Band-in-a-Box Windows 版 バージョン33 マニュアル
第7章 リアル素材
リアルトラック
リアルトラックは、スタジオミュージシャンの演奏を録音した数小節分のオーディオデータで構成されています。これらのデータをつなぎ合わせることで、臨場感溢れるトラックが生成されます。
リアルトラック付きスタイル
リアルトラックは、スタイルに含まれている場合があります。
・ リアルトラックを最低1つ含んでいるスタイルのファイル名の先頭には = が付いています。
・ MIDIトラックは含まず、リアルトラックだけを含んでいるスタイルはリアルスタイルと呼ばれ、ファイル名の先頭には _ が付いています。
12の全キーで録音されたリアルトラック
多くのユーザーは、タブ譜を含むノーテーションウィンドウやギターウィンドウで表示しながら、プロの演奏の仕方を学んでいるはずです。しかし、基本的な5つのキーで録音された普通のリアルトラックでは、移調すると難しい奏法になってしまったり、ギターウィンドウでギターベンドやハンマーオン、プルオフ、ギタースライドなどが正確に表示されなかったりして、学びにくいことがあります。一方、12の全キーで録音されたリアルトラックは移調の必要がないため、より良い環境下で学ぶことができます。12のキーで録音されたリアルトラックを検索するには、リアルトラックピックダイアログやマルチピックライブラリのフィルター欄の【#】ボタンを使います。
リアルトラック/リアルドラムアーティスト
リアルトラックやリアルドラムの録音に携わったアーティストの一覧をアーティストブラウザで見ることができます。これは、リアル素材を選択するダイアログ内のアーティスト欄をクリックすると開きます。ここでは、各アーティストの経歴や実績を調べたり、演奏した楽器を確認したりできます。
リアルトラックの設定
リアルトラックのオプションを設定するには、上部ツールバーの【リアルトラック】ボタンを押し、「リアルトラック設定」を選択します。または、[Ctrl]キーを押しながらこのボタンを押します。ショートカットキーは、[R][T][2][Enter]です。
リアルトラック機能を有効にする:有効にしないと、リアルトラックを使ってトラックを生成できません。
楽譜の表示・保存:ノーテーションウィンドウで楽譜を表示するには、トラック内にMIDIデータが必要です。リアルトラックはオーディオデータで構成されているため、楽譜を表示できません。 しかし、一部のリアルトラックはMIDIデータも備えており、楽譜を表示できます。この欄では、楽譜の表示や保存に関するオプションを設定します。
別の場所のリアルトラックフォルダを使用する:リアルトラックフォルダを、Band-in-a-Box本体が保存されているフォルダ以外に保存している場合は有効にして、正しいリアルトラックフォルダの場所を入力します。例えば、Band-in-a-BoxのフォルダがC:\bbで、リアルトラックのフォルダがD:\RealTracksやF:\bb\RealTracksの場合は、有効にする必要があります。
照合:リアルトラックフォルダとリアルドラムフォルダにインストール上の間違いがないかを調べます。
点検と修正:リアルトラックに必要なST2/XT2ファイルが適切に保存されているかを調べます。リアルトラックフォルダの親フォルダにおいて点検しますが、別のフォルダで調べることもできます。
不要な+/-ファイルを削除:古いバージョンでは、名前に+や-が付いたオーディオファイルが生成データとして使用されていましたが、現在は不要となりました。もし、これらのファイルがハードドライブに残っていて、ハードドライブの領域を増やしたい場合は、削除してかまいません。
デモソング:リアルトラックのデモソングを開きます。デモソングはC:\bb\Demos\RealTracks – Demo のフォルダに保存されています。
リアルトラックを選択:リアルトラックピックダイアログを開きます。
ボリューム調整:全体的にリアルトラックのボリュームがMIDIトラックと合わない場合、調整します。数値の単位はdB(デシベル)です。
プッシュのボリューム調整:リアルトラックが弾くプッシュのボリュームを調整します。(注:リアルドラムトラックのプッシュの調整は、リアルドラム設定ダイアログで行います。)
ショットのボリューム調整:リアルトラックが弾くショット/ホールドのボリュームを調整します。(注:リアルドラムトラックのブレイクの調整は、リアルドラム設定ダイアログで行います。)
クレッシェンドを許可する:一部のリアルトラック (No.395など) はクレッシェンドを演奏します。クレッシェンドの演奏を許可するには、このオプションを有効にします。
ソングのテンポに適したリアルトラックを代用する:リアルトラックは普通、ソングのテンポに合わせてデータを伸縮させながらトラックを生成します。しかし、このオプションを有効にすると、ソングのテンポに近い別のリアルトラックがある場合、選択したリアルトラックではなく、そのリアルトラックを使用してトラックを生成します。例えば、No.1636とNo.1433は基本的に同じ(楽器、タイプ、ジャンル、ノリが同じ)ですが、テンポだけ異なります。No.1636は75、No.1433は110で録音されました。ソングのテンポが120の際にNo.1636を選択すると、伸縮機能がより正確に働くよう、No.14336が代用されます。(参考:代用可能なリアルトラックを選択すると、ミキサーウィンドウではリアルトラックの名前にチルダが1つ ~ 付きます。代用された場合は、リアルトラックの名前にはチルダが2つ ~~ 付きます。)
ソングのテンポに適したリアルトラックがあれば通知する:有効の場合、リアルトラックの代用が無効になっていても、ソングのテンポに適したリアルトラックがあれば通知されます。 通知を受けた際、ツールバーの【リアルトラック】ボタンを押し、表示されるメニューから「ソングのテンポに適したリアルトラックに変更する」を選択することで、代用を実行できます。
伴奏生成完了を待たずに演奏を開始する:リアルトラックは、プロミュージシャンの数小節の演奏を録音したオーディオデータを繋ぎ合わせることでトラックを生成します。このオプションを有効すると、トラックが完全に生成されていなくても演奏が開始します。普通は何の問題もありませんが、遅いコンピュータではトラックの完成前に演奏を開始すると、音飛びが発生することがあります。その場合はこのオプションを無効にします。
テンポ伸縮・ピッチ調整技術の水準:オーディオデータのテンポ伸縮やピッチ調整に使用する技術の水準を選択します。普通は「高」にしますが、遅いコンピュータで音飛びや同期問題が発生する場合は「低」にします。
+/-ファイルを使用する:普通は無効にします。バージョン18までは、名前に+や-が付いたオーディオファイルがデータとして使用されました。現在はそれらを使う必要はありませんが、遅いコンピュータでこのオプションを有効にすると、伴奏生成が速くなる場合があります。
4小節エンディングを生成する:有効の場合、無理のないフェードアウトになるよう、2小節分ではなく4小節分エンディングが生成されます。このオプションをソング単位で上書きするには、現行ソングの設定ダイアログのオプションを使います。(注意:選択リアルトラックが4小節エンディングの生成に対応するとは限りません。)
リバーブを適用する:有効の場合、リアルトラックにリバーブがかかり、ますます臨場感あふれる演奏を実現できます。「適用度合」を指定することもできます。殆どのトラックの場合、リバーブの数値は40ですが、適用度合を75%にすると、数値は30(40の75%)となります。
ショット/ホールド/プッシュを尊重する:有効の場合、リアルトラックはコードに付けたショット、ホールド、プッシュに従います。ただし、これはコードにピリオドやキャレットが付いており、且つ、リアルトラックピックダイアログの「S/H/P」の列に○が付いているリアルトラックを選んだ場合に適用されます。
ジャズのリアルトラックはジャズ装飾する(トライアド→7th):ジャズのリアルトラックにトライアドコードを7thコードとして演奏させるには有効にします。すると、例えばCはCMaj7として弾かれます。ジャズ装飾せずそのままトライアドコードとして演奏させるに無効にします。
MIDIスタイルのソングを開く際に代用リアルスタイルを開く:有効の場合、MIDIスタイルを含むソングを開くと、可能であれば、MIDIスタイルの代わりにリアルスタイルが自動的に開きます。(リアルスタイルを開いたあとに元のMIDIスタイルに戻したければ、ツールバーの【リアルトラック】ボタンを押し、「リアルスタイル代用前のMIDIスタイルに戻す」を選択します。) 代用を自動的に行いたくない場合は無効にし、ツールバーの【リアルトラック】ボタンを押して、「MIDIスタイルのソングを開く際にリアルスタイルの代用を促す」を有効にします。すると、MIDIスタイルを含むソングを開く際、可能であればリアルスタイルの代用が促されます。(このオプションは、現行ソングの設定ダイアログを使ってソング単位で上書きできます。)
VST/DXシンセサイザー/エフェクトをソングと共に開く・保存する:VST/DXシンセサイザーやエフェクトをソングと共に開いたり保存したりするには、有効にします。
MIDIトラックに合わせてボリュームを控える:普通は有効にします。しかし、リアルトラックをオーディオファイルに変換する際に元のボリュームを維持したければ無効にします。
フレーズ間を自動的に埋める:有効の場合、自然な演奏になるようフレーズとフレーズの間が自動的に埋まります。このオプションは、個々のリアルトラックの設定 (ソリストメーカーのリアルトラックソリスト追加設定ダイアログ) によって上書きできます。
設定を更新:ダイアログを開いたまま、新しい設定を適用します。
リアルトラックの選択
リアルトラックを含むスタイルを選択すると、リアルトラックによってトラックが生成されますが、スタイルに含まれているリアルトラックとは別のものを選択したり、リアルトラックを含まないスタイルでもリアルトラックを使用したりできます。これは、マルチピックライブラリやリアルトラックピックダイアログを使って行います。この2つは似ていますが、マルチピックライブラリでは、リアルトラック以外の素材の選択や、トラックの部分的生成などができます。
以下の操作を行うと、リアルトラックピックダイアログ、またはマルチピックライブラリが開きます。どちらが開くかは、編集メニューの「単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く」の設定に応じます。
・ 横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「リアルトラック」を選択する。
・ 上部ツールバーの【リアルトラック】ボタンを押し、「リアルトラック」を選択する。
・ [R][T][Enter]を押す。
左上部で宛先トラックを選択し、そのトラックに割り当てるリアルトラックを一覧から選択します。
リアルトラックは、オーディオデモで試聴できます。聞きたいリアルトラックをクリックし、【デモ】ボタンを押します。【+】ボタンのメニューにある「ダブルクリックしたらオーディオデモでなくソングで試聴する」が無効になっている場合は、一覧上のリアルトラックをダブルクリックすることで、デモを再生できます。デモは、初期設定ではバンド(選択リアルトラック+他のリアルトラック)が先に再生され、続いてソロ(選択リアルトラックだけ)が再生されます。この順番を逆にしたければ、【+】ボタンのメニューにある「デモボタンを押したらバンドを先に再生する」を無効にします。また、【デモ】ボタンの代わりに、【ソロ】または【バンド】ボタンを使ってデモを再生することもできます。
リアルトラックの一覧は、フィルター欄を使って、特定の文字やジャンル、楽器、拍子、リズムのノリなどで表示を絞り込めます。
一覧は、列の見出しをクリックすることで並べ替えができます。
メモ欄には、一覧で選択されているリアルトラックの特徴などが表示されます。アーティスト経歴欄には、一覧で選択されているリアルトラックを演奏したアーティストの経歴や実績などが表示されます。ユーザーメモ欄では、一覧で選択されているリアルトラックに対してメモを追加できます。
【設定】ボタンを押すと、現行トラックに対するオプションを設定できます。
リアルトラックを選択したら、【適用】、【生成】、【部分生成】のいずれかのボタンを押します。
- 適用:選択したリアルトラックを宛先トラックに適用します。ただし、トラックは生成しません。
- 生成:選択したリアルトラックを宛先トラックに適用すると同時に、トラック全体を生成し、現行位置(コードシートの現行セル)から演奏します。また、[Shift]キーを押しながらこのボタンを押すと、トラック全体が生成され、トラックの最初から演奏されます。
- 部分生成:選択したリアルトラックを使って、トラックの特定範囲を生成します。ボタンを押すと小さなパネルが開くので、範囲を小節単位または小節/拍/ティック単位で指定し、【この範囲に生成】ボタンを押します。
最適リアルトラックの選択
現行スタイルに適したリアルトラックを探せます。これには、マルチピックライブラリ、またはリアルトラックの選択ダイアログを使います。どちらを使ってもかまいませんが、マルチピックライブラリでは、宛先トラックの選択、一覧の並べ替え、トラックの部分的生成などが可能で、さらにウィンドウを開いたまま他の作業を行うこともできるため、こちらのご利用を推奨します。
1. マルチピックライブラリを使う場合
横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「リアルトラック」を選択します。または、[F7]キーか[M][Enter]キーを使ってマルチピックウィンドウを開いたあと、【リアルトラック】タブを押します。そして、「最適」フィルターボタンから「現行スタイルに最適なリアルトラック」を選択します。特定のタイプ(ソロ/バック/リズム)のリアルトラックを検索したい場合は、「最適」フィルターボタンから「現行スタイルに最適なソロタイプのリアルトラック」などを選択します。すると、現行スタイルに適したリアルトラックが提示されるので、オーディオデモの試聴などを活用しながらリアルトラックを選択します。
2. リアルトラックを選択 ダイアログを使う場合
横ツールバー上部でトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューの「リアルトラックを選択(…タイプから)」を使います。ダイアログが開き、現行スタイルに相応しいリアルトラックが表示されます。現行スタイルのリズムのノリ、ジャンル、テンポ、拍子と同じものから順に並んでいます。例えば、現行スタイルがテンポ60のジャズスウィングバラードの場合、テンポ60のジャズスウィングのリアルトラックが上の方に、速いヘビメタのリアルトラックが下の方に提示されます。オーディオデモの試聴などを活用しながらリアルトラックを選択します。
代理リアルトラックの選択
ミュージシャンは、バンドメンバーの代理を探さなければならない状況にしばしば直面します。Band-in-a-Boxでは、現在選択しているリアルトラックの代理となるリアルトラックを、ジャンルやリズムのノリ、テンポ、拍子が似ている候補の中から見つけることができます。代理リアルトラックを採用することで、アレンジに新鮮さを加え、さまざまなサウンドを楽しめます。
代理は、マルチピックライブラリ、または代理リアルトラックの選択ダイアログを使って探せます。どちらを使ってもかまいませんが、マルチピックライブラリでは、宛先トラックの選択、一覧の並べ替え、トラックの部分的生成などが可能で、さらにウィンドウを開いたまま他の作業を行うこともできるため、こちらのご利用を推奨します。
1. マルチピックライブラリを使う場合
横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「リアルトラック」を選択します。または、[F7]キーか[M][Enter]キーを使ってマルチピックウィンドウを開いたあと、【リアルトラック】タブを押します。そして、「最適」フィルターボタンから「最適な代理:選択リアルトラック」を選びます。すると、トラックに現在選択されているリアルトラックに最適なリアルトラックが提示されます。
2. 代理リアルトラックを選択 ダイアログを使う場合
横ツールバー上部でトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューの「リアルトラックを選択>代理リアルトラックを選択」を選びます。すると、リアルトラックに適した代理リアルトラックを提示するダイアログが開きます。ダイアログの右にある「リズム」、「バック」、「ソロ」などのチェックボックスを使って、一覧を絞り込み表示することもできます。
オーディオデモの試聴などを活用しながら、リアルトラックを選択します。
リアルトラックで部分的トラックを生成
リアルトラックを使って、特定のトラックの特定の範囲を生成できます。この機能には4つの方法があります。
1. マルチピックライブラリで生成。
2. 最高20のフレーズの候補を試聴しながら生成。
3. 編集機能(コピー・切り取り・貼り付けなど)を併用しながら生成。
4. ダイアログを開かずに生成。
1. マルチピックライブラリで生成
マルチピックライブラリを使うと、オーディオデモの試聴や一覧の並べ替えなどを活用しながら、部分的にトラックを生成できます。
横ツールバーの【ライブラリ】ボタン、[F7]キー、[M][Enter]キーのいずれかを使ってウィンドウを開き、【リアルトラック】のタブを押します。
まず、宛先トラックとそのトラックに適用するリアルトラックを選択します。そして、【部分生成】ボタンを押します。小さなパネルが開くので、範囲を小節単位または小節/拍/ティック単位で指定し、【この範囲に生成】ボタンを押します。
2. 最高20のフレーズ候補を試聴しながら生成
[F8]キーを押します。ダイアログが開いたら、生成先トラック、使用するリアルトラック、生成範囲を選択します。リアルトラックは、トラック全体に選択されているものでも、それとは別のもの(代替リアルトラック)でも使用できます。例えば、全体的にはマンドリンのリアルトラックが選択されているトラックで、特定範囲ではペダルスチールのリアルトラックを使って生成するといったことが可能です。
必要に応じてその他のオプションを設定したら、【フレーズを生成】ボタンを押します。初期設定では、フレーズが生成されるとすぐに試聴できます。
複数のフレーズを生成したら、【前のフレーズ】【次のフレーズ】を使って戻ったり進んだりできます。また、初期設定では、トラック内の既存のフレーズは新しいフレーズで書き替えられますが、オプションで既存のフレーズに新しいフレーズを重ねることも可能です。
気に行ったフレーズが見つかったら、【採用】ボタンを押します。そのあと、別の範囲での生成を続けることもできます。
|
トラック:生成先トラックを選択します。すでにリアルトラックが選択されているトラックでも、まだ選択されていないトラックでもどちらでも可能です。 |
3. 編集機能(コピー・切り取り・貼り付けなど)を併用しながら生成
コピー・切り取り・貼り付けなどの編集機能を併用したり、オプションを設定したりしながら、部分的にトラックを生成できます。
[Alt]+[F8]キーを押します。ダイアログが開いたら、宛先トラック、適用するリアルトラック、生成範囲を設定し、【OK-生成】ボタンを押します。
|
S:現行トラックのソロの状態を切り替えます。大文字のSはソロの状態、小文字のsはソロでない状態を意味します。
|
4. ダイアログを開かずに生成
[Ctrl]+[F8]キーを押すだけで、コードシートで選択されている範囲にリアルトラックを生成できます。
例えば、ギタートラックに生成されたリアルトラックの第9小節から4小節分が気に入らないとします。そこで、横ツールバー上部でギタートラックを選択し、コードシートで第9小節から第12小節の範囲を選択します。範囲の選択は、オーディオ編集ウィンドウやノーテーションウィンドウで行うことも可能です。そして、[Ctrl]+[F8]キーを押します。すると、選択範囲が再生成されます。もし、それも気に入らなければ、納得するまで [Ctrl]+[F8]キーを押します。
リアルトラックメドレー
リアルトラックメドレーの使い方は3つあります。
[使い方1] リアルトラックメドレーが組み込まれたスタイルを使用する
スタイルの中にはメドレーが組み込まれているものがあります。スタイルピックウィンドウのフィルター欄に「メドレー」とタイプすると、メドレーが組み込まれたスタイルを探すことができます。
[使い方2] メドレーが組み込まれたリアルトラックを選択する
リアルトラックの中にはメドレーが組み込まれているものがあります。リアルトラックピックウィンドウのフィルター欄に「メドレー」とタイプするか、メドレーが組み込まれているリアルトラックを探すことができます。
まず、リアルトラックピックウィンドウでメドレーの最初の部分にあたるリアルトラックを選び、 [メドレー] ボタンを押します。 リアルトラックメドレーダイアログが開きますので、メドレーの2番目以降に使うリアルトラックと交替頻度を選択します。オプションで、リストの2番目からメドレーを始めるようにしたり、交替でなくすべて同時に演奏することもできます。リアルトラックとオプションを選択したら、 [OK] ボタンを押します。
リアルトラックの交替頻度:リアルトラックをどの頻度(数小節ごと、コーラスごと、パートマーカーごと)で交替するかを指定します。
すべて同時に演奏する:有効の場合、交代でなく、すべて同時に演奏します。賑やかな演奏になります。メドレーというよりマルチトラックです。
一覧の2番目から始める:有効の場合、メドレーは一覧の2番目に選択されているリアルトラックから開始します。有効にし、2番目を<休み>に設定すると、「リアルトラックなし」から始まります。これにより、ユーザーがリードする形で演奏を開始することが可能になります。
複写:最上段で選択したリアルトラックを他の段に入力します。(このボタンは、「すべて同時に演奏する」が有効の場合に押せます。)
メドレーに使うリアルトラック:各列の▼ボタンを押し、リアルトラックを選択します。<休み>を選ぶと、交替の間に休みを取り入れてユーザーの出番を設けることができます。右端の入力欄は各リアルトラックのボリュームを調整するためのものです。
db調整:各リアルトラックに対してボリュームを調整できます。
パン:各リアルトラックに対するステレオ定位を設定します。
7つのバリエーショントラックを生成
同一リアルトラックを使って、7つの異なるトラックを作成できます。
この機能を使うには、横ツールバー上部にある[+]ボタンのメニューから「リアルトラックを選択>7つのバリエーショントラックを生成」を選択します。
すると、範囲を選択するダイアログが開くので、トラック全体に生成するか、特定範囲に生成するかを決め、【OK】ボタンを押します。(特定範囲に生成する場合は、あらかじめコードシートで範囲を選択しておくと、その範囲が自動的にダイアログに入力されます。)
数秒後にトラックが生成されます。生成されたトラックは、オーディオファイル (.WAV) として \bb\DragDrop に保存されます。
ミキサーウィンドウでは、生成された各トラックのボ リュームやパンなどを調整できます。
リアルドラム
リアルドラムは、スタジオミュージシャンの演奏を録音した数小節分のオーディオデータで構成されています。これらのデータをつなぎ合わせることで、臨場感溢れるトラックが生成されます。
リアルドラム付きスタイル
リアルドラムはスタイルに含まれている場合があります。そのようなスタイルのファイル名の先頭には - が付いています。。
リアルドラム設定
リアルドラムのオプションを設定するには、上部ツールバーの【リアルドラム】ボタンを押し、「リアルドラム設定ダイアログ」を選択するか、[Ctrl]キーを押しながらこのボタンを押します。または、ショートカットキー[R][D][2][Enter]を押します。
リアルドラム機能を有効にする:有効にしないと、リアルドラムを使ってトラックを生成できません。(参考:演奏中に [Ctrl]+[Shift]+[F6]キーを押すと、リアルドラムとMIDIドラムが切り替わるので、違いを比較できます。)
途中でリアルドラムを変えてもよい:有効の場合、マルチスタイル使用に伴うリアルドラムの変更や、現行小節の設定ダイアログで設定したリアルドラムの使用・変更が可能になります。
リアルドラムに適用するリバーブ:リアルドラムには自動的にリバーブが適用されますが、ここでその値を設定できます。
開発者モード:リアルドラムを作成していて、デバッグ情報を見たい場合は有効にします。
同期再生調整:リアルドラムとMIDIドラムの同期再生が実行されていなければ調整します。
ボリューム調整:リアルドラムのボリュームがMIDIドラムと合わなければ調整します。
プッシュのボリューム調整/ショットのボリューム調整:リアルドラムトラックのプッシュやショット/ホールドのボリュームを調整します。(注:リアルトラックのプッシュやブレイクの調整はリアルトラック設定ダイアログで行います。)
MIDIドラムでなくリアルドラムを使用する:使用条件を指定し、スタイルがMIDIドラムを含んでいてもリアルドラムを使うように設定できます。
リアルドラムがなければ他のリアルドラムを使用する:使用すべきリアルドラムが見つからない場合、他のリアルドラムで代用できます。
ブラシかスティックの優先:ブラシかスティックを優先的に使用できます。
特別アーティスト:リアルドラムには、同じ名前でも#1が付いていて、特別アーティストTerry Clarkeが演奏するものがあります。このオプションを使って、Terry Clarkeが演奏するリアルドラムをどの頻度で代用するかを設定します。「常に限定する」は、例えば JazzBrushesSticksをいつでもJazzBrushesSticks#1で代用します。
演奏ごとにバリエーションを適用する:リアルドラムには、ブラシ/スティック、ハイハット/ライドシンバル、パーカッションのみ、など、演奏のバリエーションを持つものがあります。このオプションを有効にした場合、そのようなリアルドラムを使用する際、ツールバーの演奏ボタンを押すと、例えば、ある時はブラシを使う演奏、またある時はスティックを使う演奏が行われます。
右記のリアルドラムを使用する:現行ソングで特定のリアルドラムを使いたければ、このオプションを有効にし、【RD】ボタンを押してリアルドラムを選択します。【消去】ボタンは入力したリアルドラムを消去します。(このオプションはソングの保存オプションダイアログにもあります。)
演奏ごとにバリエーションを適用する:リアルドラムには、ブラシ/スティック、ハイハット/ライドシンバル、パーカッションのみ、など、演奏のバリエーションを持つものがあります。このオプションを有効にした場合、そのようなリアルドラムを使用する際、ツールバーの演奏ボタンを押すと、例えば、ある時はブラシを使う演奏、またある時はスティックを使う演奏が行われます。
別の場所のリアルドラムフォルダを使用する:リアルドラムフォルダを、Band-in-a-Box本体が保存されているフォルダ以外に保存している場合は有効にして、正しいリアルドラムフォルダの場所を入力します。例えば、Band-in-a-BoxのフォルダがC:\bbで、リアルドラムのフォルダがD:\DrumsやF:\bb\Drumsの場合は有効にする必要があります。
インストール:リアルドラムフォルダのWMAファイルを圧縮解凍してWAVファイルを作成します。圧縮解凍すると、ハードディスクの使用領域が増加するため、十分な空き容量があることを確認してください。
アーカイブ:リアルドラムフォルダにアーカイブ(削除)できるようなWAVファイルがないかを調べます。削除できるのは、WAVに圧縮解除されたWMAファイルが残っている場合です。
リアルドラムの選択
リアルドラムを含むスタイルを選択すると、リアルドラムによってトラックが生成されますが、スタイルに含まれているリアルドラムとは別のものを選択したり、リアルドラムを含まないスタイルでもリアルドラムを使ったりできます。これは、マルチピックライブラリ、またはリアルドラムピックダイアログを使って行います。この2つは似ていますが、マルチピックライブラリでは、リアルドラム以外の素材の選択や、トラックの部分的生成などができます。
以下の操作を行うと、リアルドラムピックダイアログ、またはマルチピックライブラリが開きます。どちらが開くかは、編集メニューの「単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く」の設定に応じます。
・横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「リアルドラム」を選択する。
・上部ツールバーの【リアルドラム】ボタンを押し、「リアルドラム」を選択する。
・[R][D][Enter]を押す。
左上部で宛先トラックを選択し、そのトラックに割り当てるトラックを一覧から選択します。
リアルトラックは、オーディオデモで試聴できます。聞きたいリアルトラックをクリックし、【デモ】ボタンを押します。【+】ボタンのメニューにある「ダブルクリックしたらオーディオデモでなくソングで試聴する」が無効になっている場合は、一覧上でリアルトラックをダブルクリックすることで、デモを再生できます。デモは、初期設定ではバンド(選択リアルトラック+他のリアルトラック)が先に再生され、続いてソロ(選択リアルトラックだけ)が再生されます。この順番を逆にしたければ、【+】ボタンのメニューにある「デモボタンを押したらバンドを先に再生する」を無効にします。また、【デモ】ボタンの代わりに、【ソロ】または【バンド】ボタンを使ってデモを再生することもできます。
左上部のフィルター欄を使うと、特定の文字やジャンル、楽器、拍子、リズムのノリなどで一覧を絞り込み表示できます。文字入力欄には、複数の文字をタイプすることもできます。(例 Salsa Conga) EverythingPAKに含まれている単独楽器(タンバリンだけ、コンガだけ、など)を探すには文字入力欄にsingleとタイプします。【#】ボタンを押すと、リズムのノリ、テンポ、動画作成、ドラム譜対応などで一覧の表示を絞り込めます。
一覧は、列の見出しをクリックすることで並べ替えができます。
メモ欄には、一覧で選択されているリアルドラムの特徴などが表示されます。
アーティスト経歴欄には、一覧で選択されているリアルドラムを演奏したアーティストの経歴や実績などが表示されます。
ユーザーメモ欄には、一覧で選択されているリアルドラムに対してメモを追加できます。
バリエーション欄には、名前に^が付いているリアルドラムの場合、バリエーションの内容が表示されます。
【設定】ボタンを押すと、一覧の表示や現行トラックに対するオプションを選択できます。
「MIDIドラムを使用する」が有効の場合、現行ソングではリアルドラムではなくMIDIドラムが使用されます。 |
画面左下にある【設定】ボタンを押すと、リアルドラム設定ダイアログが開きます。
【再構築】ボタンは、C:\bb\Drums フォルダに保存されているリアルドラムを検索して一覧を再構築するためのものです。これは古いバージョンからあるボタンで、普通はマルチピックライブラリかスタイルピックダイアログで素材一覧を構築するため、このボタンを押す必要はありません。
【一覧を保存】ボタンを押すと、表示中の一覧がメモ帳で表示されます。メモ帳の中身をコピーしてエクセルなどに貼り付けることができます。
【試聴】ボタンを押すと、Windows Media Playerが起動し、オーディオデモが再生されます。これは古いバージョンからあるボタンです。オーディオデモの再生は、【デモ】ボタンを使うか、一覧上でリアルドラムをダブルクリックした方が簡単です。
【演奏】ボタンを押すと、選択リアルドラムによってトラックが生成され、演奏されます。他のトラックも生成するには、[Shift]キーを押しながらボタンを押します。
【停止】ボタンは、現行ソングの演奏を停止します。
リアルドラムを選択したら、【適用】、【生成】、【部分生成】のいずれかのボタンを押します。
- 適用:選択したリアルドラムを宛先トラックに適用します。ただし、トラックは生成しません。
- 生成:選択したリアルドラムを宛先トラックに適用すると同時に、トラック全体を生成し、現行位置(コードシートの現行セル)から演奏します。また、[Shift]キーを押しながらこのボタンを押すと、トラック全体が生成され、トラックの最初から演奏されます。
- 部分生成:選択したリアルドラムを使って、トラックの特定範囲を生成します。ボタンを押すと小さなパネルが開くので、範囲を小節単位または小節/拍/ティック単位で指定し、【この範囲に生成】ボタンを押します。
リアルドラムの選択ダイアログ
リアルドラムは、マルチピックライブラリやリアルドラムピックダイアログの他に、シンプルなダイアログでも選択できます。
このダイアログを開くには、横ツールバー上部でドラムトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューから「リアルドラムの選択(シンプルダイアログ)」を選択します。または、[R][D][3][Enter]キーを押します。
ダイアログでは、バリエーション版は個別のリアルドラムとして表示されます。【スタイル:XXXX.STY】ボタンを押すと、現行スタイルに合うリアルドラムが表示されます。【ドラム:XXXX】ボタンを押すと、一覧で選択しているリアルドラムに似ているリアルドラムが表示されます。
マルチドラム
マルチドラムには、複数のリアルドラムやループ、リアルトラック、ユーザートラックなどが組み込まれています。
マルチドラムの選択
横ツールバー上部でドラムトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューから 「マルチドラムを選択>既存マルチドラムを選択」を選ぶと、すでに作成したマルチドラムや付属のマルチドラムを選択できます。
マルチドラムの作成
横ツールバー上部でドラムトラックを選択し、その右にある[+]ボタンのメニューから「マルチドラムを選択>マルチドラムを作成・編集」を選ぶと、現行ソングで使うためのマルチドラムを作成できます。すでにマルチドラムが選択されている場合は、その内容を編集できます。
ダイアログを開いたら、「機能を有効にする」にチェックを入れ、マルチドラムに取り入れる素材を「素材の選択」欄で選択します。そして、「マルチドラムの名前」の欄に名前を英語でタイプし、【OK】ボタンを押します。
dB調整:各素材のボリュームを調整できます。
ソングにエクスポート:現行の選択や設定を現行ソング用の「マルチドラムの作成」ダイアログにコピーします。
ソングからインポート:現行ソングにマルチドラムが存在する場合、その選択や設定を現行スタイル用に取り入れます。(注:【ソングにエクスポート】と【ソングからインポート】のボタンは、スタイ
ルメーカーからダイアログを開いた場合に使えます。)
スタイルにエクスポート:現行の選択や設定を、現行スタイル用のマルチドラムの作成ダイアログにコピーします。
スタイルからインポート:現行スタイルがマルチドラムを含む場合、現行のソングに取り入れることができます。(注:【スタイルにエクスポート】と【スタイルからインポート】のボタンは、スタイルメー
カーからダイアログを開いた場合には使えません。)
ドラムフォルダにエクスポート:現行の選択や設定によるマルチドラムを \bb\Drumsのフォルダに保存します。このフォルダに保存すると、マルチドラムがリアルドラムピックダイアログとマルチドラムの選択ダイアログに表示され、他のリアルドラムと同じように選択できるようになります。
ドラムフォルダにインポート:\bb\Drumsのフォルダに保存されているマルチドラムを読み込みます。
ユーザートラック
リアルトラックは、プロのミュージシャンの演奏を録音したオーディオデータで構成されていますが、ユーザートラックは文字どおり、ユーザー(貴方自身またはユーザー仲間) の演奏を録音したオーディオデータで構成されています。 Band-in-a-BoxやDAWプログラムで楽器の演奏を録音し、簡単な指示に従ってファイルとフォルダを作成すると、ユーザートラックとして扱えます。
ユーザートラックの選択
ユーザートラックは、マルチピックライブラリ、またはユーザートラックの選択ダイアログで選択します。どちらを使ってもかまいませんが、マルチピックライブラリでは、ユーザートラック以外の素材の選択や、一覧の並べ替え、トラックの部分的生成などができます。
以下の操作を行うと、マルチピックライブラリ、またはユーザートラックの選択ダイアログが開きます。どちらが開くかは、編集メニューの「単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く」の設定に応じます。
・ 横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「ユーザートラック」を選択する。
・ 上部ツールバーの【ユーザートラック】ボタンを押す。
どちらを使う場合でも、宛先トラックとそのトラックに割り当てるユーザートラックを選択します。そして、マルチピックライブラリでは【生成】または【部分生成】ボタンを押します。ユーザートラックの選択ダイアログの場合は、【OK】ボタンを押したあとに[F4]キーを押すと、トラック全体が生成されます。
ユーザートラックの作成
下記の手順に従うと、ユーザートラックを作成できます。
1. UserTracksフォルダ(C:\bRealTracks\UserTracks)に新しいフォルダを作り、名前を付けます。(フォルダ名がユーザートラックの名前となります。)
2. そのフォルダにソングファイル(.SGU)を最低一曲保存します。このファイルにはいろんなタイプのいろんなコードを含めるようにしてください。
3. 各ソングファイルと同じ名前のオーディオファイル(.WAVか.WMA)を保存します。オーディオファイルは、対応するソングファイルと同じテンポ、同じコード進行の元で、楽器演奏を収録します。どんなDAWプログラム(Band-in-a-Box、RealBand、Sonar、Pro Tools等)で作成しても構いませんが、最初に2小節のリードインを含めてください。
最も簡単なユーザートラックの作成方法は、付属のテンプレートフォルダを使用することです。このフォルダに保存された1分間のテンプレートソングをBand-in-a-Boxで聞きながら楽器を演奏して録音します。
[手順1. テンプレートを確認] まず、テンプレートフォルダUserTracks Templatesを確認します。このフォルダは普通、C:\bb\RealTracks\UserTracks\UserTracks Templatesに保存されています。もしなければ、http://www.pgmusic.com/usertracks1.htmから.zipファイルをダウンロードしてC:\bb\RealTracks\UserTracks\ に解凍します。そして、このフォルダにソングファイルが保存されていることを確認します。
[手順2. 作成するユーザートラックの名前を決める] テンプレートフォルダのコピーを作り、名前を付けます。名前の規則はありませんが、これがユーザートラックの名前となるため、ジャンルや楽器名を含めると分かりやすくなります。演奏者の名前や演奏の特徴、リズムのノリ、テンポなどを含めるのもよいでしょう。日本語の名前でも問題ありません。
[手順3. Band-in-a-Boxを起動し、ソングファイルを開く] 手順2で作成したフォルダからソングファイルを開きます。ポップ、ロック、カントリーを作成する場合はSong_1m_Pop_1.SGUを、ジャズを作成する場合はSong_1m_Jazz_1.SGUを使います。ファイルを開くと、自動的にスタイルとテンポが設定されますが、作成するユーザートラックに合わせて、スタイルやテンポを変えてください。テンポをそのままにすると全体の長さは約1分、これより遅くすると長くなり、速くすると短くなります。
[手順4. 楽器の演奏を録音] ツールバーの【オーディオ録音】ボタンを押します。オーディオの録音ダイアログが開いたら、【録音開始】ボタンを押し、楽器の演奏を録音します。マイクを使う場合、スピーカーから出るBand-in-a-Box の演奏がマイクを通して録音されてしまわないよう、ヘッドホンを付けてください。エレキギターやエレキベースなどをコンピュータにつないで録音する場合はヘッドホンを付ける必要はありません。録音終了を知らせるダイアログが開いたら、【録音を採用する】ボタンを押します。気に入らなければ、録音をやり直してもかまいません。録音を確定したあとでも、オーディオの録音ダイアログに戻って、パンチイン機能を使って特定範囲をやり直すこともできます。
[手順5. ソングを保存 (.SGUと.WAVファイルを保存)] ツールバーの【上書き保存】ボタンを押すと、ソングが保存されると同時に、同じ名前のオーディオファイルが保存されます。(例えば ジャズトランペット.SGUの場合ジャズトランペット.WAV)両ファイルの名前が同じである限り、名前の付け替えも可能です。
同じフォルダに .SGUと.WAVの組み合わせを複数保存することで、ユーザートラックを磨き上げることができます。
上記の方法で作成したユーザートラックには、限られたコードタイプしか使われていません。例えばポップのテンプレートソングでは、殆どメジャートライアドとマイナートライアドです。このため、ユーザートラックを実際に使う際、ユーザーが入力したEm9のコードはEmで弾かれてしまいます。しかし、さまざまなコードを含むファイルを用意しておくと、Em9のコードをユーザートラックはEm9で弾けます。
また、フォルダに.SGUと.WAVの組み合わせが一組しかない場合、同じフレーズが繰り返される可能性があります。しかし、組み合わせをたくさん用意しておくと、これを阻止できます。利点は他にもたくさんありますが、組み合わせが多いほどより上質なユーザートラックを追及できます。基本的なユーザートラックでは物足りないと思う場合は、組み合わせをたくさん作成してください。
現行小節の設定ダイアログの【ユーザートラック作成の設定】ボタンを押すと、作成中のユーザートラックの詳細を設定できます。ユーザートラックをソングに取り入れる際に特定小節(または特定範囲の小節)のフレーズの扱い方を設定したり、その位置を微調整したりできます。
ユーザートラックに含めない:有効の場合、現行小節のフレーズはユーザートラックから除外され、この部分のフレーズは演奏されません。
エンディングで開始する:有効の場合、現行小節のフレーズはエンディング部分で開始します。
フレーズの始まりとして使わない:有効の場合、現行小節はフレーズの始まりとして使用されません。この小節で前の小節から音が持続していたり音がなかったりする場合に適した設定です。
小節の頭でフレーズを終えない:有効の場合、現行小節の頭ではフレーズが終わりません。前の小節に明確なエンディングがない場合に適した設定です。
同じコードの小節で使う:有効の場合、現行小節のフレーズは、その部分のコードが実際のソングのコードと一致する場合のみ使用されます。つまり、もしこの小節のコードがBなら、Bのコードが入力された小節でこの小節のフレーズが使用されます。
シンプルなフレーズとして使う:有効の場合、現行小節のフレーズはシンプルなフレーズとして見なされ、ソングをシンプルに演奏する場合に優先的に使用されます。
フィル小節として使う:有効の場合、現行小節はフィル小節として見なされ、ソングに取り入れる際、フィルの部分で使われます。
フィル小節の後で使う:有効の場合、現行小節はフィル小節の後の小節として見なされ、ソングに取り入れる際、フィル小節の後で使われます。
奇数/偶数状態が同じなら使う:有効の場合、現行小節のフレーズは、実際のソングにおいて奇数/偶数状態(パートマーカーから数えた小節の数)が同じなら使われます。
一致する限り常に使う:有効の場合、現行小節のフレーズは、実際のソングにおいてコードや他の設定が一致する限り常に使用されます。他のフレーズを上書きします。
一度だけ使う(繰り返し使わない):有効の場合、現行小節のフレーズは、ソングに取り入れる際、一度のみ使用されます。この部分のフレーズがかなり変わっていて、聞くのは一度で十分という場合に適用すると便利です。
マーカー(拍の線上で始まらないフレーズの調整):フレーズが拍の線上できっちり始まらない場合に設定します。フレーズの開始/終了位置を示すマーカーの位置とそのタイプを設定します。1拍目フレーズは小節全体で使われます。プッシュがある場合は最高2拍早く始められます。2拍目か4拍目フレーズは1拍分続き、3拍目フレーズは2拍分続きます。フレーズが拍の線上できっちり始まらない場合はミリ秒単位で調整できます。例えば -50 にすると、フレーズは拍より50ms早い地点で開始します 。
ループ
オーディオループ (自然の音やドラムビート、ギターリフなど) を使ってトラックを生成できます。
ループを含むスタイルを選択すると、ループによってトラックが生成されますが、スタイルに含まれているループとは別のものを選択したり、ループを含まないスタイルでもループを使ったりできます。これは、マルチピックライブラリ、またはリループの選択ダイアログを使って行います。どちらを使ってもかまいませんが、マルチピックライブラリでは、ループ以外の素材の選択や、一覧の並べ替え、トラックの部分的生成などができます。
横ツールバーの【ライブラリ】ボタンの右側を押し、「ループ」を選択すると、ループの選択ダイアログ、またはマルチピックライブラリが開きます。どちらが開くかは、編集メニューの「単独ダイアログでなくマルチピックライブラリを開く」の設定に応じます。
上部ツールバーの【ループ】ボタンを押すと、ループの選択ダイアログが開きます。
どちらを使う場合でも、宛先トラックとそのトラックに割り当てるループを選択します。そして、マルチピックライブラリでは、【生成】または【部分生成】ボタンを押します。ループの選択ダイアログでは、【OK】ボタンを押したあとに[F4]キーを押すと、トラック全体が生成されます。
参考:ループの一覧には、C:\bb\RealTracks\Loops に保存されているオーディオファイルが表示されます。
このフォルダには付属のループ (自然の音やドラムビート、ギターフレーズなど) が1000個以上保存されていますが、インターネットなどで無料配布されているループや、自作のオーディオファイルを追加してもかまいません。
ループの選択ダイアログのオプション
選択なし:選択を解除します。
試聴:再生プレイヤーを開いて、ループの一部を再生します。(一覧上のループをダブルクリックした場合は、再生プレイヤーを開かずにループの試聴ができます。)
名前変更:一覧で選択されているループの名前を変更できます。
複製:一覧で選択されているループの複製を作成できます。元のループには手を加えず、複製した方の設定を変更して変形版を作成できます。
繰り返す:ループを最後まで再生したあと、最初に戻って再生する場合は、有効にします。
巻き戻し地点:自然音の場合、初期設定 (ソング終了後) にします。ドラムビートの場合、指定する地点 (数小節後、コード変更後、パートマーカー変更後など) で巻き戻すことができます。
ボリューム調整:他のトラックとのバランスを取るために、ループの音量を調整できます。
テンポ調整:ドラムビートやギターフレーズなどのループは、実際のテンポと拍子を指定できます。数値が分からなければ0に設定します。付属のループやACIDデータを含むループでは、適切な値が自動入力されます。
移調:自然音の場合、移調は不要です。旋律的なループの場合は、ソングのコードやキーに合わせて移調できます。
タイムベース:指定するタイムベースでループを演奏できます。
bセクションのループ:bセクションに別のループを選択できます。
フォルダを開く:ループが保存されているフォルダを開いて、ループの存在確認や追加をします。
更新:C:\bb\RealTracks\Loopsのフォルダにループを追加・削除した場合、変更を適用するためにボタンを押します。
入手:インターネットブラウザを起動し、無料ループ配布サイトを検索します。自動的に「Free Loops」の文字によって、英語のサイトが検索されます。日本語のサイトを検索するには、「ループ」「無料」「フリー」「効果音」「自然音」などキーワードを使ってください。
オーディオリバーブ
リアルトラック設定ダイアログの「リバーブを適用する」を有効にすると、リアルトラックにリバーブがかかり、ますます臨場感あふれる演奏を楽しめます。
また、その適用度合を指定することもできます。例えば、リバーブの値が40の際に、適用度合を75%にすると、30の値が適用されます。
ミキサーウィンドウでは、トラックごとにリバーブの値を設定できます。
リバーブを全般的に適用するには、「有効(全般)」にチェックを入れます。全般的に適用しても、現行ソングでは適用したくない場合は、「有効(現行ソング)」からチェックを外します。リバーブを適用すると、サウンドに奥行きや広がりが生まれ、臨場感が向上しますが、CPUパワーを消費するため、場合によってはコンピュータの動作が重くなることがあります。
プリディレイとは、リバーブがかかっていない原音からリバーブがかかったエフェクト音が鳴るまでの時間です。0~100ミリ秒の範囲で設定します。
ディケイとは、エフェクト音が減衰していく時間のことです。部屋が広い程、ディケイは長くなります。500~5000ミリ秒の範囲で設定します。
LFとは、低音域ロールオフのことです。リバーブが減衰していくと同時に減衰していく低音域周波を50~500 Hzの範囲で設定します。
HFとは、高音域ロールオフのことです。リバーブが減衰していくと同時に減衰していく高音域周波を1~11 KHzの範囲で設定します。
デンシティとは、リバーブの減衰部分の低域の密度のことです。数値を高くすると、反射音の音量が滑らかに減衰していきます。
レベルの欄では、全体の音量を調整できます。
[小ルーム]ボタンは、小さい部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を低く、デンシティの値を高く設定します。
[中ルーム]ボタンは、中位の部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を小さい部屋に比べて少し高く設定します。
[大ルーム]ボタンは、広い部屋における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を中位に設定します。
[ホール]ボタンは、劇場やコンサート会場等における音響を再現します。プリディレイの値を最大にし、デンシティの値を中位に設定します。
[アリーナ]ボタンは、 競技場等における音響を再現します。プリディレイとディケイの値を最大にし、デンシティの値を低く設定します。
[切り替え “…”] ボタンを使って、現行の設定を変更前の設定(または、ボタンに表示された設定)に切り替えることができます。ボタンを押すと、各パラメータがリセットされますので、元の設定と新しい設定の聞き比べができます。
ダイアログで設定したリバーブのタイプをユーザープリセットとして保存するには、まず、「プリセット名」欄に名前をタイプします。そして、赤い矢印ボタンを押し、保存番号を選びます。確認ダイアログが表示されたら、【はい】と答えます。保存したプリセットは、緑色の矢印ボタンを使って呼び出せます。
