正確に指定できます。これにより、ステム分離やMIDI転写などの操作をより精密に制御できます。
時間精度の向上:開始位置や処理範囲の設定時には、時間が小数点付きの秒単位で表示され、より正確に操作できます。
ライブラリ管理
フォルダからの一括ステム分離:分離メニューの「指定するフォルダの全ファイルをステムに分離」を使うと、指定するフォルダ内のすべてのファイルを処理できます。各ファイルはステムに分離されると自動的にライブラリに追加され、1つずつ処理する場合に比べて作業を効率化できます。
ライブラリへの一括追加:複数のファイルをまとめてライブラリに追加できます。ライブラリメニューから「指定するファイルをライブラリに追加」を選び、ファイル選択画面で複数のファイルを指定します。また、複数のファイルをエクスプローラからドラッグして、ライブラリパネルにドロップすることでも追加できます。
ドラッグ&ドロップによるライブラリ管理:単一または複数のファイルをエクスプローラからライブラリパネルにドラッグ&ドロップするだけで、ライブラリに追加できます。追加用のダイアログを開く必要はありません。
ドラッグ&ドロップによるファイルの読み込み:ファイルをエクスプローラからトラックパネルにドラッグ&ドロップするだけで開けます。より直感的で素早い操作が可能です。
ライブラリ検索:検索欄にファイル名を入力することで、ライブラリ内を素早く検索できます。ファイル数が多い場合でも、目的のファイルを簡単に探せます。
作業手順の自動化
ファイルを開いたら自動的にステム分離:この設定を有効にすると、ファイルを開いた直後にステム分離が自動的に開始され、作業をより効率的に進めることができます。
ステムに分離したら自動的にMIDIに転写:この設定を有効にすると、ステム分離が完了したあと、すべてのステムが自動的にMIDIへ転写されます。ファイルの読み込みからステム分離、MIDI転写までを、一連の流れとして自動で処理できます。
ファイル管理
出力フォルダの整理:設定メニュー>サブフォルダに出力を使うと、生成されたステムファイルや転写ファイルが専用のサブフォルダに整理されます。これにより、元のオーディオファイルが保存されているフォルダを散らかさずに管理できます。
ステムの出力形式の選択:ステムの出力形式は、設定>出力>分離ステム形式で指定できます。
M4A/MP4ファイル対応:M4AおよびMP4形式のファイルを処理できるようになりました。
ショートカットキー追加
[N][O][T][E][S][Enter]は、MIDI転写ダイアログを開きます。
[S][S][1][6][Enter]は、MIDI転写ダイアログを開きます。
[I][N][T][R][O][Enter]は、イントロコードの自動生成ダイアログを開きます。
その他
VSTSynthFontバージョン 3.6.1.2が付属します。(注:修正された不具合や新機能の完全な一覧は、\bb\Documentationsフォルダ内の文書を参照してださい。)
Band-in-a-BoxのAndroidアプリが付属します。Band-in-a-Boxをインストールすると、\bb\Androidのフォルダにアンドロイドパッケージファイル(.apk)が配置されます。このファイルをお使いのAndroidデバイスにコピーすると、アプリをインストールできます。Androidデバイスをお持ちでない場合でも、BlueStacksという無料のエミュレーターを使うと、PC上でアプリを起動できます。Android 11対応の BlueStacksをダウンロードしてインストールし、.apkファイルをBlueStacksのウィンドウにドラッグすると起動します。(※BlueStacksには、広告を無効化できる設定があります。)
新しい素材
Xtraスタイルパック20-21(スタイル数400)、XPro スタイルパック9-10(スタイル数200)、MIDIスタイルセット92-93(スタイル数25)、器楽学習セット24-25(ソング数14、オーディオファイル数28)、アーティストパフォーマンスセット19-20(ソング数24)、MIDIスーパートラックセット46-47(MIDIスーパートラック数29)、リアルトラックセット430-467(リアルトラック数420、リアルドラム数63)、リアルドラムステムセット9-10(リアルドラムステム数20)、再生可能リアルトラックMIDI用Hi-Q音色セット5(音色数50)、SynthMaster音色セット1(音色数12)、SynthMaster音色&スタイルセット2(音色数15)など、たくさんの素材が加わりました。
では、新しい Band-in-a-Box をお楽しみください!
